短歌記憶帖4

森の 仲間

1


1


幸せが怖くなるよね真夜中にそう話したばかりだったのに













2


大掃除とめて聞き入るほうき掃き柳枝が洗う窓は青色














3


人々が飯食うために日々通う都市への道に雨が加わる













4


あなたにもいずれ来るわよ老い病情けなくなる負け惜しみかな















5


南国の空海ばかり撮られてるもてなす人の顔はいずこに














6


きっと誰かの最終回そう訴える秋空はただ遠く













7


子供より親が勝手に盛り上がるどこへ誘うの息子初恋















8


あお白とマーブル入るガラス玉星に見立てる子供の世界

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