自己濃度、とも呼ぶべきもの。

年を経るごとに、自分が煮詰まってくる感じがする。

煮詰まる、自分の濃度が濃くなる、という意味で。

これが発散から収束過程の現象なのかも知れないけど。


他人を受け入れられなくなるわけじゃないんだけど、何というか。

抵抗がすごい。

他人を無意識が、異物と認識しているというか。

私の指先の延長線に、貴方の指先が繋がれてる、一体感がない。


逆に、その一体感さえあれば、もう誰でもいい。

誰でも大丈夫。


そんな濃度濃い目の年頃か。

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