突き詰めて考えても、わりと答えなんてない。という結論。

西條寺 サイ

こころの筋力の衰え

今、迷い、しかない。

悩んでるわけでもないのに。


答えがないことを考えているからなのか。

どこに向かってるのか、がわからないならまだしも、

どこに向かいたいかがわからない。


セラピーだ。

セラピーが必要なのだ。

例えば、箱庭療法とか。


何より、何が自分をしてこんな感じにしちゃったのか、知りたい。


変化に対する恐れ。

現状維持は不可能。

時限爆弾は止まらず。

最善なんて存在するのか。

できればより良い方を。

思えば思うほど、自分から遠ざかる。

本能上等。

欲望上等。

考えて考えて考えて考えて振り切れたら、景色はガラッと変わるのか。

拭いきれないのは違和感じゃなく、しっくりこない感。

ダメじゃないんだけど。

座りが悪くて、ややもするとどっかに吹き飛ばれていきそうだ。

わたしの中心はどこにあるのか。

または、どこに行ったのか。

探すべきは、見つけるべきは、何だろう。

見つける目がはたして、今の自分にあるかどうか。

ああそうか。

今、確かなのは、全部が不確かだってことだ。

全部が不確かならいい。

どっかに軸が残ってるなんて幻想に惑わされずに済むから。


この服が似合わなくて安堵する。

欲しがらなくていいから。

この料理が不味くて安堵する。

欲しがらなくていいから。


大切な物にならなくてよかった。

欲しいものが増えないのはいいこと。

自分を意味付けして重くしなくていいのはいいこと。

今は何も持てない時。

こころの筋力は衰えか。

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