ハロウィンの俺たち
Jack-indoorwolf
第1話屋上にて
「……ジェシー、龍之介、アオイ、ラム」
「なにそれ?」
「今まで僕をフッた女たちが飼ってた猫の名前」
さすがにハロウィンの今日は少し
俺が住む
俺たちの間には
俺が重い腰を上げ新しい白ワインのコルクをオープナーで開けた。
「まぁ、飲め」
俺は翔太のグラスにワインをついだ。
「ミナミちゃんは?」
「コスプレして街へ出てった」
「どんな格好?」
「魔女」
「あっ、そう」
俺の彼女はハロウィンをエンジョイしてる。十分すぎるくらい。
あえて複数形にしよう。俺たちは大きな夢と希望を
翔太は翔太で何かにあせっているかのようだった。ある日、俺が
翔太か。こいつはなかなか
一方で翔太は妙に鼻が
たとえば、今飲んでるワインもどこから
翔太はそんな男だ。
俺と翔太が出会ったのは大学入学して間もない事務室。俺が
翔太とはそれ以来の付き合いだ。
そんな翔太がまた女にフラれた。その女が
「彼女、もともと僕の約束を守る気なんてなかったんだよ」
翔太がグラスを
昼食を食べてからだいぶ
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