第21話「月夜に踊る黒銀の翼」


 施設の大部屋で、今日も子供たちが一箇所に集められている。

 彼等には未来がなかった。

 行くあてもないところを浚われ、何処かの研究所に集められた少年少女達。

 どんなに苦しい目に遭っているか、飽きるほど見てきた。

 

 別室から大部屋を見ていた、銀髪の子供。

 その視線は、ひとつの紅の髪に引き寄せられていた。

 『R1-11』。計画の11番目の被験者だという。

 

 銀髪の子供は、その少女を見るのが楽しみだった。

 少女を通して、その子供は『近い未来』を見せてくれる。

 解りあえた少女達と一緒に過ごし、寝食を共にする光景。

 

「……いいな」

 その光景を見せてくれるのは、この場でたった一人だった。

 自身にも、その光景を実現できるビジョンは、ない。

 この場でたった一人、R1-11だけが、近いうちに明るい未来を手にするビジョンを持っていた。

 

「何か見てるようだな」

 銀髪の子供の背後に立つ存在。その子供が成長した姿のひとつであるかのように、瓜二つの顔つきをしていた。

「何度も言うようだが、お前はあくまで僕の『コピー』だ。お前に何が出来るなんてないんだよ」

 せせら笑うその表情。

 それは事実だ。銀髪の子には、現状を打破できるものが何もなかった。そんな状態で己を保つことができるのは―――『希望あるビジョン』あってこそだった。



 Flamberge逆転凱歌 第21話 「月夜に踊る黒銀の翼」



「ただいまー」

『おかえりー』

 孤児院に響き渡る声。あの決闘審判から数日、孤児院ポインセチアには再び平穏な日々が戻っていた。

「おう、おかえり総一」

「ひなさん。どっかお出かけで?」

 中学校から帰宅した総一と擦れ違いかのように、外出しようと靴を履いていたひなたの姿があった。

 薄手の白いシャツにチェックのミニスカート、その姿は真夏日に相応しい、すっかり活発なものになって。

「買い出し。ちょっと足りないモノあって、アルエットの許可もらってきた」

「了解。行ってらっしゃい」

 手を振ってその声に応え、スニーカーを履いて孤児院の外に出るひなた。

 それは、これまでのひなたの動向からは信じられないくらいのものだった。

 

 ひなたの様子を見て、荷物整理の後リビングで一息つく傍ら、ひなたの話をする総一とアルエットはまるで保護者のような絵だった。

「で、どっスかアルエさん」

「どうもなにも。やっぱアレが転機だったのかしらね」

 決闘審判の翌日、再びポインセチアには大量のマスコミが押し寄せていた。

 それの対処に困った際、そのマスコミを掻き分け、事態を知った方々が。

『大変そうね。よかったらこれ、ひなたちゃんにあげてちょうだい』

『あんな人たちに弱み見せちゃ駄目よ。女の子の武器なんだから』

 心配になって訪れたり、その過程でマスコミを押しのけたりといった話があり。

 騒動自体は沈静化したが、それで周囲の目を知ったひなたは、落ち着いた後外に出る決心をした。


「それで、今ではあんなに楽しそうにか」

「あんなに好意的にされちゃね」

 元々ひなたが感じていた心のつかえは、自分という存在が社会に溶け込むことに対しての異物感のようなものだった。

 だが、それだけではない、自分を好意的に見ている人もいることを実感したことが、彼女が前に進むきっかけになった、と。

「そーゆー意味じゃ子供らと同じようなモンか」

「そうやっていっちょまえに言う総一クンも子供なのであった」

「をい」

 突っ込みながらも、二人の雰囲気には柔らかなものがあった。

 なんだかんだで、似たような経験を持った人間が社会に前向きになってくれるのは、とても喜ばしいことだ。

 

 ふいに、二人の携帯端末にメッセージが届く。

「レイフォンさんからだ」

「今日は早めに帰れるって」

 決闘審判でフランベルジュが勝ちを拾ったため、レイフォンが働くにあたっての障害を無視できるようになり、雇用は継続と相成った。

 そもそも、荷物を輸送する作業の際、送り先の相手がレイフォンの人種に難色を示し、クレームをつけられたのが原因の騒動だったようだが。

 今回の結果でクレームがつけられづらくなったことで、また彼の仕事の内容も変わるだろう。その関係で一時的に早上がりになったと推測できる。

「あと予定、レイフォンさんも由希子さんも次の日曜空くか……」

「じゃあこれ、海水浴決定かな?」

 ポインセチア内では、以前から海水浴に行かないかという話が出ていた。

 エルヴィンを形成するきっかけとなった飛来物は、陸を割き海岸から海を引き込むように落下してきた。故にエルヴィンから海まで海路があり、幸い近隣にあった水源からエルヴィン、そしてその海路に水路を引いたことで、水問題が解決した上に海路の使用も可能になる。

 そして娯楽関係の整備の都合があり、元々海水浴場だった近隣の場所も整備され、海路を用いて、海水浴場だった場所がさらに発展したリゾート地へと行くことが可能となっている。

 元々飛来物の落下により壊滅的な被害を受けていた場所だったため、再開発の際にこれも元々の国家ではなくエルヴィン管轄の土地となっている。

 今では元々の国家が管理していた時代より遥かに整備が行き届いているとか。

「そーくんも友達呼んで来たら? 折角夏も真っ盛りだし、カノジョとか呼んでさ」

「俺は別にっつーか受験生だし勉強しなきゃ」

「どうせ子供含めてみんなで行くなら、こんな広いトコで一人に留守番任せるわけにもいきません」

「それはいいんだがアルエさん、カノジョて」

 どうにも渋い顔をする総一。別に遊ぶこと自体はいいのだが、嫌な予感があった。

 アルエットと仲がよく、総一の友人で、カノジョ呼ばわり……心当たりが一件。

「それはあとの、おたのしみー?」

「……はあ」

 頭を抱えた。

 

「でもって、涼さんとかの予定は?」

「ぬかりんなし。ちゃんと空けてもらってる」

 この大所帯での旅行に……今やポインセチアの誇りにもなっている涼を呼ばないわけがなく、予定も空けられるということで無事に参加と相成った。

 現在涼は引き取った子供であるナルミと一緒に過ごしているため、こういったレジャー関係の話も積極的に声はかけていた。

 ただしスケジュールの都合もあって、そうそう何度も行けるものではないが。

 今回は事前に話を振ったおかげか、何とか予定を確保できた。

「なら大丈夫か……ん?」

 納得しかけた総一の脳裏に、一つ引っかかるものがあった。

「……水着、どーすんスか。夏初めての分」

「あっ」

「ぬっかりーん」

 さらなる問題がのしかかることになった。


 ―――――

 ―――

 ――


「わー、すごーい!」

 赤、白、黄色。眼前には、無数の花が広がっていた。

 ここまで広大な花畑を初めて見たナルミは、その光景に圧倒されていた。

 

 都市部に入れられない娯楽施設やその場所に至る道はエルヴィン同様に管理が行き届き、人々が安心してレジャーを楽しめるようになっている。

 研究を行うにあたり大事な娯楽施設、人が住むのに必須な浄水施設などは厳重に守られており、そこから先が無法地帯である『郊外』のラインである。

 此処は浄水施設近くの丘。

 元々宇宙からの飛来物の落下で被害を受け、荒れ果てた場所だったが、『エルヴィン』として開拓されるにあたり、娯楽としての需要を求められ、世界から種々様々な草花が植えられ、丘自体が大きな公園『花の都』に改造された。

 

 丘を少々のぼり、鮮やかな光景を眺めつつ、見晴らしのいい場所まで辿り着いた。

 『花の都』の植物が一望できるだけでなく、その先のエルヴィンの街並みまで一望できる絶景のスポットである。

「おねーちゃん、おっさん、ほらおはなばたけ!」

「ん、そうね」

「おっさんじゃねえって」

 振り返りはしゃぐナルミに声をかける二人は、周囲から浮いているものではなかった。日頃本部に出勤するとき以外は、周囲に緊張を与えることを避けるため私服にしている俊暁は、茶色のダウンベストを着たアウトドアスタイル。

 涼も今日くらいはと、女性用ジーンズに白いシャツといったラフな格好で。こう薄着になれば、シャツの上からでも突き出て形の浮き出るバストが強調される。

「しかしこうしてると、まるで一家みたいだな俺達」

「ぇー」

「何その反応」

「だっておっさんだし」

「あのなあ」

 俊暁の冗談に女性陣から次々帰ってくる、芳しくない反応。

 しかしそれもじゃれあいのようなもので、誰からともなく噴き出す。

 

「……しかしこう。連れてきてよかったな、ここ」

「そうね」

 涼と俊暁が、此処にナルミを連れてきたのにはひとつ理由がある。

 きっかけは先日の決闘審判。

 生体金属ODENと思わしきものがSLG以外にも現れた。

 今までの決闘審判のバランスが再び崩れ出そうとしているという危惧。

 あの戦いをきっかけに、より強く、激しい戦いが待ち受けている。だからこそ、今のタイミングでナルミに余暇を楽しんでもらいたかった。

 

「おっさーん、アイスたべたい!」

 ふらついていたナルミは、アイスの出店に興味を惹かれ、俊暁を引っ張る。

「だーかーらー……スマン、行ってくる」

「じゃあ私ぶどうで」

「りょーかい」

 わちゃわちゃしながら、店舗の前の出店にナルミを連れて行く俊暁。

 その光景に思わず、くす、と微笑みながら。

 

 

「綺麗な花畑だね」

 ―――涼が再び街の光景を見下ろそうとした瞬間、その視界に銀色の髪が映る。

「でも、あれは草木の生えなくなった丘を、人間が人為的に植物を育てた『造られた』緑だ。

 結局人はそうやって、何でも自分の思うままにしようとする。それが植物だろうと、人であろうと」

 涼がその方面を振り向けば、銀の長髪に黒のコート、男性とも女性ともつかない顔つき―――おおよそ、真夏日の格好ではない人物だった。

「……プロトゼロ?」

「カストロ。今はそう呼ばせてる」

 プロトゼロ。

 正式な『型番』を涼は覚えていないが、昔拾われていた組織で、同じような特徴の人間を一人見ていた。

 

 何か、今までとは違うことが起きる。そう思っていた矢先に、予想だにしていない相手と出会った。

 この瞬間、涼の漠然とした不安はへと変わる。

 

「みんな、何だかんだで生きてるのね」

「まばらさ。君やフォーティンは幸運だよ。今はひなただっけ、彼女」

「……知っていたのか?」

「テレビで見た。それ以前に、君の事教えてあげたりしたけど」

 淡々と言葉を交わしていた涼だが、その言葉には鋭く反応した。

 それはまるで……かつてフォーティンだった時、涼にひなたをけしかけたことを公言していると取れるもので。

 

「何が目的?」

「知りたいなら、今日の19時に浄水所に来るといい。そこで話をしよう」

 それだけ言うと、カストロは坂を下り、その場を去っていく。


「おーい、お前の分も買ってき……」

「……おねーちゃん?」

 そこから間を置かず、二人に声をかけられ、ようやくそれなりの時間が経っていたことに気づいた。


 ―――――

 ―――

 ――


「あ゛ーったく……! 今日は非番だっつったろ!」

 数時間後。愚痴を零しながら、荒れ果てた郊外を爆走するライズバスター。

 十数分前、緊急事態のため警察から手の空いている面々に通達が入り、現地に集結するように命令が下った。

「まあ、でも実際落とされると困るところだし……」

「だといってもお前、せっかくの休日に二つ返事とかないだろ。もうちと自分を大事にしろよ」

「とか言って休みたいのは自分でしょう?」

「そうともいう」

 あーだこーだと言い争いながら突っ走る爆走バイク。その後部座席には、今回は涼と、彼女に抱かれたナルミが座っていた。

 いつもは何だかんだで同行している由希子だが、今までが今までだっただけで由希子が今回の事件に同行しなければならない理由も特になく。

 緊急招集ということもあり、連絡してとりあえず借りるだけ借りてきた。

 まだ本格的な商品には至っていないが、こういう緊急の時、物質転送装置は便利なものである。

 連絡・相談というプロセスから、2~3分もあれば即座に転送完了。

 だからこそ軽いフットワークで、負担を背負い込むことにもなるのだが。

 

「ねー、なにするのー?」

「このままだと水が使えなくなっちまうんだ。止めねーと」

 ナルミの疑問に答える俊暁の言葉は、何だかんだ言って真面目な警察官である。

 今回こういう事態に至ったのはそもそも、今回レジャー目的で向かった『花の都』の近くにある浄水施設の近くで不審な反応をキャッチしたからである。

 

 エルヴィンを開拓するにあたり、真っ先に取り組まれたのは水関係。

 近隣に水源こそあったが、先住民の管理がどうだったか問い詰めたくなるような惨事になっていた。

 そこをエルヴィンに集まった技術者や専門業者でどうにか浄水を試み、成功したが故に人々の生活が成り立っている。

 

「おみずとまっちゃうの?」

「ああ。水も飲めないシャワーも使えないトイレも使えない、生活自体が成り立たなくなる。

 要は人間が生活できなくなっちまうんだよ」

 故に、その浄水施設に万一のことがあれば、大惨事は免れない。

 そのため、郊外でありながら浄水施設やその周辺の丘までには厳重な警備が成されている。

 その浄水施設で不穏な流れがあるということは即ち、エルヴィンの住民の生活が脅かされる危機なのである。

「だからこういう時は休日返上せにゃならんわけで……?」

 ふいに話の最中、俊暁の視線がミラーを通して後部座席の涼に向かう。

 まるで心此処に非ず。話に全く入ってこないのがどうにも不思議だった。


「どうした広瀬」

「……今、何時だったっけ」

「しっかりしろよ。えーと……18時56分だな」

「……そう」

 計器画面の中に時刻表示があったため、すぐ時間を見ることができた。

『知りたいなら、今日の19時に浄水所に来るといい。そこで話をしよう』

 その言葉と、今の状況は一致していた。涼にはそれが引っかかっていた。

 何か不穏な動きがあることは間違いない。

 『花の都』を迂回して丘を登った先に、目的の浄水所が存在する―――。



 ―――――

 ―――

 ――



『総員奮起せよ! この浄水所を抑えることで、我々は不法占拠都市に対し、土地を取り戻すための通告が可能になる!』

『了解!』

 襲撃者の士気は高かった。

 夜闇に紛れるダークグレーの装甲、視認が難しい中、ヘッドカメラの黄色が軌道を描く。

 鋼人、そう名付けられた機体は、対峙するオーリンジ社のBMMとは違い、洗練されていないごつごつとしたフォルムをしていた。

 

 だが、この『鋼人』は負けてはいない。

 技術を少しずつ盗み出してではあるが、現在の技術で完成させた戦力である。

 両腕で抱える巨大なガトリングガンが、ギュイイイイ、と回転し火を噴けば、直撃を受けたBMMの装甲はたちまち蜂の巣になる。

 重量を持った実体の斧を叩き付ければ、BMMの片腕は間接諸共吹き飛ぶ。

 

 確かに少しずつ戦力は削られているが、それでも相手を全滅させる方が早い。

 浄水施設に奇襲をかけた鋼人部隊は、BMMに対して高火力で押し切り、次々と護衛部隊を屠っていた。

『いける! これならいけるぞ!』

『我らの故郷はもうすぐだ!』

 襲撃者達は己を鼓舞する意味も兼ね、歓喜の声を上げる。

 

 ―――逆を言えば、それは油断にもつながる。

 

『総員、上空から接近反応が一機!』

『今更一機来たところで、例の赤い死神じゃなきゃどうにでもなる!』

 

 赤い死神。襲撃者にとっては、数か月前のエールフランベルジュの衝撃は凄まじかった。

 合体前の時点で、鋼人のプロトタイプが手も足も出ず、合体された状態では切り札のアーセナルシリーズすら消し炭も残らなかった。

 それ故に、今回は重要拠点である浄水施設を早急に占拠、盾にすることで、誤爆を恐れさせその攻撃性能を封じようという手段に出た。

 予想より増援は早かったが、今回は反応が一機。三機で行動するフランベルジュではないと判断した襲撃者達は、警戒が薄かった。

 

 そして、現れたその影は浄水施設の前に立ちはだかるように、空から降りてきた。

 鋼人と比較しスマートに洗練されたフォルム。腕を組み降り立つその黒き姿の背には、月明かりに照らされる銀色の、刃のような羽があった。

 

『三秒だけ猶予を与える。ここから去れ』

 

 少年とも少女ともつかない声。その中には確かな威圧感がにじみ出ていた。

 そもそも、これまで襲撃者が相手をしていたBMMとは似ても似つかない形状。

 明らかにそれは警戒するべきものだった。

 

『何を狼狽えている! やれ! 施設さえ占拠すればこちらのものだ!』

 だが、襲撃者の指示は攻撃命令だった。

 施設を占拠すれば、フランベルジュの脅威があってなお、施設の存在を盾にエルヴィンに要求を突き付けることができる。

 それに加え、バージョンアップした鋼人の性能から、今のエルヴィンの戦力ならば問題ないと、そう判断していた。

 

『……まあ、知っていたけど』

 その命令からわずか数秒後。

 

 ―――バシュウッ!!

 

 まだ十数機はあった鋼人は、空から現れた無数の光に貫かれ、一機も残さず爆発四散した。

 

『ウォーミングアップにもなりやしない。こんなつまらない想い、君はさせてくれないよね』

 全てが終わった後、エルヴィンの側から急接近する一つの反応。

 黒銀の機体は待ち望んでいたかのように、紅のバイザー状のヘッドアイの中の眼光を光らせていた。

 

「……何だこりゃ。全滅!? いや、一機反応があるぞ!?」

「ひどい……」

 時刻はちょうど19時00分。

 到着したところで俊暁やナルミが声を上げる中、ライズバスターから降りた広瀬涼の目の前には―――黒銀を纏った機体が映っていた。

 

『君なら来てくれるって信じてたよ』

「―――カストロ」

 

 不安から確信に変わっていた感情は、焦燥となって顕れる。

 過ごしていた日常が、音を立てて崩壊していくような―――。



 Flamberge逆転凱歌 第21話 「月夜に踊る黒銀の翼」

                         つづく。

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