永遠の旅

 その馬は何処までも駆けていく

 ある時は風に揺れる草原の中を

 ある時は月照らす夜の山を


 降りしきる雨の中も

 降り積もる雪の中も

 ただひたすら前だけを見て


 その鳥は大空を舞う

 地上の全ての約束から放たれて

 風に乗ってくるくる踊る


 海の中では縦横無尽に魚たち

 大いなる母なる豊かな流れの中で

 それでも僕らよりよっぽど自由だ


 いつか交わした約束を果たす為

 馬は何処までも走り続ける

 それが例え叶わない夢だとしても


 大空をきままに鳥が舞い

 海原を自由に魚が泳げども

 大地では蹄の駆ける音だけが響いてる


 その瞳に希望を灯して

 その背中に夢を乗せて

 その脚に勇気を宿して

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