第5話 その着地点
さて、いよいよこのエッセイも最終回である。最近もう一つのエッセイも終わりにした。何か大きな変化が訪れようとしている前触れか。いよいよ物語は佳境に入ろうとしているのか。今はまだ何とも言えない。
ついに2ndシングルの配信日が決定した。今回は専用のMVも同時にドロップする予定である。力作も力作。僕らの今持てる力を全て結集した。色々な人にも助けていただいた。本当に関わってくれた皆さんに感謝している。ありがとう。
前にも書いたが元々楽曲を配信する際に少しでも拡散力を稼ぎたいと思い始めた小説活動だ。今回の事で僕自身がどう変わっていくか、正直全く解らない。ただ一旦リリースをして動き始めた歯車はそう簡単には止まらないだろう。しばらくは小説を書いている時間もないかもしれない。あるかもしれない。解らない。
僕は小説を書くのが好きだ。いや、好きになってしまった。とても好きになってしまった。素晴らしい事だ。生きているウチに音楽以外でこんなに夢中になれる物を見つけられるなんて思わなかった。僕はとっても幸せ者だ。
かつて高校生の時。音楽の道に進むかどうか迷っていた僕に友達が言った一言を思い出している。
「俺は普通に大学に行くし、就職もする。俺にはそうするしかないけど、お前はやりたい事があってその道に行こうとしてんだろ。成功するかどうかはおいといて、やりたい事があるって時点で、もはや幸せだろ」
僕はその一言で背中を押された。結局、音楽で大成する事は叶わなかったが、今でも音楽が好きだ。心から楽しんでやっている。この先、小説もそうありたいと思っている。
もし小説の道を志そうかどうか悩んでいる人がいて。仮にこれを読んでいたら。僕はその人に言ってあげたい。
ひとまず一生懸命やってみてはどうですか。
と。
別に何かを犠牲にしなくても良い。目一杯考えて要領良く立ち回れば、何も失わずに進める道もある。何かを犠牲にしてまで得る価値のある物なんてない。全ての事には必ず意味がある。捨てなくて良い。諦めなくて良い。だから精一杯頑張ってみてはどうでしょうか。
少なくとも、後悔だけはしない様に。
僕は今生きていて楽しい。
家族。仕事。音楽。友人。そして小説。
全てを抱えて些か重たい時もあるけど、僕はこれで良かったと思っている。欲しい物全てを手に入れる為に四苦八苦する欲張りな人生があっても良いと思う。一切合切全てを抱えて、僕は一生懸命自分なりに生きている。
人生が終わる時に
「あー楽しかった!お腹一杯です!」
と笑える様に。そうやって生きていこうと決めた。それまで精一杯、やっていこうと思う。
ではこのエッセイはここらで終わろうと思う。最後まで読んでくれてありがとう。それではまた。
※僕の所属するユニット、HAMELL(ハーメルン)が2ndシングルを配信する事になりました。
発売日は12月25日です。
タイトルは「NOT REGRET 」
同時にMVもyoutubeを投稿する予定です。
ご興味がありましたら是非覗いてみてください。情報はTwitterやカクヨムの近況ノートにて随時更新していく予定です。
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