第4話 世界の終わり

20××年 その日は突然にやってきた。

「早くっ!!逃げろぉっっ!」

街全体が洪水に流され、建物も全て原型を留めておらず、生き残ったのは地下に取り残された者のみだった。

食糧難は深刻になるばかりで、餓死者が多発した。それでもやっと生活が安定したかのように思えたが、さらなる悲劇が街を襲った。

未確認生物の襲来により、地上に僅かに残されていた資源は壊滅的状態に、更に一部の地域では、地下に備蓄していた食糧までも攫われた。

飢えた人々はやがて争いを始め、生存者は更に減った。

遂に食糧は底をつき、その街は廃墟となった。






「みんなちゃんと石鹸で手を洗ったかなー?ちゃんと洗わないとバイ菌が悪さするからねー。爪の間も綺麗に洗ってねー!洗ったらアルコール除菌しましょうねー」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る