09/18/16:40――小里古宮・確信の踏破者

 己の行動をよく覚えておけ――私、小里古宮こさとふるみやなんてどちらも苗字みたいな名の私には祖父がいたらしく、あまり記憶にはないのだけれど、その年寄りからそんなことを言われて、今でもその言葉を覚えていた。

 自分が何をしていたのか、何をしているのか、これからどうするのか、現在進行形の話を自覚しておけ、とのことらしいけれど、私に言わせれば当たり前のことで、普段の生活で自分の行動が記憶できないだなんて、おかしな話じゃないかと思っている。もちろん中には無意識というか、どうしてこんな行動をしたんだろうと、場当たり的な行為に首を傾げたくなる時もあったりしたけれど、そこはそれ、状況に流されてしまったわけで、理由はともかくも行動そのものを覚えているのは、当たり前のはずだ。

 なのに、どうして祖父はそんなことを言ったのだろうか――そんなふうに悩んでも、もう答えをくれる当人はいない。

 住宅区に私の実家はあるし、移動そのものの時間を短縮してくれるスフィアがあるため、学区の寮で暮らす必要性はさほどないのだけれど、私たちの年代で学区に住まない人はいないし、そもそも実家から離れて暮らすことにも、実家に住む理由すらも、私の中にはなかったのだから、どれもこれも結果論だ――とは、同室のリイディの言葉で、どちらでも構わないから寮を選んだんだ、などと言っていたけれど、じゃあ何がどう違うのかと言われても、べつにそう大差はないのだから、それこそ、大した理由もなく――なんとなく、選んだんだろう。

 まあ、私は深く考えるなんてことが苦手で、どういうことかもわからないので、こういう考えのほとんどがリイディの補足によるものだ。

 一緒に暮らすようになってしばらくして、私は祖父の言葉を問うてみた。いつも、にやにやと笑って――口にも出すけど――いたリイディが急に笑いを引っ込め、どこか重たい瞳で視線を逸らしたのは記憶に残っている。しばらく黙りこんでから、ありがとねえ、などと感謝されるのだから、わけがわからない。混乱が最盛期だ。

 どうであれ、そんな当たり前の言葉に感銘を受けたのは確かだ。それが何なのか、やっぱり私にはわからなかったけれど。

 その日、軽く図書館での業務を手伝ってから自室に戻ると、リビングの一画にある畳を六枚ほど敷いたリイディの固有スペースで、寝転がりながらレッドを打つ当人を発見する。おかえりい、と視線も寄越さずに言った台詞に返答しつつ、まだ化粧を落としていない横顔から、外出する気はあるのだな、などと思う。正晴のところに顔を出すと話しただろうか、などと思いながらお茶の準備をして中央にあるテーブルの椅子を引っ張って座る。

 私はどちらかといえば、リイディの行動に合わせることが多い。化粧にしてもある種の意志表示で、私にしてもリイディにしても、化粧に手間暇はかけず、素材を生かす形で――まだ若いし――やってはいるものの、外出する気が一切ない場合、戻ってすぐに化粧まで落として、下手をすればパジャマ姿だったりするのだ。そういう場合は来客も完全拒否なのである。

 かといって、このまま外出しないこともありうるのだから、リイディの性格というのは未だに掴みきれない。いつも一緒に外出するわけではないが、こういう時は私も部屋着には変えないようにしていた。以前にそれで面倒なことになったからだ。

「ミャア、最近は警備部に顔だしてるかい?」

「んー? 紅音が来てからは行ってないかなあ」

 不定期ではあるが警備部で、追跡、尾行、生存訓練などの座学――あるいはそれに伴う簡単な訓練などを行っており、半ば娯楽として、それらは一般開放されている。あくまでも気分転換の一種、日常へのスパイスのようなもので、私自身は運動が嫌いな類だから鍛えてはいないけれど、情報を得るためもあって、中に入るにはちょうど良い機会ということもそうだし、何よりも私自身がそうした、ここでは役に立たない知識を得ることが面白く感じているため、たまに参加しているのだ。

「あ、そういや紅音が、私たちのやってることは子供の遊びだ、とか言ってたっけ」

「ん?」

 顔を上げもしないリイディに、昼頃に逢ったことを伝える。

 子供の遊び――そもそもの発端はリイディがきた時に、どうして伏見こゆきが責任者としての地位、このエンジシニで一番偉い席に座っているのか、という疑問を解決するために動き出したものだ。正晴は個人的に何か知りたいことがあるようだし、リイディもその影響で管理課と何かしらの繋がりがあるようだけれど、なるほど確かに私は遊び半分で、それほど脅威とも見られてないだろうし、その程度の動きしかしていないが、二人からとやかく文句を言われないところを見るに、それで良いのだろう。

 ――私、このエンジシニで生まれた第二世代である小里古宮にとっては、なんというか当たり前のことであって、常識で、そもそも、なんで疑問を浮かべるのかすらわかっていないのが現状なのだ。遊びと捉えられても間違いではない。

「へえん……遊びねえ」

「って、それだけ? なんかないの、こう、不満とか」

「当事者にとっちゃ真剣でも、他人にとっては遊びさあ。でも……そだねえ、きっとアカにとっては遊びの範疇ってことじゃあないのかい」

「そうかもしれないけどさ」

「遊びだから本気になることもあるさあ。……ん? いつ逢ったんだい?」

「だから、昼くらい。食事にリイディも誘おうかって言ったけど、断られた。部屋に戻るからって」

「そりゃそうさあ、その時間ならたぶん、ミャアに逢う前に、あたしと話してたかんね」

「――は?」

 聞こえなかったかねえ、にやにや、と言われるけれど……いやそんな素振りは全く見せてなかったし、否定――はしていなかったかな? でも、明らかに逢っていない態度だったぞあの男は。どういうことだ。

「まあ……夕方に顔を出すかもってことを、正晴に伝えといてもらったけど、どうする?」

「んー……」

 二つ返事だ。

「え、なに、さっきからなんかしてんの?」

「んぅ、サーバに不具合あってねえ。いやいや、不具合っていうか不調かにゃあ。妙に引っかかりがあってねえ、んー」

「なら研究室でやればいいのに」

「午後からオールチェック入れてメンテしたけどお、あんまり長時間停止させっとユーザーに悪いからねえ。数人に当たったけど、利用者は問題ないらしいんだよねえ……」

「ふうん?」

 私はテーブル上のレッドを引き寄せ、リイディのサーバ上にある掲示板の一つにアクセスし、ざっと閲覧するが問題なさそうだ。内容はまあ、いつも通りくだらないことを延延と会話しているようなもので、読むだけでもそれなりに面白い。

「どんな不具合よ」

「直感みたいなもんさあ――ああもう、デコイ仕掛けて結果待ちだあ。……で、ミャアよ、アカと逢ったんけ?」

「え? ああ、うん、そう言ったじゃない」

「どうだったい」

「会話に緩急があって疲れた……複数人でいれば、そうでもないと思うんだけど、なにあれ」

「押し引きって言うんだぜい。尋問の知識なんかは警備部でやらんかったんか」

「え、あれ尋問の手口なの?」

「動揺を誘うところから弱味を探るのさあ。にやにや」

「でも、威圧とかは感じなかったし、探られてる感じはしなかったわよ」

「必要ないからさあ。……ま、本当はどうだか知らないけどねい」

「わっかんないなあ」

 今まで生活してきて、そんな必要性は皆無であった私にとっては、理解どころか行動すらよくわかっていない。

「そういえばミャアは最初っから、それ言ってたねえ」

 その通り。実は初見の時からずっと、紅音のことはよくわからないのである。もちろんまだ一週間だし、そんなものかもしれないけれど、なんというか違和感があったのだ。これを説明するのは難しく、ちゃんと伝えてはいなかったのだけれど。

「私はリイディより転移者を見てきたんだけど……紅音ってなんかこう、わかんないっていうか、違うっていうかね」

「何が違うか言えるかい」

「うん……なんだろう。慣れてるとか、そういうあたりは後からの疑問だし……」

「適応能力はかなりものだねえ。たった七日で、もうここの住人と変わりないぜ。冗談だろお」

「でもさ、この場所を事前に知ってた――とか?」

「違う。それは〝絶対〟にありえない」

 め――ずら、しい。

 リイディが、絶対なんて強い言葉を使うなんて、私は初めてだ。さすがに驚いてしまうけれど、しかし、それでも使うのならば、本当の意味でそれは絶対なのだろう。

「できるのはせいぜい、予想くらいなもんさね」

「なんかなあ……転移者らしくないと思うんだけど、理由はわかんない。かといって第二世代に似てるとは感じないし」

「その違和感は解決するまで、抱いてたほうがいいねえ」

 それは苦行のようなものだが、忘れずに覚えておくのは私の流儀なので、抱くしかないのだろうけれど。

 やれやれとため息を落とすと、空になったカップが目に入る。二杯目はどうしようかと思ったところで、レッドが着信を告げた。といっても電話連絡は日常的に使われることはなく、大抵はほぼリアルタイムで連絡可能なチャット通知だ。これは最初のメールに添付されているシステムであり、忙しい場合などはチャットを起動せずに、基本的なメールシステムとして扱うのだが、私は差出人を確認してからチャットシステムを立ち上げる。

「ん……ちょっとリイディ」

「なにだよう」

「噂の当人、紅音から。えーっと、今からカジノに顔を出すんだけど、一緒にどうかって。正晴はまだ戻ってないみたいだから、夕食くらいまでの時間で」

「いいねえ、今すぐ行くって伝えておいてくれい」

「オーケイ」

 カジノ前でこちらは二人とも行くと伝えて席を立つと、リイディも伸びをしてから身軽な動作で立ち上がった。研究室に入り浸ってるくせに、こいつは体力があったりするのだから侮れない。というか運動神経の差か? 私は運動音痴ってことか? くそう。

「でも、紅音がカジノねえ……似合わない。っていうか、リイディも同じくらいの時期にカジノとか言ってなかったっけ?」

「あたしは十日を過ぎてからさあ。アカのが早いべ」

 そうだったかなと古い記憶を探るが、そんな気もする。ここまで、それなりに正晴から話を聞いていたものの、やはりリイディの行動と被っている気がした。似ている……のとは、ちょっと違うと思うのだけれど。

 女子寮の廊下に出てから、リイディが作った独自鍵で部屋を閉める。どういうプログラムかなんて、私は知らないし、どう管理課に打診したのかも聞いてはいない。もしかして打診なしで勝手にやってるのかもしれないが、私は知らない振りでいい。

「最近はカジノに顔を出してるんかい」

「たまに知り合いと一緒に行くけど、本当にたまによ。基本的に一人で入って暇潰しするような場所じゃないと思ってるし、なんかこう、怖いじゃない」

「何が怖いのさ」

「いやなんとなく……おっさんの巣窟だし。警備部に知り合いがいるっていっても、私は基本的に部外者だから。それにギャンブルって、あんまり得意じゃないのよね」

 リイディがカジノに通っているなんて話は聞かない。以前に一緒した時は、大きく勝ったわけでも負けそうでもなかったように思う。いわゆる止めどき、引き際を知っているのだろうけれど、私には真似ができない部分だ。

 近くにあるスフィアから商業区へ一気に移動してから、隣のスフィア群の中にあるカジノ直通を選択して移動する。数分もかからない作業で大きな距離を跳躍することが可能なのは、私にとっては当たり前のことだ。

 先に到着した私は左右を見渡してまだ紅音がいないのを確認してから、さすがに通路で立っているのは邪魔になるだろうと考えて、カジノ入り口付近にある待合用のベンチへ移動しようとして、ふと、何気なく、違和感のようなものを覚えて振り返った。

 尾行確認などでは、移動速度を変更したり曲がり角で振り返ることが重要になる――まあ、遊び半分で実践訓練もした私だが、今回はそんなものとは関係なしに、なんとなく、そうしただけのことなのだけれど。

 そこに、紅音は両手を前で組んで立っていた。

 スフィアの出口よりもやや斜め後方、今の私のように出てきた人間は振り返らなくては目視できな位置に、まるで彫像のよう――あるいは人形のようか――立っていて、視線が合うと微笑を浮かべてこちらへきた。

「なにしてんのよ」

「見ての通り、待ってたんだよ?」

 なんてとぼけた返答だろう。ベンチが好きじゃなくて、と付け加えられるものの、リイディに似た性質の笑みを浮かべていては、まったくもって信憑性に欠ける。

「――お、アカや。もうきておったか。うむ、苦しゅうない」

「そっちこそ、僕が連絡してからの行動が早かったね。女性の準備には時間がかかるものだと思っていたけど、まるで外出を予定していて僕がその前に案件を捻じ込んだような――なんて、正晴には古宮の伝言を渡したから、その関係で準備が不要だったんだろうと、そこまで推察して誘ってみたんだけどね」

 私がそのあたりを突っ込もうとしたのに、先回りして自分から行ってしまう。残念だ――が、まさか私の小さな反応から先回りしたなどとは、考えられなかった。

「じゃあ中へ行こう。僕はまだ、どうなってるか知らないし、興味があってね」

「ただのカジノじゃが、面白いぜい」

 あれ、なんかリイディが乗り気だ。

 私たちは揃って中に入るが、クラシックが小音量で流れている綺麗な場所だ。入り口の機械にそれぞれレッドを当てる。私は少しだけ考えて、補充の意味合いで現金をチップに交換しておく。前回来た時に負けていたようで、受け取り口から手に取るチップはやや少ない。

「上限があるみたいだね。仕組みはどうなってるの?」

「いくら勝っても、エクスチェンジの上限までしか持って帰れないのさあ。残りはここで保管って形でねえ。また来た時に使うなら、リアライズしねえ場合もあるさあ」

「なるほどね。ここでは儲けが基本的には出ないって感じになっているわけか……娯楽施設ね、ふうん」

 ぐるりと見渡して、視線が合った警備部の知り合いに軽く手を振っておく。簡単な挨拶だけれど、あくまでも知り合いでしかなくて、無駄話に花を咲かせるような間柄ではない。

「で、紅音は何をするわけ?」

「かなり広いね……麻雀、ポーカー、ルーレット、バカラ、スロット、ブラックジャック。あっちにはバーもあるね」

「酒は出てないわよ。あ、飲食はできるけれど、全部チップでの支払いになるからね」

「通貨自体がこれになるわけか。チップを実物にしているのは、このほうが雰囲気が出るからかな……じゃあ、僕はポーカーにしよう」

「あたしも付き合うぜい」

 そうね、私もそうしておこう。この二人を放置しておくと、なんか大変なことになりそうだし。

「あ――忠告しておくけれど、あまり僕と同席しないほうがいいよ。ま、理由はすぐにわかるけれど」

「慣れてんの?」

「付き合いでやったことがある、くらいなものだよ。好きでも嫌いでもないし、ただ友人がそんなことを言っていたから。てめえと同席なんか二度としねえってさ」

 まだ就業時間が終わっていないためもあるだろう、そこそこ空いていて、ポーカーテーブルは一つしか稼働していない。混んではいないが、さすがに閑散とするほど人がいないこともないのだけれど、ポーカー台には二人が据わっていて、私たちで五人になる。ちなみに六人用の台で、ディーラーは一人だ。

「――って、すぐ座るわね。ルール確認とかは?」

「やってみればわかるよ」

 私、紅音、リイディの順番で座るけれど、座席自体は触れ合うほど近くはない。そもそも、会話を愉しむゲームではないわけで。

「いらっしゃいませ。新規参入三名です。五名様で再開させていただきます」

 ディーラーが確認をとってから開始だ。さて、まずはざっとこのポーカーのルールを説明しておこう。ジョーカーを含まないカードで、基本的に胴元の親と子ではなく、子と子が勝負をする形式だ。

 まず二枚のカードが配布され、二枚のカードが親の手元にオープンする。また、配布されたカードの一枚は表を向いており、全員がそれを確認できる。この状況で最初のベットを行う。

 続いて親の手元に三枚目のオープンカード。それでコールか、賭け金を加算するレイズを行うのだが、実際にはこの時点でフォルド、降りることもできる。ちなみに、四枚目のオープンカードまで同じことの繰り返しなので、同じ作業を二度やることになるか。

 最後にクローズカードがアクティブ、つまり降りていないプレイヤーに配られて、最後のベット。合計で八枚の中から役を作って勝負をするのが、ここのポーカーのルールだ。その内の五枚はオープンカードなので、隠された二枚がネックだ。このあたりの駆け引きが難しい。

 賭け事は押し引きだ――と、頭ではわかっていても、私はよく顔に出るらしく、それもわかっているのだが……まあ、遊びだと割り切ればべつに問題はなく、負けが込んでもそう悔しくはなかった。

 正晴に言わせれば、悔しくねえから強くならないんだ、とのことらしい。あいつ、賭け事なんてしない癖によく言うもんだ。

「……」

 勝負中は友人だからといって、隣の人間と無駄な会話をしないのがルールだ。けれど、私はポーカーどころではなかった。

「コール」

 普段と同じ口調で言う紅音は、手元のカードをめくるのは本当に最後の最後で、視線を落とすこともなく、ましてや誰かのカードを見るのでもなく、肘を立てて掌を組み、その上に顎を乗せた姿勢でずっとディーラーを注視しているのだ。ワンゲームが終わってから、その結果だけは聞くだけ聞いて、カードを表にしてディーラー側へ返すけれど、いくら視界が広いとはいえ、クローズドカードをめくりもせずに掛け金を出すのは、あまりにも異常だ。

 それでも、軽いテンポで十回ほど繰り返す。

 レイズとコールが入り交じり、時にはフォルドもする紅音だが、態度も動作も変わらない。そういう人形じゃないのかと思うほど、表情も微笑を浮かべたままで変化がない。

 十一回、いや十二回目にそれは起きた。

「レイズ」

 その言葉を三度繰り返し、リイディと客の男と紅音の三人勝負になり、フルハウスで圧勝する。全員が出していたチップを総取りした紅音は、次の勝負、最初のカードが配られた時点で。

 やはり、態度になんの変化もなく。

「オールイン」

 馬鹿なことを言いだした。

 ここのルールでは全額賭けをしても、カードは配布される。されるが、途中で降りることなどできない。儲けを出させないシステムから、ベットリミットも設定されていないのだから、手持ち全部を賭けるのも問題にはならないのだが、それにしたって実際にやるか? レイズやコールから除外される形にはなるものの、あまりにも無鉄砲だ。

 だいたい、私は初めてその単語を聞いたよ。現実にあるんだと驚くくらいのことである。

 途中までやって私は降りたが、先ほどの三人は降りずに勝負――だが、相変わらず手元を見ない紅音の役はフォーオブアカインド。台にあったチップをかき集めて。

「オールイン」

 また言いやがった。

 今度はフルハウスでまたまた勝利。降参だ、と私はゲームを止めて席を立った。


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