--/--/--:--――円つみれ・成功報酬
頭の使い過ぎということもあったのか、丸一日を寝て過ごした円つみれが、実際に学園にある部室に顔を出したのはあれから三日後のことになる。
いつものようにサミュエル・白井の珈琲を受け取りながら問えば、二人は翌日からここに来ていたらしい。大した疲労もなかったそうだし、白井の怪我も翌日にはほぼ恢復していたそうだ。慣れているのだろう――つまるところ、ミルエナ・キサラギや白井とは違い、つみれには経験値がないのだ。
連日で面倒がなかったのは良いけれどと口にすれば、あんなことは日常的であっても続くものでもないと、ミルエナの苦笑が返ってくる。まったく、それは何よりだ。
「そうそう、イヅナから連絡貰ったけど、釘は刺したけど一応はこっちの望み通りに落としておいたって」
「そうか……」
「しかしミュウ、何故かばった?」
「端的に言えば、連中の在り方が新鮮だったからだ。四人揃っていることに、俺の知らない部分があって、世話になった」
「……それだけか?」
「ああ、それだけだ」
「なんともまあ――ミュウ、お前馬鹿だろう」
「昔はよく言われた」
「んー、あたしに言わせれば、あの子たちの揃い方のほうが身近なのかな? 利害関係が築かれてるとかだと、かなり面倒だけど」
「俺たちはどうなんだ」
「あたしら? んー、そうね、いろいろとあるけど、理由は個人が所持してる。そして、あたしらはあくまでも、個人的な事情でここにいる。連理先輩もね。絆だとか、利害だとか、まあ繋がりそのものが曖昧なのかもしれないけどさ」
「……そんなものか」
自分のことだからわかんないのかなー、などと思いながら定位置にあるノート型端末を起動する。この時点で既に、三人の中にはいつもの空気が流れていて、既に拉致をめぐる一件は終わったこととして処理されていた。
いつも通りである。
「おっと、そういえばだ、つみれもミュウも鷺城鷺花とは接触したそうだな? どうだ、好感度は稼げたか?」
「知らん」
「と、まあミュウの返答は予想していたが」
「あたしは助言をちょい貰ったくらいかな? 貸し借りができる人じゃなさそうだし、なんかあったの」
「これからあるかもしれん」
「ふうん……鷺花さん、厳しいからなあ。っていうか、ミルエナは逢ったことあんの」
「うむ――ボロクソに言われてプライドを殺されてからは、近くにいるだけで頭を抱えたくなる。まあ、イヅナと違って進行形なのが救いだな」
「イヅナは違うのか?」
「違うとも。ミュウは知らんだろうが、イヅナに巻き込まれると、騙されていたことに気付くのが最後の最後になってからという、酷く落胆するような無様な自分を見ることになる。アレに関わるくらいなら、私は迷わず鷺城を選ぶとも」
義父さん嫌われてんなあとは思うが、口にはしない。今回は一応、杜松の管理狩人であったために打診したけれど、その時の彼はイヅナであるよりも前に、管理狩人だ。プライベイトではないにせよ、直接会話をしたわけでもないし、巻き込まれたわけでもない。
つみれはまだ、イヅナと呼ばれる狩人には、逢ったことがないも同然なのでる。
「なあに、ただの確認だ。そのうちにまた話そう――ん? 入れ」
ここは士官室かよと、頭を掻きながら入ってきたのはエイジェイだった。
「ほう、顧問がまさか、名前だけではなく顔まで出すとはな。ははは、これは参った」
入り口を振り返っていた白井とつみれは、お互いに視線を合わせる。つみれは何故ここへ来たのかを考え――そして、白井は面倒そうに立ち上がった。
「エイジェイ、珈琲は飲むか」
「おう」
畳まれていたパイプ椅子を手にして、適当な位置に座る。誰も居座るな、と言わないのは、話があるからであって、どうであれ会話をするのならば同じく腰を下ろした方が威圧感がなくて済むと、そう判断してのことだとわかっているからだ。
小さな、気遣いである。
白井から珈琲を受け取って一口、ふうんと素っ気ない言葉が漏れた。
「これ、エンスの店じゃ出せねえだろ」
「どんなに上手くてもあそこは酒場だ。ちなみにエイジェイ、今までで美味いと感じた珈琲は?」
「俺らの間じゃ、ベルの珈琲だ」
「――あ、うん、あたし飲んだ。美味かったよ。独自ブレンドかなーとか思ったけど」
「だろ? どういうわけか、再現もできねえ」
「そうか。すまんな」
「いや、構いやしねえよ――っと、閑談しにきたんじゃねえんだ。ほれ円、受け取れ」
放り投げられた、というより、放物線を描かず、むしろ攻撃的とも思える直線で飛来したカードを掴めば、クレジットカードだ。というかミュウ、お前避けただろう。そこは掴むべきじゃないのか。
「それに今回の仕事の報酬が入ってる」
「――え? ちょっと待って、どゆことよ?」
「あー……気付いてなかったのか」
面倒だなあとは思うものの、珈琲の対価として話すのも吝かじゃないかと、エイジェイは苦笑した。
「円が俺に打診したんだろ。今回の一件、本来は俺も関わりを持たねえ――つーか、まあ持ってねえのも同然だが、円から連絡があった際に、お前らの動きを予想した上で、落としどころがどうなるかを推察するのは大した労力が必要ねえ」
「大した労力って……」
「究極的には、失敗か成功かのいずれかだろうな。そういうことではないのか」
「そうじゃねえよミルエナ。成功したらどこに落とすかって推察だ。それで俺は先回りしたわけで――ま、簡単に言っちまえば、俺が非公式依頼所に言って、連中の殺しを請け負ったわけだ。実際、俺の管轄であるお前らが動いてんだから間違いはねえだろ」
「……つまり、俺はエイジェイの代理か」
「そういうこった。ま、成功報酬の半分くれえだぜ」
「それは構わないが、残りの半分はどこへ消えた?」
「ん? ああ、米国での仕事は別口だったからいいとしても、実働としてツラ出した朝霧とイヅナ、運転手として使った田宮にはそれぞれ、残り半分から行動と消費した時間に見合った金額を、あれこれ経由して俺から渡しといた。おっと、俺も一応貰ってるから、今回の件はそれでチャラだ。お前らがとやかく考える必要はねえ」
つまり――残り半分で、綺麗に清算しておいたのだ。理由がどうであれ、金という代価を支払い、負い目を失くしたのである。しかも、支払うのはエイジェイでも、つみれたちでもなく、依頼した側の人間だ。
負い目も引け目もない。そして、受け取り拒否もできない、正当な理由である。
「忘れてた。あいつら、白井を拉致った連中な。一応は作戦の一端を担ってたことにしたんだろ? 支払っておいたからな」
「…………」
「なんだ円、文句あるか?」
「ないっス」
だから気に食わないのだ。なんだこの手際の良さは。
「ところでエイジェイ、依頼の難易度はどうだったんだ」
「あ、ちょっと待って。ついでだからエイジェイさん、狩人の依頼ってどういう流れなのか教えて」
「そうだなあ、今回の依頼に関しちゃ、それなりに明かせることも多いし、いいか。まず、非公式依頼所Rabbitに依頼を出したのが芹沢の社長だ。これはまあ、杜松に限らずってやつでな」
「え、芹沢潰れたじゃん」
「あー……そこらへんの説明は、あとでミルエナに聞いとけ。全部は知らんだろうけどな……実際、依頼料の二割しか芹沢の野郎は負担してねえし、つーか負担できなかったってのが実情だな。まあいいとしてだ、依頼内容から非公式依頼所が確定した難易度はランクC――ちなみにこいつは、単独での難易度設定だ」
「うえ……」
単独(ソロ)。
今回は結果的に釣りをして引きずり出せたものの、軍部との癒着まで見抜けてはいなかったし、これほど大事になるとは思わなかった。これを単独で解決できる狩人が、下から四番目のランクというのは、どうなのだろう。
日本に限っても、ランクCならば百人以上いるはずだ。つみれの義母も、ランクCだったはず。
「とはいってもだ、今回の一件でランクDに落とされたんだけどな。情報が明るみになった結果として、より厳密な判断を下せたわけだ。俺から見ても妥当だな。で、今回は杜松を舞台にして残党が発覚、その時点で依頼を受ける……つーよりかは、情報提供したわけだ。こっちから打診してやって、解決するから処分する人数と、かかる時間、実働人数を換算して、先払いされてた大元の依頼料から、今回の件の依頼料を引き抜いた形になる」
「へえ、ほとんどが非公式依頼所任せになってるんだ」
「そんだけ信頼されてんだよ。日本中どころか、世界中の非公式依頼を統括してるんだからな。まあ、こんなもんでいいだろ」
「うん、あんがと」
つーわけだと、エイジェイは両手を合わせるように叩いた。
「入ってきていいぜ。待たせちまったな」
「うむ」
「……だろうな」
「ああうん、知ってて話を伸ばしてたんだけどね」
三人共に、反応は違ったけれど、わかっていたようで。
扉が開いて入ってきた二人の姿には驚きもしなかった。
男女の二人――籠と、布佐だ。
「――今回の件の配慮、ありがとうございました」
丁寧に、籠は頭を下げる。けれどつみれは肩を竦めた。
「もう終わったことよ。こっちだって、似たようなもんだし」
「似たようなもの――ですか」
「うん、そう。駆け出しってところ。そっちはこれからどうすんの?」
「イヅナさんの手配で、基本から始めることになりました。頼るだけではなく、任せられる間柄になろうと」
ちらりと籠は白井を見るが、当人は素知らぬ振りで背中を向けたまま珈琲を飲んでいる。こういう、俺は関係ない、みたいな態度がつみれは羨ましくもあった。
「――同様に、イヅナさんからも、あなたがたのことを、それなりに聞きました」
「あ、そう……それできたんだ」
「ええ、かなり配慮していただいたことを、教えていただきましたから」
「んー、まあ、お互いお疲れ様ってことでいいじゃない」
「へえ、それで済ますのか。お前、こいつらを巻き込むために出生から何から情報拾って、イヅナに提出しただろ。俺もざっと見たけど、円のレベルじゃ大変だったんじゃねえか?」
「それも勉強。負い目を感じる必要はないし、ここから付き合いをするのかしないかも、あんたら次第」
「……わかりました。これを機会に、私と布佐は学園に入ることになったので、そのご挨拶も兼ねてのことと、受け取っていただければ」
「そうなん? 残りの二人は?」
あいつらは別口だと、布佐は頭を掻きながら口を開いた。
「年齢上大学生らしいが、趣味に合わないとさ。抜けるつもりはねえみたいだが――白井」
「……なんだ」
「俺はあんたに挑みたい」
「十年早い」
「ははは! なんだミュウ、即答か!」
事実を言ったまでだと、白井は視線も向けない。ミルエナからは軽く瞳を瞑っているのさえ見えている。
「確かに、基礎もできていないガキが挑もうなどと、十年早いなんて返答を口にしたくもなるか。うむ、布佐といったか」
「ああ」
「私のことは少尉と呼んで構わんぞ。それはともかくだ、ミュウに挑もうというのだから、体術を仕込みたいんだろう?」
「俺は、そっち向きなんでね……」
「だったら話は早い。十年と言わずとも、三ヶ月もあれば基礎はできる。私が紹介をしてやってもいいが?」
「――してくれ」
「そちらも即答か、結構なことだ。では――そうだな、三日後に沖縄軍基地をノックしろ。私から話を通しておいてやる、名乗れば中に入れてくれるだろう。そこからどこに飛ばされるかは知らんが、三ヶ月の前期教育課程を終わらせれば、基礎はできる。なあに、考える必要はない。荷物も必要ない。躰一つで充分だ」
「わかった。……助かる、世話ンなります」
ぺこりと、小さくだが布佐は頭を下げた。そしてすぐに、扉を開けて出ていく。それを見た籠もまた、頭を一度下げてから続いた。
「……律儀っていうか、なんていうか」
「文字通り命を救われたんだ、謝礼の一つもしたくなろう。もっとも、その命を使ってやろうと思っている辺り、懸命とは言えんがな」
「言えないけど、見込みはある――でしょ」
「うむ」
「米軍も上層部がゴタついてるぜ」
珈琲を飲み終えたエイジェイが立ち上がり、空のカップをテーブルに置いた。
「といっても、下はまだ健在だ。飛ばされる先はサンディエゴだろうぜ」
「はは、そのつもりだとも」
海兵隊の訓練は、非常に苛烈だ。生半可な志など、すぐ折れるし、折ろうとする。それでも、三ヶ月を耐え抜けば、かなりの基礎が作れるだろう。どうなるかまでの責任は取れない。
とはいえ、三ヶ月を終えても二等兵だ。そこから後期教育課程で六か月後に一等兵、そこから更に実戦配備となり――と、まあ兵隊になるのにも時間はかかる。
そんな連中と同類だったミルエナに、連中と対峙して殺してきた白井には、たった三ヶ月では届かない。それこそ、二人が成長しないと仮定したところで、まともに相手ができるようになるのに五年はかかるだろう。
「さて、用事は終わったし俺は行くぜ。まあ、このくらいの仕事なら、いつでもやってくれて構わねえよ。大した労力もかからねえ」
「うっさい。そんなにぽんぽんやってたまるかー」
「なんだ円、疲れてんのか」
「すっごくね!」
「けろっとしてるのが二人いるけどな、ははは。んじゃ、これ以上の面倒は起こすなよ」
望んで起こした事件ではない。それに、つみれは養父の作ったプログラムを走らせていただけだ。
実働の二人とは違う意味でのプレッシャーはあった。何しろ〝使う〟のはつみれなのだ、全ての責任がここにある、という自覚が早い段階で得られてしまったため、慎重に物事を運んだのだ。それこそ、無駄だと一笑してしまうような手も打った。
けれど、無駄であっても結果がここにあるのならば、それで良いのだ。
「さて、疲れているところ悪いがつみれ、相談がある」
「……あによう」
「私が戦闘行為をするに当たって、一つの契約があってな……」
「戦闘? 少尉殿、その姿で戦ったのか」
「短時間だが、そうなる。今ならまだ問題ない、一度手合わせしてみるか?」
「ああ、頼む」
「はいはい、それはいいとして、契約ってなに?」
「うむ――以降の情報は口外しないでくれ、危険だ。私のこの姿は、実存する人物の姿を当人の許可を得て借りているものだ。名をスティーク・ゲヘント・レルド、通称は狂狼。私の師が存命の頃から、外見が一切変わらん化け物だ」
「……聞いたことは、ないな」
「だろうな。戦場で見かけるものの、知っているのはごく一部だけだ。名前だけはそれなりに浸透しているようだが……ま、難しい相手なのだ、これが。そして、私はこの姿で戦闘行為を行うと、それがどういうわけか、彼女に知られる。姿を借りている以上、私は知られてしまった時点で、彼女に逢わなくてはならんのだ」
「逢って、どうすんの?」
「雑談、閑談、世間話、そんなものだ。なんというかな……そう、正月やお盆には実家に帰る感じが近いかもしれん」
「あー……え、なに、つまりそのよくわかんない対象を、探せって?」
「そういうことだ」
珍しく、ミルエナは肩の力を抜いて落胆した様子を見せた。落ち込むというよりも、苦渋の色だ。
「私一人では時間がかかる――が、十日の間に情報を集める。すまんが、お前たち二人にも現地へは付き合ってもらおう。以前に経験した身としては、別視点が欲しくてな」
「しょうがないなあ……責任は持つって言ったの、あたしだし。ミュウもいいよね?」
「ああ、構わない」
「すまんが頼む」
随分と気が重たそうだなあ、と思うが、つみれはこれから非常に苦労することをまだ知らず、ノート型端末の横にあるスロットにカードを差し込む。もちろんネットを切断した上で、いくつかのツールを走らせて防御している。厳密には、半自動的にネットへ接続しようとするウイルスへの対策と、確認記録が残らないよう完全消去するため、これから行うチェックを独立化させるものだ。
「――」
息を飲む、というか目を疑う。表示されたディスプレイから顔を上げて天井をしばらく見てから、改めて見ても変化はない。あってたまるか。
「五百万……」
「む? ああ、報酬か。まあそんなものだろう」
「単位は」
「ラミルなんだけど、これ間違いじゃないわけ?」
「数字が出ている以上、偽りはないはずだ」
「うそん……あたし、こんな大金目にしたこともないんだけど」
「そうなのか? ミュウが二人、私が六人、朝霧が六人を殺害したんだ。全体状況の難易度が低かったとはいえ、こちら側で八人を負担しておいて、日本円にして五千万程度だった、ということだろう? 一人単位で考えれば、随分と安い金額だ」
「……まあ、そうだな。命を賭ける金額には見合わない」
とはいえ、ほぼ報酬もなく、あったとしても兄貴たちに小遣いとして渡される程度しかなかった頃と比較すれば、充分過ぎるかもしれないが、などと白井は思う。
「部費として計上されているだろうから、好きに使えばいい。少尉殿の頼みでも金はいる」
「ぬう……まあ、わかったけどさ」
「では、私は今から動くので、しばらくここへは戻らんだろう」
「え、戻らないんだ。っていうか、ミルエナってここに住んでるんだよね?」
「ははは、この躰の性質上、ほとんど眠りの時間をとらなくても問題ないのでな。そして、私は退屈な時間を好んで身を委ねるタイプだ。場所など、どこでも同じだよ。ともかくだ、情報が集まり次第、手早く動いてとっとと終わらせたい。それまではしばし、休んでいてくれ」
「なにか、使えることがあるなら言え」
「……うむ、そうだな。なあに、本来は私がやらねばならんことだ、実働で頼る以上はこのくらいはせんとな」
「らーじゃ」
いろいろと慌ただしかった日も、これで本当に終わりだ。
もう次が準備されていることに対し、つみれは思うところがなかったわけでもないのだが、これも一つの残務なのだろうと割り切ることにする。
――しかし。
謎というか、問題が残っているのも確かだ。
「つみれ」
「ん?」
「考えるのは任せるが、これからミルエナが動く。連理さんに連絡は必要か……?」
「……あ」
そういえばそうだったと、今回の物語にほとんど関わりがなかった、最後の一人を思い浮かべたつみれは、やや慌てたように携帯端末を取り出した。
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