10/20/13:30――円つみれ・お宅訪問
つみれの住んでいるマンションは三階建てだ。現在の普遍的なマンションは最低でも五回建てになるため、部屋数そのものは少ないが、しかし、周囲の建物よりも頭一つぶんくらいは高い。また、駐車場の敷地面積が倍以上あることから、土地そのものが少ない日本という国の中において、随分と贅沢な使われ方をしているだろう。何しろ土地が少ないから空へと勢力を伸ばす建築社会だ、車を多く停車させたいのならば、駐車場を立体化しようとするものだ。
もちろん、高層ビルと比較すれば高さは劣る。けれど駐車場の広さには、ぽかんと口を開いてしまうほどであり、隅にはガレージも並んでいた。
そして、学園からの距離が比較的近いのである。
「へえ……いいトコ住んでんなあ」
「そうなの? あたし、あんまそういうの、わかんなくて。分譲だとこんくらいじゃない?」
「おいおい、どう考えても一等地だぜ、ここ。なあエル」
「知らん」
相変わらず、むすっとした白井の隣には田宮が笑いながら歩いており、つみれの隣には重そうなカートをごろごろと転がしながら引っ張っている浅間がいる。合流してからはずっとこの配置だ。
「つみれちゃん、一人暮らしだっけ」
「うーん、どっちかっていうと、たまに両親が帰ってくる感じ? 大抵は一人なんだけど」
「ふうん……」
「到着っと――」
まずは入り口の認証パネルに手を当て、網膜スキャンの一秒を待つ。それから正面に向かって声。
「ゲスト登録、三名」
『――登録三名を円つみれより受理します。ゲスト様は二秒ずつ、指紋登録のみお願いします』
「だって。順番にどーぞ」
「え、あ、うん」
浅間、田宮、白井の順番に手を押し付けると、返答はすぐにあった。
『ゲスト様の仮登録が完了しました。退室時に、登録解除のための認証をお忘れなく。――いらっしゃいませ』
二重ガラスの扉が開き、中に足を踏み入れると、後ろが閉まってから続く二枚のガラスが開いた。中に入れば、建物の三分の一ほどを利用した、広いエントランスがある。天井の高さは、もちろん、三階ぶんだ。
「うっわ……! 豪邸みたい!」
「……おい円、さっきの対応、人か?」
「ううん、たぶんAI」
「つってもありゃあ……AI特有の固定対応じゃねえだろ」
「ないかもしんないけど、間違いないと思う。仕組みがどうなってるのかは、まだわかんないけど――あ、うちは一階ね」
左手に通路があるため、そちらに足を向ければ、エントランスのソファの影からひょこっと女性が顔を見せた。どうやら寝転がって休んでいたらしい。つみれの隣室のお姉さんだ。
「――あれえ、珍し。つーちゃんが友達連れてくるなんて初めてじゃない?」
「お姉さん、こんにちは。休憩してたの?」
「そう。さっきまで管理人がいたから、話もしてた。ふうん」
どこか嬉しそうに、彼女は瞳を細める。
「男の子二人に、女の子二人。やるねえ」
「え、なにが」
「ううん、なんでも。そうそうつーちゃん、キャベツ、白菜、大根は植えたから、またお裾分けしてあげるね? 今度は低温に当てて糖度上げるんだ」
「そこまでやるのかあ……うん、その時は是非。じゃあお姉さん、またね」
「はいはい、楽しんでらっしゃいな」
相変わらず何をしているのかよくわからない隣人だが、とりあえず冬に向けて野菜の育成には余念がないらしい。
鍵をあけて中に入れば、ただいまとつみれは声を放つ。相変わらずの癖だ。
「真っ直ぐ行くとリビングだから、そっちで休んでて? 自室から端末持ってくからさ」
「はあい」
三人の背中を見送ったあと、自室に戻ったつみれは、学習机の上にあったノート型端末を持ち、学校用のものも一緒にリビングへ。三人はまだ立ったままだったので、四人がけのソファの前にある大きめのテーブルに端末を置くと、それぞれに座るよう指示した。
「ららさん、ここの通路なら組み立てて設置できる?」
「充分。さくっとやっちゃうよ」
「おっけ。んじゃ、紅茶を淹れるからちょい待ってて」
「――紅茶? 待て、俺がやろう」
「え……と、ミュウって珈琲専門じゃなかったの?」
「親父に仕込まれた、飲料なら大抵はできる」
じゃあと、器具の場所と茶葉を指定すると、手慣れた動作で準備を始めた。その背中を見て、僅かに苦笑しながら戻ると、浅間が狙撃銃を組み立てている。だから二台のノート型端末を起動した。
「リビング、ダイニングキッチン、ほかに部屋が五つ? んでバスルームは別で……結構広いな。俺の家もそれなりだが、使わない部屋の方が多いくらいなのに」
「そう? うちはほら、両親の部屋もあるし、埋まってるけどなあ」
「埋まってんのかよ。円の部屋と、残り二つは物置か?」
「一つはね。もう一つはサーバが置いてあんの。本格的な作業はそこですることにしてるし。田宮さんは狙撃しないの?」
「訓練じゃやってるけど、仕事にはできねえな」
言いながら、ソファに座った田宮は両手を頭の後ろに回し、リラックスした姿勢になった。
「それよか、聞いたぜ。電子戦ができるんだって?」
「ちょっとね。情報処理学科だし」
「そうかあ? 知り合いに聞いた話じゃ、三学年合わせて五本に入るって言ってたぜ。ちょっとってレベルじゃねえだろ。ちなみに俺は、かじってる程度で、さすがにそこまではできねえ。情報屋を頼るくらいだしなあ」
「――そういうこと言うんだ。私らといる時は、言わないくせに」
「情報屋との繋がりか? ははは、まあお前ら相手じゃな……何しろ、朝霧がいる。詰まらんことを言えば、余計なことを言われるのは目に見えてる。それに、エルとプライベイトでこうして逢う機会なんてのは、今までなかったんだ。浮かれてんだよ」
「じゃあ本当に、ミュウとは仕事の関係ってだけ?」
「おう。仕事をしながら、俺が一方的に話して、エルがたまに言葉を返す。そういう付き合いで、それは今もそう変わらないけどな。なあ?」
「――違いない」
ふうん、と言いながら二台の端末を有線で繋ぐ。それぞれにコマンドを入力してアプリを立ち上げる準備を始めると、田宮が前のめりになって覗き込んだ。
「へえ……独自スクリプトか」
「わかる?」
「内容はわかんねえけど、こっちじゃ多いらしいな。俺も何度か見たことがある。個性に合わせるためと、他者に使わせないための手段だろ。専門に言わせりゃ、どうであれ、やることは同じだ――とか、なんとか言ってたな」
「凄い、それ真理かも」
独自にOSを組んで、独自にプログラムを組んで、それを使っていたところで、求める結果は俯瞰してしまえば同じだ。
「受け売りだよ。前に、現役狩人から教えてもらったんだ。その人は足で稼ぐタイプの調査を得意としてたが、そっちもやるって言っててな」
「そういう人と比べられてもなあ……」
「――うし、完成っと」
床を傷つける心配があったため、薄手のタオルを下に敷いた。組み立てられた狙撃銃は大きく、つみれには妙にごつく感じられ、武器としての威圧感よりも、これを使うんだ、という現実が、強く印象に残る。
「L96A3か……」
そこに、紅茶を持った白井が戻ってきた。受け取り、どれどれと飲んでみると、いつもの味がする。つみれが淹れたのと大差がない。
「うーん、あたしが上手なのか、ミュウが上手なのかわかんないけどね」
「及第点か?」
「そんなところ」
「だそうだ。安心して飲め」
それぞれに配り終えた白井は、相変わらず立ったまま、浅間の背後に位置して背中を壁に預けた。その様子に、田宮は相変わらずじゃねえかと揶揄しながら笑う。
「で、何をする」
「シミュレーションシステムを作るだけ。ららさん、このコード、狙撃銃に繋げて? たぶん、照準器の下側くらいにあるはずだけど」
「えっと……あ、うん、ここね」
端末と有線で繋がったのを確認して、まずは狙撃銃側の反応を窺う。どのような内臓プログラムが走っているのか、それがこちらの狙撃制御ソフトと干渉しないかのチェックだ。
「――よし、おっけ。感覚としてはね、射撃ゲームみたいな感じ。こっちの」
左側にある端末を指す。床に伏せた浅間に近い位置のものだ。
「映像を出力するんだけど、えーっと……市街地でいっか。条件はどうしよう……ま、試だし、あたしが適当に入力してみるね。ららさん、使ったことないんだっけ」
「うん、私も初めてかな」
「だよねえ」
「……つみれ、俺が条件を出していいか」
「うん、いいよ」
「市街地、観測地点は三箇所、距離は千ヤード。風速は三メートルから四メートル。射撃位置から標的までの高低差は六メートル」
「ほいほい。湿度は?」
「四十パーセント。気温は二十六度、障害物はなし。弾丸は7.62ミリ通常弾で環境固定。標的は不動、マンターゲットで身長は170」
「んー、と、はいオッケイ。街並みはデータの中から適当に抜いら、ドイツになったけど、あんまし気にしないで」
右側の端末で入力が完了すると、左側には街並みの映像が表示された。再現度はかなり高く、本格的だ。
「CIRE-Mは同期完了。いいよららさん」
「いいよって……」
「――浅間、電子制御が入る場合は、何も考える必要はない。見える標的に対し、中央を確実に重ねて、撃て。それだけのことだ」
「そう……うわっ、照準器に映像投影してんの、これ」
「うん。だから、遊びね? 反動も音もないけど、連動はしてるから」
「へえ――」
ボルトハンドルを引き、浅間は薬室を目で見て、指を入れて弾がないのを確認して戻す。それから伏射姿勢をとると、大きく息を吸って、吐く。
たったそれだけで、浅間の持つ空気が変化し、緊張が伝わってきたつみれは、僅かな驚きと共に口を噤む。
凄いと、思った。集中している。並みの集中ではない――覚悟を持って、酷く重いそれを背負いながらも、決意を下す人間の集中だ。
分岐点を前にして、挑もうとする人間が持つ気配だ――それを、義父から聞いていたつみれは、ここで初めて知ることができた。
そして、かちんと、トリガーが落ちる音がした。
二秒後。
「着弾――あ、膝だ」
「すご……! これ、まるっきり照準器の調整がいらないじゃん!」
「そりゃ制御ソフト入れてんなら、調整いらねえのが理想的だろ。コンディションを任せてんだから。……けどこれ、簡単な練習にはうってつけだろ。なあ円、これって制御ソフトを解除することもできるのか?」
「厳密には解除とは違うけど、補助を消すことはできるかな。一応、そっちの照準器を調整すれば、こっちにデータ反映されるし」
「じゃ、ちょっとそれやらせて!」
「おっけー。じゃあ、同一条件で、射撃制御ソフトのみ解除っと。これで、いわゆる普通の狙撃……に、なるのかな?」
「……ああ。一般的なコンディションだ」
「浅間、まずはゼロインを一発で出せよ」
「やったろうじゃん」
「手前から、左、右、左の順番に、風を読むための紐? みたいなのが出てるよー。それと、コリオリの法則も制御しないから、気をつけてね。現地時刻十五時二十三分」
「千ヤードならそこまで考えなくてもいいんじゃね? どうなんだエル」
「普通なら、な」
浅間はもう返答をせず、射撃に集中している。左の端末は浅間の呼吸に乗るように視界が揺れ、射撃のタイミングで僅かに停止するのが面白かった。
「――よし、いいよ」
照準器の調整を手で行った浅間は、次を狙うために照準器を覗きこんだ――が。
「つみれ、人物の固定を解除しろ」
「ほーい。一般人は黒、ターゲットは赤ね。四十秒の間に必ず、何度か姿を見せるから」
ちなみにこのシミュレーションシステムは、狙撃行為そのものを知らなかったつみれが、どういうものかを端末上で可能な限りの状況に合わせて、狙撃を行う場面を知るために作ったものだ。プログラムのベースこそ義母が組んだものらしいが、制御ソフトを作る前の課題が、これを完成させることだった。
懐かしいプログラムが、こんなところで遊びに役立つ。
――遊びであっても、それは嬉しいことだ。
「そろそろ腕慣らしは済んだだろう」
「うえ? なに白井くん。難易度上げるの?」
「環境固定を解除してくれ。流動で二十分ほど、ターゲットの総数は六人で頼む」
「どっちにする? 各自六人? それとも作戦行動?」
「んなこともできるのかよ……」
「各自六人でいい」
「らーじゃ。じゃあゲーム演出でスタートね」
カウント3から始まり、スタートの文字が画面に表示される。照準器を覗きこんだ浅間もまた、同様の光景を見ており、緊張が走るのを田宮は見てとった。
「はは、熱中してやがる。そういや、円も実用しているのは初めてだって?」
「うんそう……聞いてはいたけど、数値上のものも重要だけど、感覚に頼る部分が結構大きいんだね」
「それも実力のうちだろ。運もな」
だからこそ、電子制御ソフトだ。あくまでも照準器だけを補助する形で、それは人が使う前提である以上、踏み込んではいけない領域なのだろうけれど、しかし。
どこまで、可能なのだろうかと思う。
人の領域そのものを電子制御が奪うことはできずとも、人であるメリットを除外して、デメリットである部分を電子制御のメリットで上書きすることは――できるだろうか。
かちんと、ノート型端末の隅を爪で軽くひっかいた。
今ならば――機材も揃っていて、試せる。
かつては眼前の課題に対して集中していたため、余裕がなかったけれど、今ならある程度、閃きもあるはずだ。
「……どうした、つみれ。気配が変わったな」
「ミュウ……狙撃手の役目は、なに?」
「簡単だ、標的に弾を当てればいい」
「――うし、ちょっと試してみる。田宮さん、これ勝手に操作していいから。とりあえず、数値とか入れれば変更できる表示にしといたし、触ってみればわかると思う」
「お、おう、そりゃいいけどな。お前は?」
「うん、ちょっとあっちの部屋で――遊んでくる。扉は開けておくから、適当に顔出していいから。すぐ済むとは思うけど」
「待て待て、なにするんだ?」
「プログラム組む――田宮さん、興味ある?」
「おう」
「……つみれ、こっちは任せて田宮をつれてけ」
「ん、じゃあお願い。見ててもわかるようなこと、しないけどなあ」
立ち上がったつみれは真っ直ぐサーバルームへ入り、へえと感嘆の吐息を漏らしながらも周囲を鋭い視線で見渡す田宮をあまり気にせず、中央のコンソールに座り、ディスプレイを左右二つだけ点灯させる。
「――いい部屋だぜ」
「あんがと。あたしじゃなく、両親が作ってくれたんだけどね」
「……この際だから言っちまうが、お前に両親がいるってのが意外だ。最初は、てっきり俺の同類かと思ったぜ」
「うん? ってことは、田宮さんも亡くしてる?」
「ああ……なんだ、つーことはあれか、養父母なのか」
「そう、あたしを拾ってくれたの。まあでも、暮らしてる時間が長いから、あんまり気にしたこともないけど」
「――両親の死を探ってんのか」
「わかる?」
「ああ、俺もそうだったからな。ガキだからって隠されると、余計に気になるもんだ。俺にとってそれは狩人になろうとした途中で、円にとっては情報処理技術ってことか」
親近感はわかねえけどなと、田宮は笑う。
「俺の勘が鈍ってねえようで何よりだ。けど、こんだけの部屋を用意してくれたんだ、良い両親だな」
「うーん、というか、義母さんも使ってるから」
「へ?」
「言ってなかったっけ? うちの二人とも、現役狩人」
「――はあ? マジかよ」
「らしいよー。仕事の話とか一切聞かないから、本当かどうか知らないけど……あたしの電子戦は義母さんの仕込みだし……よっと」
「……――演算のコードか?」
「わかる? そう、CIREのコード。再確認ね……」
右側のディスプレイにざらーっと流しつつ読みながら、頭の中に新しいプログラムを構築し始める。
「パッチ……いや、連動させる追加プログラム扱いでいいか」
「何を創るつもりだ?」
「固定砲台。挑戦ってやつかな」
そんなに難しいことじゃないよと言いながら、左右のキーを両手で叩き始めた。みるみるうちに左側に文字列が流れていく。
「CIREの本分は、照準補正よりもむしろ、補正するための環境情報の取得にあるのね。もちろん、取得したのちにそれを照準器に反映させて、狙撃ができなきゃ意味がないんだけど」
「固定砲台ってことは――その情報を取得して、自動射撃にするってことかよ」
「そう。情報はあるから、あとはそう難しくない」
「そうか……?」
「狙撃距離に応じて、まずは着弾までの時間を逆算するっしょ? そしたら、環境情報から弾丸通過時の状況を予測させて、所定の位置にまで届ければいい。もち、理論上のことだから、実際にどうなるかはわからないけど。固定砲台の場合は、あくまでも直線距離で所定場所への被弾が確認できればいいだけだし……頭を振る場合だと、もっと複雑になるけどね」
「そりゃ理屈としちゃそうだけどな、いわゆる環境情報を取り込んで計算――つまり、計算するプログラムを作るんだろ」
「そう、ベースができてるからそう難しいことはないよ」
「いや待てって。いくら環境情報が読み取れても、頭が振れないんじゃ、環境に合わせらんねえだろ」
「わかってるってば。だからこれは、理想と現実の違いが明確になればそれで充分なの」
「動体が照準の中に入ったら当てる、か?」
「うん。さすがにトリガーまで電子制御にすんのは無理だし」
だからすぐ済むよと、つみれは言う。けれどこの場合、邪魔が入らなければ――だ。
りんごーん、と来客を告げる音が響く。にゃろう、と呟いたつみれが言う。
「AI、三番ディスプレイに映像回して」
暗かった三つ目のディスプレイに、玄関の映像が出力された。
「んなっ――」
「義母さんじゃん。AI、ロック解除」
ぱくぱくと口を開きながらも、続く言葉を放てない田宮は、視線をあちこちに彷徨わせる。映像はすぐに消え、玄関が開く音と共に。
「つみれ……あら、お客? まあいっか。つみれ仕事よ! しーごーと!」
「ああもうっ、はいはい!」
しょうがないなあ、と言いながら席を立ったつみれは、口をあけたままの田宮に対し首を傾げながら部屋を出て玄関に向かう。
「友達が三人きてんの。で、なに義母さん」
「この子の手当て――ん? なあに、田宮じゃない」
「ラルさん!?」
「ここでは帯白さんと呼びなさい。――で、これね」
両手で玄関から引っ張った小柄な女性を廊下に転がす。衣類に染みこんだ血液はまだ乾ききっておらず、荒い呼吸だけが繰り返される状況だった。
瀕死である。
それを見て、つみれは。
「らーじゃ」
嫌悪するのでも、忌避するのでもなく、頷いた。
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