10/20/11:30――円つみれ・それぞれの在り方

 狩人に対する蔑称はいくつかある。有名なのは合法的殺人者、あるいは人知外の化け物、といったものだろう。つみれの認識では、身近にありながらも、よくわからない存在だ。

 未知――なのか、それとも無知なのか。

 つみれには嫌悪する理由がない。実害にあったわけでもなし、人を殺す仕事だって、存在していることは知っている。何しろ利権が幅を利かせる世界なのだ、物騒な話だとて存在するだろう。

 ただ、化け物というのは、なるほど、わかりやすい未知の象徴ではないか。

 全部の教科を教え、研究することができる存在なんて馬鹿げている。それこそ、確かめてみたいとも思わないが、空想の産物にも近いものだと一笑したくなるのも頷けるだろう。けれど、それが嘘や冗談でもないのならば、漠然と化け物と呼びたくもなる。

 昼食の時間も近かったため、準備を始めた購買でおばさんたちと世間話をしつつ、おだてるような会話運びをしておいて、きっちり定額で商品を受け取ったつみれは、そのままプレハブ棟に向かった。

 部室――である。

 なんだか最近は足を運ぶのも定番になってきた。といっても、バカンスに行ってからまだ二日くらいなのだから、それほど数は多くないし、男子じゃあるまいし秘密基地という言葉に浮かれることもない。

 まあいいかと思って中に入る。

「ただいまー」

「うむ」

 もうノックはしない。お邪魔します、というのも他人行儀な気がすると少尉が文句を言ったため、挨拶をするなら〝ただいま〟にすることとなった。もっとも、蒼凰連理や白井が素直に従うとは思わないけれど。

 少尉は――不明だ。未知ではない。人となりを知っている、という意味合いであって、それ以上でも以下でもないのだから、実際には未知の領域なのかもしれないが、今のところの関係性では、不明で合っている。

 よくわからない人だけれど、信頼やら信用やらはべつにして、まあこういう人もいるんじゃないかなーくらいには、隣人だ。

「む……? なんだその目は。なるほど、服を脱げという催促だな?」

「一人で脱いでればいいじゃん。っていうか、本当にここに住んでるみたいなんだけど」

「限りなくそれに近しいことは私がよく理解しているとも。どれ、私の不味い珈琲をやろう」

「よろしくー……って、本気で不味いの?」

「ああ、かなりのものだ。覚悟しておけよ」

 ヤな覚悟だなあ、と思いつつも席に座り、既に置いてあった端末を開く。このノート型端末は置き放しにしてしまったが、なんでも少尉が言うに、この部屋のセキュリティはかなりのものらしく、窃盗などありはしないと公言していた。どういう理屈かは知らないが。

 どちらにせよ作業用であるため、最初から盗まれて困るようなデータは入れていない。

「あ、そうか……」

「どうかしたか?」

「丁度いいから、システム変えようかなーって」

 授業用のノート型端末を白井の席で開いておき、起動。それから珈琲を受け取り、湯気が出ていないのを確認して一口、飲み込んでから少尉を睨んだ。

「なにこれ!」

「ははは、だから不味いと言っただろう」

「胸張るな! えー、なにこれ! ちゃんと液体なのに濃いとか薄いとかじゃなく、単純に不味い! 変な淹れ方してんの!?」

「まさか、意図して不味いものを作ってどうする。ミュウが初めてここに足を踏み入れた時は、毒入りを警戒するミュウに見せつけるよう淹れたとも。……む? いや、あれは残っていたのを注いだだけだったか? まあいい、おそらく作業工程そのものに間違いはないはずだ。つまり、私が嫌われているのだろう」

「それ才能だよ……」

「はは、ミュウがくるまで珈琲は待て。これはミュウの仕事だからな、奪ってはいかん」

 言いながら、少尉は小さな菓子のような袋をあけ、そのまま口をつけて中身を吸いだすよう食べている。ちなみに二つ目だ。

「……なんだ、やらんぞ」

「え、自分のは買ってあるけど……そんなんで大丈夫なの?」

「一つで五百キロカロリーは摂取可能なエネルギーバーだぞ? 知らんのか? 行軍糧食もこれにすれば解決するだろうが、いかんせん空腹は満たされんな。まあ慣れたが」

「それ一個五百!?」

「うむ、味もいろいろあって飽きがなくていい。自転車のレースは見ないか? あれはレース中にカロリー摂取をしなくてはならんからな、こうした食品を嗜むわけだ。手ごろでいいだろう。やらんぞ」

「だからいらないってば……」

 そんなに欲しそうな顔をしているんだろうかと首を傾げつつ、鞄から有線コードを取り出して二つの端末を繋いだ。その前に、ざっと内部データで必要なものがないかだけ確認し、それらを授業用に移してから、全システムの消去と構築指示を出す。所要時間は三十分くらいだろう。

 厳密には、現存のOSに対する破壊プログラムを走らせて消去、痕跡を一切削除させておいてから、その上に新しいOSを組み込むかたちだ。いわゆるハードディスクなどをフォーマットさせるやり方に近い。その規模を、OSごとにしてしまうわけだ。

「でも少尉、本当にここで住み込みしてるわけじゃないよね?」

「む? ……う、うむ、そうとも」

「……なんで視線逸らすの」

「なんのことかわからんな、その件に関しましてはのちほど調査を行い返答させてもらおうか。善処する次第である」

「まったく――ん?」

「入れ」

 ノックの音に部屋の主が声をかけると、ゆっくりと扉がスライドされ、浅間ららが姿を見せた。珍しい客人である。ちなみに、浅間が珍しいのではなく、客人が珍しいのだ。

「こんにちはー……あ、本当にいた」

「ららさん」

「やっほー、つみれちゃん。お邪魔する……ん? あれ、白井くんはいないんだ」

「うむ、まだ来てはいない。となればだ、私の不味い珈琲しかないが、飲むか?」

「はあい、いただきます」

「ちょっと待った。……うん、これあたしんだけど、試しにどぞ」

「んー?」

 立ったまま受け取って飲んだ浅間は、そのまま盛大に咽た。その様子に少尉は笑い、つみれは呆れ顔だ。

「なにこれ! え、なにこれ不味い! 今まで食べた不味いものが美味しいって感じるくらい!」

「だよね……あ、席はあたしの対面ねー」

「はいよ」

「しかし――ミュウに用事か? それならば秘書を通したまえ。ちなみに私のことだ」

「ミュウは嫌がると思うけどなあ、それ……」

「ん、まあちょっとね、狙撃のこととか」

「そういえば、ららさんも狙撃するんだっけ」

 するっていうか、やってるっていうかと、微妙な顔をしながら対面に腰をおろし、持っていた袋の中からサンドイッチを取り出す。

「私はどうなのかな……」

「……? ららさんって、一般人に近いと思うんだけどな。――あ、変な意味じゃなくてね? ほら、少尉とかミュウとかとは、まるで違う」

「ああ、うん、まあ、言い方は悪いけど、私のは趣味――に、限りなく近くなっちゃってるから、違うのは確かに、その通りだよ」

「なんで狙撃だったの?」

「うーん、もともと射撃部の部長はやってたし、好きだったのは確かで、軍式訓練も最初は遊び半分、興味本位で参加して――でも、まあ、仲間ってのができちゃったからね。その中で、私ができることは狙撃だった。その結果かな」

「でも――やめられたんじゃないの?」

「途中で? まあ実際に、現場げんじょう入りして仕事をするのは行き過ぎだろうけど……でも、私は案外、仲間外れってのが嫌いだったみたいで」

「あ……そうか、田宮さんか」

「わかる?」

「うん。あの人だけ――違ったから」

「ほう……」

「別物――ではあるんだけど、半端――というか」

 つみれだとて確実なことが言えるわけではない。ただ、なんというか。

「私とは違っていて、朝霧さんに近くて、でも朝霧さんとは違う。なんていうのかな……あたしから見て、ららさんの方が近くて、田宮さんの方が遠い」

「……よくわかるなあ」

「うむ、ある種の技能だろう。ははは、その中で私がどの位置にいるのかも知りたいが、いかんせん、一直線上での比較ではないだろうから、一概には言いきれんか」

「いやあ、なんとなくだし。……むしろ今は、ららさんの前にサンドイッチが五つも並んでいることがすごーく気になる」

「ああこれ? 訓練始めてから、エネルギー不足でめっちゃ食べるようになってさ、体格維持はできてんだけど、食べないと持たなくて。それより、その端末、つみれちゃんの?」

「あーうん、一応は情報処理学科だし」

「電子技術は、うちらの中じゃやっぱ田宮かな……あの子は、大抵のこと、卒なくやるっていうか、オールラウンダーに近いっていうか」

「それでも、つみれほどの技術は持っていないと、私は思うがな」

「そお? あたしなんて、大したことないけど」

 自分より上がいるのは事実だ。それを認めてしまえば、比較するのはいつだって上になる。今この場に留まるだけのために、自分を誤魔化すことなどできない。

「――エイジェイ。〝炎神〟エイジェイって、教員にいるけど、知ってる?」

「うん」

「もちろん、ランクA狩人であることも知っている。なんだ、逢ったのか? あれは正真正銘の化け物だぞ、比較すれば私など小娘だ」

「ぶふっ、にゃはははは! こ、小娘って、にゃはははは! ほら、ららさん、遠慮しないで笑っていいってば!」

「えー、なんか巻き込まれたんだけどー」

「むう……らら、これはどうにかならんか。どうも私の扱いが悪い」

「だから知らないって」

「あー笑った、笑った。いやね? ちょっと話しててさ、うちの学科の課題関係で。二人は狩人に知り合いっている?」

「私は一人かな」

「うむ、私は幾人か知っているが、どうした」

「その人さ、一目見て、狩人だってわかった?」

「えっと……」

「狩人にも種類がある。そして、厄介であり、異質な連中こそ、周囲に溶け込み馴染みやすい。一目でわかるようだと――問題になる場合もあるからな。エイジェイだとて、隠してはいないが、実力そのものは隠している。アレと外で逢ってみろ、怖くて逃げだしたくなるぞ」

「ああ……それ、なんとなく、わかるかも」

「へえ、つみれちゃん、わかるんだ」

「なんとなくだよ?」

 だからこそ――見せたくはないのかと、そう思う。

 いや、外と内とで仮面を使い分けるなど、誰だってやっていることだ。これ以上は当人、つまり両親に訊ねた方がいいだろう。

 そろそろ終わるかなとノート型端末を見ると、残りは既に五分を切っており、構築後の最終チェックに入るところだ。買ってきたクリームパンとコーンサラダを取り出した時点で、黙ったまま白井が入ってきた。浅間の姿に一瞥を投げ、鞄を放り、真っ先に珈琲メーカーへ行ったかと思いきや、残っていた珈琲をすべて捨ててしまう。

 作業中、田宮の予想が当たったかと、小さく言葉を漏らした。

「伝言は一つ、言葉は二つ。俺にあまり関わるな――それと、俺に対して余計なことは言うな、だ。知らんと答えた」

「それも、聞こうと思ってたんだけどなあ。田宮とはどういう知り合いなのって」

「掃除の仕事は二人一組。俺と田宮でセット、それだけだ」

「掃除って?」

「飯が不味くなる話だ……」

 言って、それぞれに珈琲を配って椅子に座り、ようやく。

「なんだ、この端末は」

「あたしの。もうちょいで終わるから」

「そうか……」

「で?」

「物好きだな。――屍体処理の仕事だ。屍体袋を一杯にするだけで、それなりの金が入る。どこの国でも似たようなものがあるが」

「そっか、田宮は確か狩人と知り合ってたっけ」

「そういうことだ」

「でも、ミュウの仕事ってそれだけじゃないんでしょ、確か」

「ああ……狙撃の仕事もたまに入ってくる。たとえば、第一狙撃のフォローとかな」

「え――うそ、じゃあ、私の初仕事の時って」

「残りの始末は俺の仕事だ。もっとも、当時は俺も知らなかったが……もう終わった話だろう、どうでもいい」

「狙撃の時の感覚とか、話をしたいんだけど……」

「当てたいなら電子制御に頼れ」

「――? 電子制御?」

 作業が終わり、白井の前の端末を閉じて鞄に入れたつみれが、おやといった様子で指を頬に当てた。

「それってもしかして、狙撃時の照準補正を行うプログラムのこと?」

「ああ……長距離狙撃に際して利用される」

「確か去年の……ちょい待ってね」

 目の前の端末のテンキーで十二桁の数字を入れ、いくつかタイプを行いながら自宅のサーバにある特定ファイルにのみアクセスしてダウンロード、それから経路封鎖を行ってファイルを展開すれば、つみれが手掛けたプログラムの一覧が表示された。その中から去年のものを表示させ、五十前後あるリストからそれを見つけ出す。

「あった。えっとね、CIREクライルミッションって射撃制御ソフト知らない?」

「いや……俺は使ったことがない」

「あたしも」

 そんな中、うむと頷いて腕を組んだのは少尉だ。

「カスタマイズを前提としながらも、単体で利用可能な射撃制御ソフトだ。ちなみにカスタマイズは自分の〝癖〟をデータとしてインプットすると、それらをソフト側で合わせる、といったことが可能になる部類だな。世界的にも、特に傭兵団などが利用しているらしいことは聞いた覚えがある。連中は存外、新しいものを使いたがるからな。当初は軍部への売り込みを考えていたそうだが、浸透はまだしていないらしい。といっても、使っている狙撃手もいるらしいが」

「へえ――少尉殿は詳しいね」

「なにを言っているらら、私は少尉と呼ばれているのだ。この程度の知識はあるとも。ちなみにつみれ、お前が作ったのか?」

「まさか。――演算部分だけ」

「それって核心部分じゃ……」

「作ったものは全部覚えているのか」

「そうでもないよ。ただ、あれは一ヶ月くらい缶詰状態で、相当大変だったから覚えてただけ。えっと……そうそう、〈白輪の大花パストラルイノセンス〉って狩人の依頼で、あたしは義母さんからの課題として与えられた、まあ仕事なのかな」

「ほう……」

「作ってから、どこかで試したみたいで、改善しろって返されて、それをもう嫌んなるくらい繰り返したんだよねえ……今にしてみれば良い思い出だけどさ」

「名前の意味は?」

「円だからサークルで、つみれの〝れ〟をくっつけて、ミッションは向こうがマスターアップした時点でつけた。理屈はわかるけど、あたしはまだ実際に使ってるところ見たことないんだよねえ……」

「随分と手広くやっているようだな」

「義母さんから課題って形でやらされるんだ。小遣い貰えるし、好きだからやるけど」

 ぱたぱたとキーを打ちながら、やるのは先ほどの解析したセキュリティの復元だ。まずはエイジェイの独自プログラムの理解から。ここでは没頭するわけにはいかないので、流し読みだけれど。

「ららさんは、ミュウに狙撃のこと聞きにきたんだから、答えてあげれば?」

「そうは言うが、答えるようなものがない。俺は狙撃銃に〝共感シンクロ〟して一体化する感覚で狙撃をするだけだ。照準器から見える世界に、弾を放つ。それ以外は特に考えたことはない……ああ、携帯ゲーム機は持っておけ、くらいは言えるか」

「え、なにそれ」

「仕事の待ち時間を有用に使える。本だと栞を挟む手間が面倒だ」

「そんなこと初めて聞いたし……」

「必要な場に、必要な人間が送り込まれるのが日本の仕事だ。言われたことをやればいい」

「――まあ実際のところ、私はその現場を見てはいたがな、言葉に偽りはないぞ。与えられた仕事しかせん態度には、なかなか周囲が戸惑っていたが」

「そんなことは知らん」

 サラダにフォークを刺して食べていると、白井は相変わらずジャムパンを取り出して食べだす。今度はサラダを二つ買って、一つ渡そうと決意しておいた。

「ん――少尉殿、良いものを食ってるな」

「やらんぞ」

「ちっ……」

「もしかしてミュウ、ああいうエネルギー補給食好きなの?」

「手軽にカロリー摂取ができていい。だが単価が高いから、たまにまとめ買いをする以外には手を出さないな」

「またそういう……そういえば、少尉はともかく、ミュウって一人暮らし?」

「ああ……」

「ふうん? ららさんは?」

「私は寮生だから」

「あ、そっか、そう言ってたっけ……ううん、まあいいや。よくわかんないし」

 それよりもと、つみれは話を変える。

「CIRE-Mで遊ぶなら、できるよ? 条件あるけど」

「え、なに、条件は?」

「おおう、食いつくねえららさん。いやね? シミュレートはできるんだけど、実物がないの。あとは、やるなら今からになるけど……」

「やるっ! ちょっと待ってねー」

 携帯端末を取り出して立ち上がった浅間は、そのまま備え付けの洗面台のところまで移動して耳にかけた。

「――あ、田宮、がっこ? サボりじゃないんだ……今から私の得物、取りに行くから。……どこに? ばぁか、学校に行ってどうすんの、田宮の家。鍵? だから空けといて。――無茶でもやるの」

 いや、それはむちゃくちゃだろうと、つみれは苦笑いだ。

「はあ? ……ああ、うん、仕事じゃなくて遊び」

「――何なら田宮さんも一緒していいよ?」

「遊びも本気でやんの。いやいや物騒な話じゃないし、支給弾薬もないから。――えっとね、つみれと遊ぶの。ああもう面倒だなあ、田宮の家で合流して一緒においでよ。そんなら文句ないでしょ。――い・や・だ。正論なんて聞きたくない」

 んじゃお願いねー、などと言って一方的に通話を切った。

「おっけー!」

「話聞いてるだけだと、おっけーに聞こえなかった……あたしだけ?」

「うむ、まあそちらの事情は知らんが、バランスが悪いな。よしミュウ、つみれの護衛として付き合え」

「なんで俺が……お前が行けよ」

「ははは、また無茶を言う。――私はそう、ほかの仕込みに忙しいのでな。言葉を返すようで悪いが、なんで私が、だ。それとも、つみれの都合が悪いか?」

「え? べつにいいけど」

「……わかった、わかった。行けばいいんだろう」

「ん、じゃあいこっか。田宮さんところ先に行こう」

 ぱたんと端末を閉じたつみれは、そういえば知り合いを家に呼ぶのは初めてだったなあ、などと思い、どこかわくわくする気持ちを笑顔で表現しながら立ち上がった。


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