「小柄な詞」

煩先生

 

淡い隠喩は

心を透けて

空の彼方で

神々と逢う


純潔な君が

殺した嘘を

虹の根元で

埋葬したら


古い美文は

泪を舐めて

人の不実で

爛々と咲く


裏腹な僕が

恋した韻を

時の背理で

断絶しても

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「小柄な詞」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ