~大陸主要国家と特徴~

ブリタリオン超大陸の姓名

◆庶民は地球世界の英文化圏の姓名を用いている。


◆貴族階級出身者には『サー(Sir)』『ノーブル(Noble)』の称号が苗字の中に付けられる。


◆貴族の姓名は『名=ノーブル・息子or娘(王子or王女)・オブ・爵位=サー・家名or王族称号=家名』で構成されるのが基本である(中には『名=ノーブル称号=爵位/王族称号=部族姓=姓』、もしくは『名=ノーブル称号=姓=部族姓=爵位/王族称号』のケースも存在する)。


◆一〇〇年以上続く貴族は、名の後ろに『ノーブル・オブ・ペディグリー(Noble of Pedigree)』の称号を付ける事が許可される。


◆独立領邦の主である貴族は、名の後ろに『グランド(もしくはネイション)ノーブル・オブ・地名(領土名)』の称号を付ける事を大陸法で義務付けられている。


◆ブリタリオン大陸の爵位は、ロウォンニダ王国とその同盟国では王家や政府が販売しているケースが多く、誰でも金銭で購入する事が可能であり、貴族=商人/銀行家であると考えていい。その為、他大陸の貴族の様に伝統と血筋を誇る気風は非常に弱く、実力主義的な意識が強い。その為、率先して様々な『下々の行ない』に参加したり、『下賤な振る舞い』である金融業/リサイクル業を営む貴族が多い。ただし、建国の際に功績があったり、王族の血を継ぐ貴族は、他大陸の貴族の様に伝統と血筋を誇る意識が強い。しかし、そういう貴族は、他の金銭で爵位を買った貴族からは『金色のロバ』という蔑称で陰口を叩かれ、馬鹿にされている事が多い。


◆またブリタリオン大陸は立憲制国家が多く、他大陸の王侯貴族と違い、基本的に王侯貴族層が法の下に支配される存在であり、庶民に対して横暴を振るう事が許さず、権限が制限されている場合が多い(権力の寡占化を防ぐ為に王侯貴族同士の婚姻を禁じている国もある)。その為、庶民と隔絶している状態の貴族の数が他大陸と比べると非常に少ない。


◆その為、リベラル指向だったり、特権階級であるがゆえに種々様々な重い責任/義務を課せられる事を嫌った他大陸の王侯貴族が、ブリタリオン大陸に渡ってくる事も多い。

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