月がとっても青いから

海月きが

青森の冬といえば雪。

世界のなかでも県庁所在地の青森市はトップレベルの積雪量だし、

津軽では地吹雪体験なるものがあるくらいだ。


だけど十和田は、そんな青森のなかでも雪の少ない地域。

積もっても平均50センチくらいで、最高でも88センチくらいだったはずだ。


そんな十和田の冬のイメージは夜の光。


官庁街周辺はイルミネーションで飾られる。

現代美術館が出来てからはパワーアップし、美術館の向かいの広場も光の芝生になっている。

個人的にはその広場にある巨大なオブジェ「ゴースト」が青い光の芝生に浮いているようで、とても素敵に思う。


そしてもう一つ、十和田湖周辺で行われる、十和田湖冬物語。

雪灯籠やライトアップイベント、そして冬の花火。


美味しい地元(青森と秋田)の料理やお酒を楽しみながら見ることができる。

ホットワインを私が知ったのは、確かこの場所だったな……。

夜の光の良さがわかるようになった時、自分が少し大人になったような気がした。


透き通った空気と光。

それが十和田の冬。

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