Drug




いくら気持ちのアラームを、


危険の警音に置き換えても。




これ以上、自分の気持ちを…


見ないフリするなんて、

気づかないフリするなんて、



…もう、ムリだよ。





もっと近づきたい…


もっと一緒に居たい…







日曜日。



飲み会に復帰した昨日は…


一生と隼太脅迫のおかげで、ケンくんとは関わる事なく。



それどころか…


今日もそうだけど、今までと違って1人にならないように配慮されてて。



そんな事を仕切れるのは、隼太だけだから…


ほんとは優しくて、それをまだ私にも向けてくれてる事実に…


胸がキュウっとくすぶってる。



だけど。




「ねぇ、奏曲!

誕生会の時の姿、写メとか撮ってる?」


あの時撮っとけば良かった!と今さら後悔。



「自分じゃ撮らねーだろ…

つか、なんでだよ?」


「…

だって、カッコよかったんだもん…」


そうションボリすると。



途端、動揺を浮かべて…


「…っ、オンナってあーゆーの好きだよな!」って、顔を背けた。



他の女のコ達と同じく、ただの面食いになってる状況に…


慌てて話を切り替える!



「ほ、褒めただけでしょ!


それよりさっ、バイクどーかしたのっ?」



送れないのは全然いいし。


昨日の帰りは、同じ方面だから一生のタクシーに便乗したけど…


奏曲までタクシーだったのが、気になった。



「…あ〜、…ダチに貸してんだよ」


「へぇ…

カスタム中かとも思ったんだけど、もうイジる所とかないよねっ。


私もボーナス入ったらカスタム進めよ〜!」


ボーナスと言っても寸志程度だけどね。



「次、どこイジりてんだ?」


「ん〜、フェンダーかなぁ?

塗装したいんだよね!」


「やってやろっか?」



それは神のお言葉のようで…


喜びを再確認!



「出来るのっ!?」


「誰だと思ってんだよ」



奏曲さまっ!!



そーいえば沖田カーサービスの看板に、板金塗装って書いてたよね!



「ただその間…

単車使えねぇけど、どーする?

俺の貸してもいーけど、キック無理だろ?」



SRはキックスタートだから、そのペダルを足で踏み込まないとエンジンがかからない。

これが、けっこうコツがいる。



「ムリだと思うけど…

それ以前に、友達に貸してるんでしょ?」


「っ…、だからっ…

使うなら回収してやるよ」


なぜか焦る奏曲。



結局、セパハンでもある そのSRを乗りこなす自信はないので…


その間はバスやJRで大丈夫な事を告げると。



「最速で仕上げてやるよ」


「…じゃあ私も手伝う!

てゆっか、手伝いたいっ!」


我ながら最高の提案を思い付いた!



奏曲の負担も減るし、

その分早く仕上がるし、

すっごく興味があるし、

奏曲とも一緒に居れ……んんっ!?


そんな私に、微妙な顔が向けられる…



「足手まといみたいな顔しないでよ!」


とそこで、2人っきりの時間は終了。



レディースの所から戻って来てる一生を映して、この話の口止めが耳打ちされた。



ヤキモチ妬くからって理由かな…?


それより耳がヤバいっ…!!





「昨日からずいぶん奏曲に懐いてるよな?


まぁ、当然か…」


今度は一生と2人っきりになって、寂しげに零される。



自分でもその自覚はあるワケで…


しかも一生の気持ちを知ってるだけに、気まずくて苦笑いで誤魔化す。



「…否定しないんだ?


月末、隼兄の誕生会だけど…どーする?」


同じく苦笑いで、さらなる追究。



てゆっか!

すっかり忘れてたけど、もうそんな時期!?



あの事件以来、それどころじゃなくて。


どーしよう…



一生には、まだ予定がつかないって濁して…

頭の中で考える。




実際、冷静に考えてみれば…


飲み会みたいに、"みんなに誘われたから来た"って口実は通用しないし、それで参加するような金額でもない。


だとしたら、ウザく思われるだけかもしれないし…

なんとなく気乗りもしない。


波乱続きだった奏曲の誕生会で、ウンザリきてるのかな…



とはいえ、プレゼントはしたい。

受け取ってくれればだけど…


そこで閃く!




「ねぇ、一生っ?

隼太のプレゼント、本人じゃなくて車屋に贈りたいんだけど!

あったら助かる物って何かな!?」


「あぁ…

コーヒーメーカーなら、最近調子悪くて困ってるけど…


でもなんか、俺得じゃね?」


「いーじゃん!俺得でっ。

一生も得しちゃってよ!」



正しく一石二鳥で、それだ!と即決。

当日、事務所に郵送しようと目論む。





そんな翌日。



奏曲から"いつでも持って来いよ"の連絡を受けて…


さっそく仕事帰りにそのまま、沖田カーサービスに向かった。




「何からやればいいのっ!?」


「ソッコーだな!

しかもヤル気マンマンかよっ」


勝手に塗装を手伝うつもりな私を、呆れ顔で笑う。



だけど「じゃあ取り外して洗浄するぞ?」って、自然に受け入れてくれて…


一緒に作業へと取り掛かった。




それを乾かして、いよいよ塗装!と思いきや…


場所を、細かい作業の施工所でもある休憩所に移して、そこで工業用パッドを渡される。



なにやら、塗料のつきを良くする為に欠かせない作業らしく…

これで旧塗膜を削って、フェンダーを研磨するとゆう。



「じゃあオマエ、フロントやれよ。

俺はリアは担当な?」


不意の言葉に…


ドキッとして、思わず奏曲に目を向けた。



「んん?


…っ!てめーじゃねーよっ!」


「わっ、わかってるよっ!」



リアフェンダーの事だと分かってても、初めて呼び捨てされたみたいで…


何故だかやたら反応した。





作業途中、買って来てくれたお弁当での晩ごはんを挟んで。



「色はどーする?」


「えっとね、白ベースにタンク色のラインを入れたいんだけど…」


そんな会話をしながら…


この地味で単調で疲れる、延々と続く粉まみれの作業を繰り返す。



慣れているのか奏曲は苦にした様子もなく、むしろどこか楽しそうに進めてる。



だけど私は…


昨日も遅くまで飲んでたワケだし、

今日は祝日で仕事も忙しかったし。


それは言い訳と言われても…


眠くなってきた。



徐々に会話も減って、うつらうつらしてると…



「ヘタな傷入ったら面倒くせぇから、ソファで休んでろよ」


その有難いお言葉を受けて…


眠気に流されるまま、素直に甘えた。







何時頃か…

途中でふと目を覚ますと…


奏曲はまだ、ひたすらその作業を続けてて。



自分のバイクだし、しかも自ら手伝うって公言した手前、起きなきゃ!


とは思うものの…

まだ眠くて、ただぼんやりそれを眺めた。



ふと、気付いた奏曲が…



「寝てろよ。つか、寒ィか?」


そう声掛ける。



いつの間にか掛けられてた毛布をぎゅっとして、首を横に振ったら…


"寝てていいよ"を示すように、すごく優しい瞳で頷きを返して、作業に戻る奏曲。



胸をじんわり締め続けられながら…


その優しさに浸るように、再び瞼を閉じた。







起きた時には、もう朝の7時で!


研磨作業が終わった様子の奏曲は…

壁の角に身体を預けて、力尽きたように眠ってた。


その綺麗な顔には、私の所為で受けた傷がまだ残ってて…



そんな奏曲に、愛しさが込み上げてくる。




今さらだけど多分冷え切ってるその身体に、慌てて使ってた毛布を掛けると。


それで目を覚ました奏曲が…


思いっきりクシャミをして、うずくまる。



「っ、大丈夫っ?」と心配するも、

大丈夫を示すパーの手を向けられて…



「…ワリ、仕事大丈夫か?」


逆にこの状況を心配される始末。



「今日は休みだよっ、

むしろ自分の心配してよっ…!


あんま寝てない、よね?

もしかして、風邪もひいちゃった…?」


「よゆー。10代ナメんな」



悪かったねぇ!20代でっ!


でも。



「なんか、ごめんね?

大した手伝い出来なくて…」


「もともと期待してねぇよ。

とりあえず一通り終わったから、仕事の合間見てプライマーとサフはやっとくな」



なんだかよくわからないけど、頷きながらも…


最初のひと言、失礼じゃないっ!?



「で、今日はまたソレに研磨かけるぞ?」


「っ、また研磨ぁ!?」


思わず出た拒否反応。


全然進んでないような状況に、若干めんどくさくなる。



「ぶはっ!

いーよ、あとは任せろよっ」


だけど、そう笑われて…


ちょっと悔しいし。

なにより、疲れてるはずの奏曲1人に任せておけない。



火曜日の今日は車屋も休みだし、ゆっくり休養を取って…


今度こそ役割を果たすゾっ!




「行くぞ?」


意気込んでた所に、粉を叩いた奏曲が…



強制的に営業車で送ってくれて。


なんだかほんとに足手まといな気がして来た。







「うわ、可愛い!猫がいるよっ!?」


終業後の沖田カーサービスを訪れると、休憩所前に子猫が丸まってた。



「あー、たまにこの辺ウロついてんだよ。

つかオマエ、結局来たんだな?」


「あっ!欠伸した!

てゆっか、寒くないのかな!?」


「聞けよ、てめ…

ヤル気あんのか?」


そんな感じで、ジャレ気味に皮切られた本日の作業。



意気込みを新たに、渡されたスポンジ研磨材をしっかり滑らせてると…


前回ほど力や段階を要さないとゆう事も手伝って、意外とスムーズに次の作業へと進んだ。




でもその前に一旦、晩ごはんタイム。


昨日は強引に奢ってもらったから…

今日は奏曲が好きだと言ってたチキン南蛮を作って来た。



差し出したそれに…


「っ、マジかよ!?


つかフざけんなよオマエ…

うわ、ガチでヤバイ」


意味不明に喜ぶ姿と。



口にしたそれに…


「うっま!」って無邪気に笑う姿を見て。


毎日でも作ってあげたくなる!





そうして次の作業、養生へ。


ベースとラインの2色それぞれが、塗装面以外に付着しないように、シートやテープで防ぐらしい。


曲線だから、これが結構面倒くさい…



その手解きをしながら慎重に施工する奏曲の手が、目に映る。



「手荒れ、辛そうだね…大丈夫?」


「あー、寒くなってきたからな。

けど冬はこんなもんじゃねーし…

ま、仕事柄しょーがねぇよ。


つか…引くか?」


少し引っ込めるように、その手を下げた。



「え、なんでっ?全然っ!

仕事頑張ってる証拠でしょ!?

後でハンドクリーム塗ってあげるっ!」


慌ててしたフォローに…



衝撃的を思わせる表情をして、途端!


スクっと立ち上がって、入口のガラス戸に進むと…



「可愛いんだよ!いちいち!オマエわ!」



その袂で入りたそうにしてる子猫に向かって、吐き出す奏曲。



一瞬、キョトンとしながらも…



猫、そんな好きだったんだ?


そう思って話題に乗っかる。



「なになにっ?何したのっ?どんな動き!?」


「…っ、うっせーよ!バーカ!

さっさと作業しろよ!」


「っ!

そっちがなッ!」


相変わらずなこの男に、軽くカチンしつつも…


楽しい。




それから集中モードに切り替えて…


なんとか終わらせた養生作業。



約束通りハンドクリームを、マッサージするようにその手に塗り込む。




滑らかに重なる、肌とお互いの熱に…

なんだかヘンな気持ちになって来て…


それは奏曲も同じなのか、微妙な空気が流れる。




ヤバい…無駄にエロい…




自分でやっときながら、だんだん耐えられなくなって…


その矢先。



「もーいーって!!オマエ変態か!?」


無下に振り払われる。



なにこの善意が仇となってる感じ…


勝手に痴女扱いな状況に…傷つく。




そこで今日の作業は終了で。


明日と明後日は私が遅番な上に、本塗りは任せられないらしく…


1番楽しみだった作業は奏曲にお願いする形で、手伝いの幕も閉じた。





強制送りの車内。


楽しかったこの2日間を思って…



なんだかやけに、寂しくなった。







そして金曜の今日、仕事はまた休みで…


奏曲から塗装完了の連絡を受けて、その終業頃に向かう予定に。



それまでは、久しぶりの事務所掃除へ。




「あれ、バイクは?どーやって来たんだ?」


「えっ…、バスだけど…

えと、…私も友達に貸しててさ!」



塗装依頼の件は口止め事項につき、

とっさに奏曲の状況をパクる。



「そこまでして来なくていーのにっ!

つぅか"私も"って、他にもいたっけ?」


そう笑う一生。



確かに最近は来れなかったけど…

でも私にとっては、もう自分の仕事に感じてる。



「他にもって、奏曲もでしょ?

タクシーで帰ってたの、知ってるよね?」


「あぁ、それは俺がストップかけたんだ。


まだ身体が万全じゃねぇから、しばらくバイクはやめとけって」


それは聞き捨てならない内容で…


なのに慌てて一生に聞き返すも上手くかわされて、それ以上詳しい事は聞き出せなかった。




だけど、身体が万全じゃないのは…


間違いなく私の所為で。



きっと奏曲も一生も私が落ち込まないように、それを隠してて。


バイクを貸してるってゆうのも、その為の嘘なんだと思った。



塗装の事、口止めしたのも…


一生がヤキモチ妬くからじゃなくて、

余計な心配かけない為なんだろうし。



もしかしたら喜んでる私を待たせない為にも…

塗装までストップかけられないようにしてたのかも。




私はいつでも良かったのに…

無理して今する必要なんかなかったのに!


身体の事隠したいなら適当な嘘で誤魔化して、塗装を先延ばしすればいいだけでしょ!?



なんでいつも…

自己犠牲で助けてくれるの…?


奏曲の方が、よっぽどお世話ロボットじゃん!



誰にも執着なんかしないクセに…




久しぶりの掃除なのに全然身が入らないまま…


時間を迎えて。

悶々とした気持ちでカーサービスを訪れた。



だけど。



すでに休憩所の前に用意されてる、

完璧なまでに仕上げられた愛車を映して…


心が感激に奪われる!




「イイ感じだろ?」


工場から出て来た奏曲が声かける。



「うんっっ!理想通りっ!本物みたい!!

すごーい奏曲っ!プロみたい!!」


「ヤ、本物のイミわかんねぇし…

一応、プロだけどな」



興奮冷めやらぬ所で。


何かの途中だったのか、奏曲は工場に呼び戻されて…


「中、入っとけよ」って休憩所を示して去って行った。




だけど私はエストレヤに見惚れて。

暫しうっとり眺めてると…


帰り際の作業員に声掛けられる。



「いい出来でしょ?

アイツ、めちゃくちゃ頑張ってたからね〜」


「はいっ!とっても!感動的です!!」


後引くハイテンションで応えるも。



「ハハ…

でもまぁ、あばらヤってるからあんま無理させないでね〜」


去りながら落とされた言葉に…



ショックが走る!







休憩所で佇む、その最中…


クシャミをして、うずくまってた奏曲を思い出す。



それってヒビ?

もしかして骨折!?



いつもバカバカって…

バカなのはどっちよ!


ずっとそんな身体で、私の為に…




もうっ、なんなのこの人!


胸が苦しくて、苦しくて…

もう涙が崩れ落ちそうだよ…!




ー「泣かすために守ったんじゃねぇよ…

オマエは笑顔で居ろよ」ー


不意に頭を掠めた言葉。



そうだったね…


わかったよ、奏曲。





「ワリ、待たせたな?」


「んーん。

ねぇ、奏曲…


塗装、ありがとう。

すっ…ごく、嬉しいよっ!」


心の限りが伝わるように…

飛びっきりの笑顔を向けた。



奏曲は一瞬、大きくした瞳で固まって…


「バーカ」って、

同じくすごく嬉しそうにほころんだ。




「それでね?

やっぱり、施工代はちゃんと支払いたいんだけど…」


「…あァ?

フざけんなよ、俺がやるっつったんだろ?」


途端、不機嫌な顔になる。



「…っ、そーなんだけど…


ちょっと手伝っただけでも、こんな大変な作業だとは思わなかったし。


それにこの仕上がりは、タダでして貰えるような価値じゃないよ!」


「金出すならやんねかったよ!

オマエ、ダチの気持ちムダにする気か!?」



「そーじゃ、ないけど…


じゃあさ、代わりに何か出来ないかな?

私も奏曲の役に立ちたいよっ」


「しつけぇな!なんもねーよっ!」



「ひどっ、そんな役立たず?


何かあるでしょ!なんでも言ってよ!?」


収まらない気持ちをぶつけるように、その左腕にしがみつくと!



「くっつくな!気遣うな!つか、逆にうぜえ!」


暴言と共に振り払われて…



撃沈する。




こんなに助けてくれる奏曲に対して、

あまりの無力さと…

拒否されたショックで…


抑えてた涙まで甦ってきた。




「ごめん…


だけど私だって、奏曲の事喜ばせたいよ…」


「っ…



だったら…」



瞳を潤ませる私を映して、戸惑ってた顔が…


次第に、切なげな表情に変わって。





「キスがしたい」





囁きと同時、後頭部に回された手。



思考が、身体が…


ショートする。




と同時!

全身に、ビリビリと警音が響き渡る。




あと戻り出来ないって…


これ以上近づいたら、もう取り返しがつかないって…!



「ちょっ、待っ…!ダメだって!!

ねっ…、奏曲っ!?」


咄嗟に、至近距離まで迫って来たその身体に手をつい立てて…

俯き気味に顔を背けた。




「そんなイヤ…?」



だけどその問いかけが、抵抗を緩めた。


嫌じゃない、むしろ…!



思わず、憂いを纏ったその綺麗な顔を映すと…


再び近づいて来たそれに、

激しい警音だけがほとばしって…




唇が触れた、刹那。


今度は甘い刺激が、身体中を突き抜ける!




ビクついたのは私だけじゃないようで、

一瞬 反射的にキスが解けて…


だけどすぐにまた重なって、密着する。



まるで唇そのものが吸い付くようで…

愛でるそれは絡み付くようで…


次第に舌先が唇を掠めて…



気がつけば、お互いが求め合ってた。




頭と心の中では…


なんだか怖くて、今まで深く考えないようにして来た奏曲との出来事や…

クールダウンで封じて来たその時の気持ちが…


一気に溢れ出す。




触れ合い始めた舌先は…

どちらからともなく、自然と深く絡み合って…


私の感覚を支配する。





いつの間にかグッと抱きしめてる奏曲の腕の中で…


熱に浮かされたように、甘い欲望に陥ってた。







ガラガラガラ!と、

工場からシャッターの閉まる音が聞こえて。


お互いハッとして、身体と共にキスを解いた。



2人して、ここがどこなのか忘れてたんだと思う…




「っ…、ごめん…」



気まずそうに零す奏曲と、

今の出来事に…


胸と言葉が詰まって。



余韻に翻弄されながら、だだ首だけ横に振った。




いーよ…

だって私は…


もっと、したかったくらい。







ジャンキーな人達の気持ちが、解る気がした。



そのキスは、まるでDrug。


1度味わうと、もう…



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