第12話 交流

何とか勝てた。

「対戦ありがとうございました」

とお辞儀をする。

「倉田さんは強いな。またバトルしような」

「はい」

元気よく返事をする。

少し休憩がてらに別の席に移動した。

「お疲れさん。俺は新城カツヤだ。よろしくな」

「倉田マモルです。よろしくお願いします」

「どうだそっちの部は楽しいか?」

「ええ、大変ですが、毎日楽しいです。そっちはどうですか?」

「俺は奉仕活動が面倒だから入るのを拒んでいたが、西沢とかに誘われてさ。

そんで入ってみたら意外と楽しいものだったよ」

「僕も奉仕活動は苦労してますがお金が貰えると話は別って感じですね。

「まあ、俺も似たようなものだったな」

休んでる間、僕は新城さんとずっと話していた。

三日月高校のカード部の話を聞いていて、部のみんながで演技したり

トラブルありの話をきいて驚かされることが多かった。

「カツヤくん、そろそろ時間だよ」

「そっかサンキューな西沢」

一人の女子の部員の人が新城さんを呼びに来てそのまま二人とも部長の元へと戻った。

この日の対戦の勝率は五分五分といったところだった。

この日は対戦をたくさんできた。

僕はこの日、たくさんの人と知り合い、対戦して交流を深められて

よかったと思う。

今後もこんな風にいろんな人達と交流できればと思った。













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