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2024年4月5日 23:03 編集済
なんと……!?と衝撃を受けながら読み進めています。>「それにしても良助くん、痩せたね」に、デック!? となりました。そうか💡✨今回の「カムチャッカ」の内部、B・W研究所で起きた事故は、「(39)デックの過去」でデックが話していた、デックが記憶を失った時のお話なのか!✨ と!(「(39)デックの過去」でデックの「あ、無理しなくていいからな。 ~ オレは小3のころ、事故にあって記憶を失った」のところ) 今回明かされるデックの過去の詳細に、わくわくしながら読み進めました!霧ちゃんと良助くんは双子の姉弟で、B・W研究所で受けていたトレーニングは「ほとんど人体実験」だったとのこと…! 過酷な環境だったのですね…!良助くんは「膨大な量の情報が良助の脳内に直接注ぎ込まれた」のですね…! 情報の洪水を一気に受けてしまった感じだろうか? それは、かなり…苦しかっただろうなあと感じました。「声にならない叫びをあげ、良助の意識は、深い闇に落ちていった。」のところに、良助くんが受けた衝撃の強さと、深い闇に落ちていく感じがリアルに伝わってくる思いです。>秘密を漏らすことが許されない霧は孤立し、周囲への猜疑心を深めながら、孤独な活動を強いられることになる。のところ、霧ちゃんしんどいだろうなと思いました。隠さないといけない状態が続き孤立し、疑心暗鬼になるなか、孤独な状態で動かないといけない……。きっと凄く消耗するだろうな…。今まで一緒にいて共有できていた良助くんが「このままだと良助の意識は永遠に戻らないかもしれない」状態…。今霧ちゃんに共有できる相手がいない……。「意識障害における脳波治療」のお話の、>(なんだ、仮想世界を活用し安定期の延長をはかるプロセスか。良助の意識を呼び戻すことは無理そうね)ところに、私なりにこういうことだろうか? と考えたりしながら読み進めました。(脳内のシステム的な構造と、仮想世界のシステム的な構造は似ているかもしれない。脳派と仮想世界を繋げて、仮想世界を安定させれば、脳波も安定するかもしれない。でもそれは「良助の意識を呼び戻す」アプローチではない…感じなのかなとか考えてみたり…。って、私また脱線してる気が…!)霧ちゃんと、(デック人格前の?)良助くんは「互いにシンクロする中で、考えていることが手に取るようにわかる、唯一無二の存在」だったのですね! そんな相手は滅多にいないだろうから、霧ちゃん良助くん姉弟はお互いに「かけがえのない存在」だろうなあと思いました。目を覚ました良助くんの記憶は、「ほぼ失われていた」「記憶喪失というよりも、これまでのエピソード記憶が空白に上書きされていた」とのこと。>(このままじゃダメだ。良助が違う人格に乗っ取られてしまう)と思いつめながら、何とかしようとする霧ちゃんの強い感情が伝わってくる思いです。記憶が空白で上書き保存されたような状態になり、前の人格と違う感じになると、それはもう本人ではなく別人なのかも…? とかあれこれ感じたり。>最新の情報では、記憶の一部を脳波から取り出そうとする研究論文が発表されていた。に「(31)正常進化?」で雅也くんの、>「まなみんの言ってた話って、再現できないかな、と思って」>「ほら『空間移動の疑似体験』の人の脳波から過去の映像を取り出す、ってやつ」のところを思い出し、ここで繋がった…!!?✨となりました!>その彼が二度と戻ってこないと目の前で断言され、霧は音が出るほど奥歯を噛みしめた。そうしなければこれ以上理性を保つことはできないと思った。のところや、>「……お願いがあります」>歯ぐきから血が出るほど奥歯を噛んでいた霧は、少し間を開けて言った。>「私も移管してください」のところに、霧ちゃんの強い感情が伝わってくる思いです…!霧ちゃんにとって、良助くんは本当に、かけがえのない存在なんだなと…!>霧の気性の激しさは群を抜いていた。>いつも温厚な良助と一緒だったため、これまでトラブルは発生していなかったものの>性格の矯正が認められない場合、その危険な人格を形成する記憶が取り除かれるであろうことのところ、胸が痛む思いです。こう…この胸が熱くなり痛む思いをうまく言葉にできなくてもどかしいのですが、人間は感情や思考がうまいことバランスよくまとまっているのが理想なのかもしれないと思いながらも、でも、気性が激しいのだって、人間じゃないか、そういう人間もいるんだよと胸が痛くなる思いで…。「だけど……今のままじゃ私、感情的になってあの子につらく当たることは目に見えてますから。私がよい子に生まれ変わらなければダメなんです」のところ、霧ちゃん今激情を抑えているのかも感じ……!>性格を矯正するために記憶を消すことのところに、それはすごく…タブーというか、人の尊厳が踏みにじられるタブーの手段だと感じ。感情や思考がバランスがよくまとまっている人しか認めてもらえず、その人のはみでている部分に矯正が必要と見なされてしまう世界は、記憶を消して元の自分とは違う人格にならないと、世界に受け入れてもらえないようで、とても切なく…。時に抑えの効かない激情も含めてその人で、人間で…と、読んでいていろんな気持ちが込み上げてきて。霧ちゃんに笑顔でいてほしい、霧ちゃんが無理せずいられる世界であってほしいと思いました。>「これは私にとって必要な治療なんです。これを機に自分の過去を払拭したいんです。新しく生まれ変わりたいんです。今の人格のまま生きていくことがどれだけつらいことなのか、自分でもわかってるから……」のところ、心に強く響きました…!(涙)霧ちゃんは新しく登場した女の子かなと思っていたら、かすみんだったとは……!!!(衝撃!)続きが気になります~!(私の感想またオーバーヒートして内容が脱線してるような…)(なんだか本気で照れるというか、お恥ずかしいような気持ちです)(今回のわたし初読みの高揚のままにコメント送らせていただいていて、たぶん色々変だと思うのですが、今回はそのままの感想をお送りしたく…!)(拝読していて御作品世界に 感情がほとばしり…!)
作者からの返信
コメントありがとうございます!ぜんぜん変じゃないですよ。とってもうれしいです。新章ということでやたら情報量が多い中、しっかり読み込んでいただけたことに感謝ですよ。このあたり、表現、言葉としては不適切かもしれないけど、この時代のギフテッドの子ならきっと、こう考え、こう言うんじゃないだろうか? 的なことを手探りで書いてた記憶があります。そうやって創った世界観を表現するのは本当に難しく、それを人に伝えることは更に難しいのですけど(小手先のテクニックでどうにかなるものではないので)、メッセージとして受け取っていただけたことが本当にうれしいです。「意識障害における脳波治療」については、まさにお考えの通りです。仮に最愛の人が現代医学で解明されていない病に侵されてしまったら、やっぱり最新の文献を必死になって読み漁ると思いますし(その中には見出しで一瞬期待させられたものの、よく読むと思った内容と違ってがっかり、というのもありそうな話ですよね)。けどその一方で人の記憶を消去する技術は飛躍的に進化しているという皮肉に近い状況(そしてそれが部分的にでも許されているという事実)。そしてやはり脳波と記憶の関係にかかわってくるという。ただ、極力読みやすさを重視したくて、できるだけくどくならないように意識したつもりなんですこれでも(十分くどいかもしれませんが💦)あと、これは本文では直接ふれていない話なのですが、「危険な人格を形成する記憶」を取り除くとどうなるのか? というと、実は幼少時の記憶のかなりの部分が失われると私は考えています。そのため施術後、その空白を埋めるためにカウンセラーが知りうる範囲でその人の過去を伝えますが、結果的に本人の潜在意識の影響は薄れ、人づてに聞いた自分の過去を客観的に「なんとなくそのようなもの」と捉えることで、つじつまを合わせながら生きることになるのではないかな、と。でも良助には事実は伝えられないので、大嘘が必要なのではないかな?(笑)
2022年1月12日 00:14
うわ、のっけからこう来るとは思いませんでした!うわ!としか言いようがありません。すごい。そして怖い。
実はここからが本編(と言っても過言ではないかも)。
2021年12月22日 12:11
マジかいな……(なんという壮大な構想力!)
構想、構造はExcelで管理しておりましたので。私の脳内だけでは無理ですw
2021年8月18日 14:37
ええええええ! 良助とかすみん! そういえば、良助は幼い頃の記憶が無いんでしたね……それはそうと、「霧ちゃん」って呼ばれてるのを見て、ちょっとドキッとしました。
そうなんです。そして霧ちゃん、出番は少ないですが重要なポジションです(笑)。
2021年2月6日 21:17
あわわ…あわわわ…
ここから一人の報われない少女の物語が始まります。
2018年5月14日 21:36
なんと……絶句しました(とってもいい意味でですー!)
ありがとうございます!「時」の違和感がするするっと解けていくような話になっていたらいいなぁ。
2017年9月1日 15:26
主人公が入れ替わったかのような広い展開。面白過ぎますよ!
もちろん二つの話はつながっているのですが、設定の展開とスピード感を考えた結果、こうなりました。
2017年3月3日 22:19
一般社会へのスパイにもみえる。こんな暗い過去が二人にあったのか。絆は深い訳ね。
警察といいつつも悪いことやってそうですしね。
2017年1月23日 15:19
((((*゜゜*))))うわ別人格として……。
ここから徐々に解き明かされていきます
2017年1月15日 16:15
うわっこうきたかー!
これまで組み上げてきた歯車が、ゆっくりと回り始めます
2016年12月30日 09:48
私の中で一番印象の薄かったかすみんがここで!これはこの章を読んだあと、見直さないといけないかもしれませんね。
そうなんです。あえて「時の軌跡」でかすみんが成分薄めだったのは、ここから展開されるからなのです(ってあんまりここで書くようなことでもないですね。失礼しました)。
2016年12月8日 18:21
なんと!かすみん!!
ひょっとするとここからが本編なのかも雅也くん、ごめん……
編集済
なんと……!?
と衝撃を受けながら読み進めています。
>「それにしても良助くん、痩せたね」
に、デック!? となりました。
そうか💡✨
今回の「カムチャッカ」の内部、B・W研究所で起きた事故は、「(39)デックの過去」でデックが話していた、デックが記憶を失った時のお話なのか!✨ と!
(「(39)デックの過去」でデックの「あ、無理しなくていいからな。 ~ オレは小3のころ、事故にあって記憶を失った」
のところ)
今回明かされるデックの過去の詳細に、わくわくしながら読み進めました!
霧ちゃんと良助くんは双子の姉弟で、B・W研究所で受けていたトレーニングは「ほとんど人体実験」だったとのこと…! 過酷な環境だったのですね…!
良助くんは「膨大な量の情報が良助の脳内に直接注ぎ込まれた」のですね…!
情報の洪水を一気に受けてしまった感じだろうか? それは、かなり…苦しかっただろうなあと感じました。
「声にならない叫びをあげ、良助の意識は、深い闇に落ちていった。」のところに、良助くんが受けた衝撃の強さと、深い闇に落ちていく感じがリアルに伝わってくる思いです。
>秘密を漏らすことが許されない霧は孤立し、周囲への猜疑心を深めながら、孤独な活動を強いられることになる。
のところ、霧ちゃんしんどいだろうなと思いました。
隠さないといけない状態が続き孤立し、疑心暗鬼になるなか、孤独な状態で動かないといけない……。
きっと凄く消耗するだろうな…。
今まで一緒にいて共有できていた良助くんが「このままだと良助の意識は永遠に戻らないかもしれない」状態…。
今霧ちゃんに共有できる相手がいない……。
「意識障害における脳波治療」のお話の、
>(なんだ、仮想世界を活用し安定期の延長をはかるプロセスか。良助の意識を呼び戻すことは無理そうね)
ところに、私なりにこういうことだろうか? と考えたりしながら読み進めました。
(脳内のシステム的な構造と、仮想世界のシステム的な構造は似ているかもしれない。脳派と仮想世界を繋げて、仮想世界を安定させれば、脳波も安定するかもしれない。でもそれは「良助の意識を呼び戻す」アプローチではない…感じなのかなとか考えてみたり…。って、私また脱線してる気が…!)
霧ちゃんと、(デック人格前の?)良助くんは「互いにシンクロする中で、考えていることが手に取るようにわかる、唯一無二の存在」だったのですね! そんな相手は滅多にいないだろうから、霧ちゃん良助くん姉弟はお互いに「かけがえのない存在」だろうなあと思いました。
目を覚ました良助くんの記憶は、「ほぼ失われていた」「記憶喪失というよりも、これまでのエピソード記憶が空白に上書きされていた」とのこと。
>(このままじゃダメだ。良助が違う人格に乗っ取られてしまう)
と思いつめながら、何とかしようとする霧ちゃんの強い感情が伝わってくる思いです。
記憶が空白で上書き保存されたような状態になり、前の人格と違う感じになると、それはもう本人ではなく別人なのかも…? とかあれこれ感じたり。
>最新の情報では、記憶の一部を脳波から取り出そうとする研究論文が発表されていた。
に「(31)正常進化?」で雅也くんの、
>「まなみんの言ってた話って、再現できないかな、と思って」
>「ほら『空間移動の疑似体験』の人の脳波から過去の映像を取り出す、ってやつ」
のところを思い出し、ここで繋がった…!!?✨となりました!
>その彼が二度と戻ってこないと目の前で断言され、霧は音が出るほど奥歯を噛みしめた。そうしなければこれ以上理性を保つことはできないと思った。
のところや、
>「……お願いがあります」
>歯ぐきから血が出るほど奥歯を噛んでいた霧は、少し間を開けて言った。
>「私も移管してください」
のところに、霧ちゃんの強い感情が伝わってくる思いです…!霧ちゃんにとって、良助くんは本当に、かけがえのない存在なんだなと…!
>霧の気性の激しさは群を抜いていた。
>いつも温厚な良助と一緒だったため、これまでトラブルは発生していなかったものの
>性格の矯正が認められない場合、その危険な人格を形成する記憶が取り除かれるであろうこと
のところ、胸が痛む思いです。
こう…この胸が熱くなり痛む思いをうまく言葉にできなくてもどかしいのですが、人間は感情や思考がうまいことバランスよくまとまっているのが理想なのかもしれないと思いながらも、でも、気性が激しいのだって、人間じゃないか、そういう人間もいるんだよと胸が痛くなる思いで…。
「だけど……今のままじゃ私、感情的になってあの子につらく当たることは目に見えてますから。私がよい子に生まれ変わらなければダメなんです」
のところ、霧ちゃん今激情を抑えているのかも感じ……!
>性格を矯正するために記憶を消すこと
のところに、それはすごく…タブーというか、人の尊厳が踏みにじられるタブーの手段だと感じ。
感情や思考がバランスがよくまとまっている人しか認めてもらえず、その人のはみでている部分に矯正が必要と見なされてしまう世界は、記憶を消して元の自分とは違う人格にならないと、世界に受け入れてもらえないようで、とても切なく…。
時に抑えの効かない激情も含めてその人で、人間で…と、読んでいていろんな気持ちが込み上げてきて。
霧ちゃんに笑顔でいてほしい、霧ちゃんが無理せずいられる世界であってほしいと思いました。
>「これは私にとって必要な治療なんです。これを機に自分の過去を払拭したいんです。新しく生まれ変わりたいんです。今の人格のまま生きていくことがどれだけつらいことなのか、自分でもわかってるから……」
のところ、心に強く響きました…!(涙)
霧ちゃんは新しく登場した女の子かなと思っていたら、かすみんだったとは……!!!(衝撃!)
続きが気になります~!
(私の感想またオーバーヒートして内容が脱線してるような…)
(なんだか本気で照れるというか、お恥ずかしいような気持ちです)
(今回のわたし初読みの高揚のままにコメント送らせていただいていて、たぶん色々変だと思うのですが、今回はそのままの感想をお送りしたく…!)
(拝読していて御作品世界に 感情がほとばしり…!)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ぜんぜん変じゃないですよ。とってもうれしいです。
新章ということでやたら情報量が多い中、しっかり読み込んでいただけたことに感謝ですよ。
このあたり、表現、言葉としては不適切かもしれないけど、この時代のギフテッドの子ならきっと、こう考え、こう言うんじゃないだろうか? 的なことを手探りで書いてた記憶があります。そうやって創った世界観を表現するのは本当に難しく、それを人に伝えることは更に難しいのですけど(小手先のテクニックでどうにかなるものではないので)、メッセージとして受け取っていただけたことが本当にうれしいです。
「意識障害における脳波治療」については、まさにお考えの通りです。
仮に最愛の人が現代医学で解明されていない病に侵されてしまったら、やっぱり最新の文献を必死になって読み漁ると思いますし(その中には見出しで一瞬期待させられたものの、よく読むと思った内容と違ってがっかり、というのもありそうな話ですよね)。
けどその一方で人の記憶を消去する技術は飛躍的に進化しているという皮肉に近い状況(そしてそれが部分的にでも許されているという事実)。そしてやはり脳波と記憶の関係にかかわってくるという。
ただ、極力読みやすさを重視したくて、できるだけくどくならないように意識したつもりなんですこれでも(十分くどいかもしれませんが💦)
あと、これは本文では直接ふれていない話なのですが、「危険な人格を形成する記憶」を取り除くとどうなるのか? というと、実は幼少時の記憶のかなりの部分が失われると私は考えています。そのため施術後、その空白を埋めるためにカウンセラーが知りうる範囲でその人の過去を伝えますが、結果的に本人の潜在意識の影響は薄れ、人づてに聞いた自分の過去を客観的に「なんとなくそのようなもの」と捉えることで、つじつまを合わせながら生きることになるのではないかな、と。
でも良助には事実は伝えられないので、大嘘が必要なのではないかな?(笑)