17.07.16

2週連続結婚式が無事終了。

新郎新婦とも小学校よりの付き合いだったので、感慨深かった。

新郎の両親とも久々の再会。当時と変わらず良くしてもらい、

時が過ぎても変わらない事がありがたかった。


式後、二次会と称して横浜駅に初上陸。

自己増殖は相変わらず続いているらしく、ちょっと迷うとすぐに

数百メートルほど飛ばされる。一度通った道は二度と存在しない

世界で、苦労の果てにコーヒーフロートにありつく。


帰り道、近くに越してきた友人に地元の商店などを伝授。

話しているうちに昔の街の光景が蘇ってきた。今はもうない

数々の店をよく覚えている。個人のおもちゃ屋、謎のレンタルビデオ、

天井の低い靴屋、そして交差点横の本屋。


思い出が塗り替えられる時、それはしばらく離れていた街に戻ってきた

時だろう。ずっとその街で暮らしていれば、ゆるやかな書き換えで

済まされるが、ちょっと3年も離れれば軽い浦島太郎になる。


時間が一方通行である以上、我々には進むことしか許されていない。

その中で変わるか変わらないか、の選択が繰り返され、やがて時が止まる。

結婚とはその進みの中に大きな通過点を刻むことだと思う。

通過点であり、新たなるスタート。立ち止まり振り返った時に見える一番

大きな柱。我々はその柱の根元で手を振っている。

それを見て、彼らはまた前に進んで行ってくれるはずだ。

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