面白い記事を見た。セガトイズが行ったスマホと子育てに関する

アンケート結果の記事だ。

子供をスマホで遊ばせたことがある親が回答者の半数を超えた。

これ自体は思ったよりも低い数字なのだが、興味深いのは遊ばせた

親のうち７割以上が「よくないこと」という印象を持っているという

ことだ。

子育てに対するスマホが位置する、正直なところではないだろうか。

スマホの前は携帯であり、その前はテレビゲームが似たような立ち位置

だったのではないだろうか。ゲーム性というのかデジタル性というのかは

コンテンツによって異なるが、画面を通す遊びに対して少なからず

うしろめたさがある状態が、世代を超えて引き継がれているのではないか。

ゲームが暗い側面を常に持っているのは、ゲームセンターの印象もあると思う。

ビデオゲームが娯楽施設に登場した頃、筐体の都合もあって店内は暗めである

必要性があったのだが、そういった雰囲気と集まる人種がビデオゲームの最初の

イメージを作ってしまった、という側面がある。

悪いこと、いけないことというイメージは今の親がそうやって言われてきた

世代であることも関係しているだろう。子供の頃に言われた印象は後々まで

残るものだ。加えて、子育てという立場に置かれて初めて自分が使っている

ものを考え直す機会を得ることで、忘れていた印象が蘇るのかもしれない。

アンケートは４～８歳の第１子を持つ母親(２０～４９歳)を対象に

行われたそうだが、男親のアンケートも見てみたい。携帯の登場までは

男の方が画面を通した遊びをよく行っていたはずなので、結果はまた違って

きそうなものだ。意外と男親の方が頭が固めで、子供に使わせないという

結果になるかもしれない。

子供らしい遊びとは何か、それをしなければいけないのか、

というのはまた別の話。

ただ、子供がデジタルに触れるタイミングというのは、親が十分注意しなければ

いけないことである。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい