16.11.07

先日の日曜日に実家より差し入れがあり、

その中に妹が作ったカレーが入っていた。


妹がいる、と言うとやたら反応の大きい男が多い。

実際にいないと実態はわからないだろうが、

知らないで想像している方が幸せな例も、多々ある。


私にもひょっとしたら姉か兄がいたかもしれない、

というのを母から聞いたことがある。

性別もわからない初期状態で流産してしまったので、

永遠の謎である。


結婚に対する若者の意識、みたいな記事をよくネットで目にするが、

願望はあっても実現は難しい、というのが大方の結果である。

そういうことだから子供もどんどん減る。


色々な原因を記事は述べるが、結局はお金である。


お金がなければ結婚しても、子供を作っても必ず苦労する。

家族がいればお金がなくても、なんて台詞は無責任極まりなく、

産んだ以上は責任を持って育て、幸せにするのが親の義務である。


私の周囲でも結婚する友人が増えたが、まだ子供がいる夫婦はいない。

誰かが産めば友人一同よってたかって溺愛するだろう。

甥っ子が産まれた前の職場の先輩も、どっぷり入ってった。


子供を作らないのは、決して子供が嫌いだからというわけではないはずだ。

むしろ子供を育てられない現実を、しっかり受け止めているから

作れないと言っているのではないだろうか。

産まないことも子供に対する答えのひとつであるというのは、

寂しいことだが間違いではないのだろう。

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