第6話
「先輩! もう2月です! ついこの間紅白見てた気がするのに、月日が経つのが早すぎませんか!!」
「確かになー……その割には楽しそうだなお前」
「何言ってんですか先輩。2月ですよ? バレンタインですよ!? テンション上がるに決まってるじゃないですか!」
「おぉ……いつもいつも、ゲームだマンガだ文房具だと全く関係ない俺が悲しくなるほど色気のない話題しか振りまかないお前がバレンタインとか、どうした、彼氏でもできたのか」
「え?」
「え?」
「彼氏なんかできるわけないじゃないですか。つーか発言がおっさん通り越してお父さんみたいですけど」
「そこまでか。あー、でも最近は友チョコ? とかやるんだっけ?」
「いや、自分で買って自分で食べます」
「マジかお前」
「毎年やってます」
「筋金入りだな!?」
「今年こそは、今年こそは惑星チョコを買うんです! 毎年人気ありすぎて買えないんですよ!」
「……そうか、頑張れ」
「はい!」
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