それが答えか
Q者 「この自転車でもっと速く走りたいんですけど、どうすればいいと思います?」
C者 「ブレーキの交換でしょ」
N者 「え?どういうこと?」
Q者 「ブレーキを替えたら速くなるってことですか?」
C者 「はい。説明が必要ですか?」
Q者 「お願いします」
N者 「お願いします」
Q者 「スピードを出すためには確実に止まれるって安心感が必要だからです」
N者 「言ってることは解かる。けど、質問の答えにはなっていないでしょ」
Q者 「・・・」
N者 「ホイールの交換だとか、サドルとハンドルの距離や高さの確認だとか、トレーニングの方法だとか、いろいろあるでしょ?」
Q者 「ある程度の答えは自分でも用意しているけど、違った視点からのアドバイスを求めたのですが…。その…ブレーキの話をされるとは思いませんでした。説明されたら、一理あるとは思いますけど。」
C者 「そうですか、すみません。でも、そうでしょ?別に間違ってはいないでしょ?」
N者 「でもそれはこの質問の意味がわかっていないと思われるよ。というより、腹が立つ会話だよね」
C者 「仕方ないじゃないですか。もうすぐ14時になるのに、まだお昼ごはんも食べてないし。誰でもお腹が空くと気分が落ち着かなくて、イライラするでしょ?」
Q者 N者 「それが答えか」
Q者・・・QUESTION 者
C者・・・CRAZY者
N者・・・NORMAL者
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます