徳高き紳士

第零話 ご挨拶

　ほほほ。はじめまして。

　私めの名は煩（ぼん） ジュウエモンと申すもの。ジュウエモンとお呼び下され。

　この歳になっても人の役に立ちたいと思うのは、誰しも思う老人の願い。そして私めの具体的な願いは、困っている幼女を助けることにございます。

　おっと、勘違い召されるな。私のアレはもう萎れた、れっきとしたEDでございますからな。

　ご招待したのは他でもない、老い先短い私めの活躍をぜひご覧頂きたくと思いましてな。

　私めの視点ではつまらぬでしょうから、ちょいと魔法をかけまして、幼女側やその関係者の目線から私めをご覧頂きたく思います。

　ふふふ、楽しみですな。

　では今日も、徳を重ねに参りますかな。