第5話再戦
周りでも兎狩りや野犬狩りが行わている。私は街から少し離れた森に向かって歩いている。
基本死に戻りが前提なので帰りの移動時間は気にしなくて良い。
出てきた兎を優先的に狩れるほうがありがたい。早速目の前の地面から穴があいて兎が出てきた。
フフフ。この前私と今の私は違うぜ!
「ファイヤボール!!」
と叫ぶ……。当然なにも起こらない。魔法使いだから使えるかなと思って言ってみただけだ。周りに人がいなくて良かった。
兎はそんな空気を察することもなく突進してくる。相変わらず避けるのが難しく足に攻撃を食らってしまう。カジガジ足を噛んでいる。
体勢を崩して膝で兎を押さえつけるような感じになった。おや? 兎が苦しんでる。杖で殴らなくてもダメージを与えられるのか?
兎を膝で押さえ込んだままポーチから剥ぎ取り用のナイフを出してグサグサと刺す。兎が暴れて離れてしまったが、確実にダメージが入っているようだ動きが鈍っている。
兎に杖を振りかざして叩きつける。叩く、叩く、叩く、はぁはぁ。
「ジャイアントラビットを倒しました。経験値三が入りました」
よし倒したぞ、剥ぎ取り用のナイフを刺す……。やっぱり刺さっただけだ。なんで他の人は兎は違うものに変化したんだろう、特殊スキルだろうか?
変わらないものは仕方ない。腹を開くもやっぱりゴミっぽいものしかない。兎の血が流れ出たところでポーチにしまう。HPが減ったので少し座ることにする。
座ったり、寝たりするとHPの回復が早いらしい。さっきギルドの中で会話している人の話を盗み聞きした情報だ。
地面の草を見ていると、さっきもらった用紙にあった毒消し草によく似ている。毒消し草と思われる草を摘んで眺めてみる。
毒消し草:生……摘み取ったばかりの毒消し草、そのまま食べても何も起きない。
そのままじゃダメだったらしい。これなら今の私には役に立たないしクエストとして納品しても良いだろう。他にも毒消し草があったので摘んでおく。
体力も回復してきたので兎を探して彷徨う。穴があいて兎が出てきた。よし釣り餌作戦だ! 足を前に出して兎の攻撃を誘う、当然餌は自分の足だ。
素早い兎を倒すのは大変だから自分の足にかじりついたところを攻撃する。私は天才だな。
感心していると兎が突進してきて足にぶつかる。そのまま足にかじり……つかないで通り過ぎる。
再度こちらに向かって突進し足にぶつかる。そのまま足にかじり……つきません。
えー噛まないの? そこは噛むチャンスでしょ。作戦が失敗している、HPが既に赤に近づいている。
諦めて杖をバットのように持ち一発逆転の一撃を狙う、兎が再度足に攻撃してくるので足元めがけて杖を振り抜く。杖は空振り、兎は足に噛み付く、HPがドンドン減ってそのまま倒れる。
「最寄りの村に戻りますか? はい いいえ」
“はい”を選択して街にもどる。先ほど街を出たときと比較して、経験値が三入って、兎の死体想定百マール、毒消し草五個、後五個で二百マールだから百マール相当かな。
四戦して二勝二負かあ。スポーツとかなら結構善戦といえるんだろうけど、四十年以上前にやったRPGなら死に戻りとか殆どしなかった気がする。向いてないんだろうか。
しかしゲームを始めたばかりだし、勝率五割だけど勝つことだってできてるし、孫娘や三ヶ月後に来るだろうトムとハジメともゲームがしたいしな。もう少し頑張るかな。
HPは半分だが移動している間にも回復するだろうし、先ほどの森の方向に歩き出す。兎が出たらとりあえず杖で殴って噛み付かれたら、それを逆手に取ることにしよう。
途中で薬草が生えている場所を発見、摘んで眺めてみる。
薬草:生……摘み取ったばかりの薬草。このまま食べても回復効果は少ない。
クエストも受けているしこれも納品用に保管しておこう。地面に穴があいて兎が出てきて、兎が突進してくる。
とりあえずその方向に杖を出す感じにしてみた。兎が杖に突っ込み少しよろける。杖で殴ろうとしたら避けらてしまう。思考に操作が追いつかなくてタイミングがずれる。
杖を滅茶苦茶に振り回すと少し兎が離れた、これは前と同じ状況だな。距離が離れた兎はまっすぐ突進してくるはずだ。
あとは来るだろうタイミングにあわせて振り抜くしかない。杖を振るのやめてしっかりと杖を握り締める。
兎の様子をジッと見つめる。兎が動いた。私も杖を振りかぶる。バキっとジャストミートした感触が手に届いた。兎は数m飛ばされてヒクヒクしている。兎に近寄りボコボコと杖を振り下ろす。
「ジャイアントラビットを倒しました。経験値三が入りました」
少し慣れてきたのかもしれない。剥ぎ取り用のナイフを刺して腹を裂く。変化しないことはわかってるから無駄に待つことはしない。
やっぱり何も出ない。血が抜けたところでポーチにしまう。
周りをみると薬草と毒消し草があったので摘んでおく。
森に近づく、兎が穴から出てくる三羽だ。これは死ぬ間違いない。
二羽が左右に走った。取り囲んで倒すつもりなのかもしれない畜生の癖に頭が働くなコンチクショウ。諦めて正面の一体に向かう、兎もこちらに突進してくる。杖では間に合いそうもないので足で蹴る。
ドコッ!! 兎が宙に舞った。それを左手で包み込むようにキャッチして、そのまま地面に叩きつける。兎は地面に叩きつけられ、更に跳ねて、転がってヒクヒクしている。
しかし、他の兎が来ているだろうこのままじゃ殺される。
破れかぶれだがラッキーパンチを期待して、思いっきり体を後ろに振り返りながら杖を振り抜く……。二羽の兎は少し離れたところで様子を伺っていた。
なんか恥ずかしい。とりあえず倒れている兎に向かい止めを刺した。いつもなら表示されるウインドウが表示されない。戦闘中はウインドウが表示されないのかもしれない。
再度兎に向かって突進する。正面の兎を杖で叩きつけたところで、もう一羽の兎が首に噛み付く。杖を手放して噛み付いた兎の耳を持って地面に叩きつける。
今度はもう一羽の兎が手に噛み付いてくる。そこで体力がなくなり地面に倒れた。
「ジャイアントラビットを倒しました。経験値三が入りました」
「最寄りの村に戻りますか? はい いいえ ※注意:LV十までは死んでもデメリットはありません」
“はい”を選択して街にもどる。やっぱり戦闘中だとウインドウが表示されないようだ。
経験値は入ったが死体は手に入らなかった。百マールが……。落ち込んでいても仕方ない。再度挑戦だ。もしかしたらさっきの場所に行ったら死体が残っているかもしれない。
HPは減っているが先ほどの場所に向かって走り出す。ちなみに走っているときは体力が回復しにくい。
走っていると私の前の地面から穴があいて兎が出てきた。
善戦したがHPが足りなかったので死亡した。七戦三勝四負になってしまった。また街に戻る。
はあぁぁ。私は何をやってるんだ。ただでさえ弱いのにHPが無い状態で戦闘に入れば、ああなることは容易に予想できたはずなのに。
目先の利益というか損失補填に目が奪われてしまった、反省だ。とぼとぼと歩いているとプレイヤーにぶつかってしまった。
「おい。どこみて歩いてんだ気をつけろジジイ」
どこからどう見ても少年漫画の主人公のような好青年が、顔に一致しないようなセリフを吐いてくる。
「あれジジイってどうやって選択できるの? そんなアバター用意されてなかったよな、NPCじゃないのそれ」
さっきの好青年とは異なる、戦隊ものでいったらブルー、ちょっと影があるような、リーダーの座を狙っているような顔[どんな顔だ]の青年が、先ほどの好青年に話しかけてる。
「いやアイコンは緑だからプレイヤーだろ。……確か実年齢に合わせたアバターって選べたよな。コイツリアルにジジイなんじゃね?
だったら鈍臭いのも分かるわ。てかさなんでジジイがVRゲームしてんの?」
「鈍臭いとか、ちょうありえなくなくなくなくなくなーい。あーい」
どう見ても聖女って感じの女性が残念なセリフを吐いる。
「しかしなんで街の中でぶつかれるの?」
ブルーっぽい青年が言った。そしてブルーが聖女にぶつかろうとしているが全然ぶつかれない。
「本当に申し訳ない。まだゲームに慣れていなくて操作もおぼつかないんです。あまりの下手さ加減にショックでぼーっとしながら歩いていたらぶつかってしまいました」
と素直に謝罪と状況の説明をすることにしました。
「え? 兎とか犬相手に負けてるの? プププ、ブハハアハ、アハハハ、ヒー、笑い死ぬ勘弁して」
と好青年が愉快そうに笑っている。当然私は不機嫌になる。
「おいおい、あんまり笑うなよ。すまないね。ちなみにどれくらい死んだのですが?」
とブルーが尋ねる。
「兎相手に七戦三勝四負ですね」
と正直に答える。
「グハハハハ、ッッッッッッッッッヒー、息が息ができない。殺されちゃう。ブブブブー」
「ちょうあえりえないんですけどどおおお。ブギャー」
「フフフ。あっすみません。流石にそれはちょっとありえないほどの下手さですよ」
相当馬鹿にされていることは分かったが、下手なのは仕方が無い。街の入口で騒いでいるとハンスが寄ってきた。
「どうしました何か問題ですか?」
「面白かったから許してやるよ。プププ。そうそう攻略サイトとか既に作られはじめてるから、そういうところでちょっと勉強した方がいいんじゃないの?
でもゲームシステム超えてぶつかれるほどの下手さ加減なんだから向いてないし、ジジイじゃサイトも探せないかも、じゃな」
何か色々と喋りながら、先ほどの集団が遠ざかっていく。
「いやちょっと私がぶつかってしまってね。でももう大丈夫です」
とハンスに伝える。
ハンスは自分の持ち場に戻っていった。ハンスはNPCなのにやさしいよな。ありがとう。
攻略サイトを探すくらいは全然出来るが、ゲームってそういうもんじゃないと思うんだけどなぁ。昔RPGで攻略サイトを見ながらやった事があるんだけど、もう単なる作業になってた。
謎を解く事もせず、将来必要なアイテムをクエストが始まるまえに手前の街で買っておくとか、ゲームが終わった後の達成感などは無く、ゲームが用意したシナリオを見てただけだった。
もう少しだけ頑張ってダメなようなら、少しくらい攻略情報を見ることにしよう。別に修行しにきている訳でもないし、ゲームは楽しくないとな。
気を取り直して、再度戦闘と死に戻りを繰り返す。
はぁはぁ、何とか兎二体を倒してポシェットにしまう。座っていると近くに兎が三体現れた。これは駄目だ、HPも回復していないし、また死ぬのか。
座っている私に向けて兎が飛びかかってくる。後数mというところで、兎の体が大きく捻れて横に飛んでいった。
何事かと思ったら、獣人狼の戦士が兎を吹っ飛ばし、更に残りの二匹もあっという間に片付けてくれた。また死に戻りしたら余計な移動時間を取られるので大変助かった。
「ありがとうございます。大変助かりました……」
お礼の言葉を最後まで聞かず他の場所に移動している。移動先でも初心者と思われる人の手助けをしているようだ。凄い人だな、高レベルプレイヤーなのかも知れない。
私も強くなったら他の人を助けられるような人になりたいな。しかし、名前が読み辛くて覚えられなかった。ランダムっぽいのだが深い意味があるのかもしれないch00f365みたいな感じだったな。
LV一のまま、累計三十匹倒して、五十回倒されて街に戻った時にウインドウが表示された。
「称号:“兎の餌”、“脱兎”を入手しました」
称号ってなんだ? “兎の餌”ってどういう効果があるんだ? 疑問に思っていたら、称号の解説が出てきた。
・最弱の兎から見て格下の相手。兎にさえ舐められた相手
・兎が餌だと思って寄ってくる
・LVに関係なく敵が逃げなくなる
これは酷い。こんなものをギルドカードに登録したら、馬鹿にされまくるに違いない。
しかし兎狩りをするには楽そうだな。もうひとつの“脱兎”はなんだろう?
・兎からも逃げ出したい程弱い
・兎から逃げ出せる程の瞬発的な脚力を入手、一回一MPを消費
こちらの方がましだな。それにやばくなったら逃げ出せるのかな? 一旦逃げてから戻れば、兎の死体が回収しやすいかもしれない。
しかしやっとMPを消費する技をゲットしたな。でも魔法じゃないっぽいよなこれ。
そろそろアイテムも溜まってきたし、一旦冒険者ギルドに行ってクエストの報告でもしてくるかな。南門の近くにある冒険者ギルドの出張所に向かう。
冒険者ギルドに入ると、周りがざわついている。正確にいうと嘲笑されている気がする。
「おいおいあれが噂の爺さんじゃないか? システム限界を超えているらしいぜ。プププ」
「どんだけ下手くそなんだろうね? もしかしてVRを猫にかぶせて操作してるレベルじゃないの?」
「うそ、マジ。スクリーンショット撮っておこうっと」
あちゃー。なんか私のダメ具合が周り中に伝わっているのか。私だけならまだ頑張れるけれども、このキャラで孫娘とのゲームはできないかもしれんな。
このキャラは操作を慣れるのに利用して、トコトン問題となるところを明確にしよう。次の製品じゃなくてキャラにその失敗を基にした対策を踏まえて、ナイスミドルなおじいさんになろう。
陰口? は無視してフロアにいるNPCのお姉さんに話しかける。
「すみません。クエストの報告はどちらにすればよろしいでしょうか?」
どうやら買取と同じところでいいらしい、列に並ぶ。他の人の声は無視する。しばらくすると順番が廻ってきた。
「ギルドカードを貸してくれるかな。はいどうも。今回の報告は兎の討伐と、緊急クエストの薬草、毒消しそうの収集で良いのかな?」
と受付のおじさんが確認してくる。
「それと兎の買取もお願いします」
と言って死体を三十羽ポシェットから出す。
「兎の討伐が十匹*三回で千五百、薬草が五十個で千、毒消し草が五十個で千、緊急クエストの納品物以上を一度に収めてくれたのでボーナスでプラス二百四十、兎の死体は三十羽で三千、合計六千七百四十マールだね」
「六千七百四十マールでよろしいですか? はい いいえ」
“はい”を選択してマールをゲットする。合計一万一千八百四十マールになった。これで木剣が買えるけど、まだ武器を買うには早い気がする。
「クエストの受け直しはするかい?」
「えーと。緊急クエは解除しておきます。兎討伐クエは引き続きお願いします」
「ところで称号をもっているようだがセットするかい?」
「はい。お願いします。二個あるんですけど同時にセットできますか?」
「凄いね一度二個も称号を入手するなんて。基本いくつでもセット出来るよ。上限というのは聞いたことがないね。じゃあ二個セットするよ……!!
オイオイアンタ、なんだいこの称号は! こんな称号見たことがないよ!!」
おじさんが震えている。そう、笑いをこらえている。ギルドカードを返してもらった。
ギルド内も騒然している。どうやら称号をセットすると周りからも称号が見えるらしい。
「ギャッハー。“兎の餌”ってなんだよ。しかも“脱兎”だと。どんな効果だ」
「ヒーーダメ。もう笑い死んじゃう」
「これは掲示板で早速報告しないと」
遠慮しているプレイヤーもいるが、大体が笑っているようだ。笑いたい奴は笑わせておけばいいさ。
しかし流石に疲れたな、日本時間十七時、ゲーム時間十四時か、ゲーム時間で九時間もしていたのか! これはちょっと飛ばしすぎだね。
一旦夕飯と風呂ににしよう、孫娘に状況を聞いてみるのもいいな。よし、ログアウト。
「ログアウトは宿屋、テントなどの宿泊施設、ギルド内のログアウトドアのいずれかで行う必要があります」
というウインドウが表示された。
自由にログアウトも出来ないのか不便だな。宿屋使うのはお金が勿体無い、テントだって持ってない、そうなるとログアウトドアしかないね。
フロアNPCにログアウトドアの場所を聞いて、直ぐにログアウトした。
ヘッドギアを外して大きなため息をつく。喉が渇いたので冷蔵庫に向かい、思わず声が出る。
「あー疲れた」
「お疲れ様です」
返事をしてくれたのは、極シリーズ冷蔵庫『
プチ富裕層向けの製品で、通常の冷蔵庫より横幅がデカく、一般的なマンションや家庭では邪魔というか入らないサイズだ。あえて無駄にデカイサイズにしている。
お勧め機能は『トリトンキチ』だ。中のもの、特に奥のものが取りやすいように棚やサイドポケットがグルグル回る。そのため最大容量が大きさの割に少ない。また収納ボックスにはスキャナーが取り付けられており、薬味チューブなどの賞味期限も管理出来る。取りやすい、整頓出来る、きっちり管理だ。
「夕飯は何になさいますか?」
「昨晩は外食されています。店は?アドリア海の小屋ですね。コースだとすると……、シーザーサラダ、茄子の揚げ物、ザル豆腐、刺身盛り合わせ……」
当然インターネットに接続しているので、メニューから何から調べることが可能だ。そして夕飯は中のものから、キャベツと豚肉と人参の味噌炒めと、ワカメのスープを提案された。
そういえば娘に状況を聞いてみるんだったな。CONNECT[特定メンバーでやってる掲示板のようなもの]を見る。孫娘との板に着信がある。
「まだゲーム始めてません。サーバ負荷が高くてログイン出来ません><」
がーん、まだ始めてないのか。まあ私もあのキャラじゃ孫娘とは一緒にできないし、新キャラ作る頃に一緒に出来たらいいな。
私がやってることや今のキャラを聞かれても厄介だし、とりあえずお茶を濁しておこう。
「そうか楽しみにしていたのに残念だね。始めたら感想聞かせてね。がんば\(*⌒0⌒)♪」
よし。おや、トムとハジメ等の掲示板にも書き込みがあるぞ。
「部長。ゲーム出来てますか? 人気過ぎてログイン出来ない人が多数って、ニュースに載ってましたよ」
ハジメ……もう部長じゃないぞ。まだ何て呼んでいいか悩んでるのかな?
ハジメが二人いるからハジメはダメだろうな。無難なところは鈴木さんだろ。トムは鈴木さんって言ってるしな。
「部長じゃないぞ。鈴木でいいぞ鈴木で。ゲームは出来ているよ。まだLV一だけどね。夕飯後にまたやる予定だ」
夕飯も済ませ、お風呂に入り、そろそろ十九時か。どれどれ再ログインするかなっと。マウントギアを装着しゲームを起動……。
ゲームが始まりません。代わりにウインドウが表示される。
「ただいま大変込み合っております。サーバの負荷が高いため、しばらくお時間をあけてから再度お試しください」
そうか、じゃねーよ。どういうことだよ、負荷が高いって事だろうな。
ゲームのホームページを確認するとお詫びが掲載されている。
・想定以上の利用者が来たため、現在サーバの増強作業中。
・利用者全員に補填を用意している。
・アカウントがあるのにゲームキャラを作成出来ない方に、ゲーム時間一日に対して三万マール。
・ゲームキャラを作成しているけどログインしなかった方、ゲーム時間一日に対して二万マール。
・ゲームキャラを作成してログインしている方、ゲーム時間一日に対して一万マール。
・全員にテントを一回だけ一個、ゲーム時間一日に対して薬草五個、毒消し五個、ポーション五個。
・セカンド、サードキャラの新規作成の凍結、二ヶ月間を予定している。
・致命的な欠陥以外のメンテナンスは延期。アップデートは最短で三ヶ月後の予定。
もう直ぐサーバが追加されるらしいし、もうちょっと時間をあけてから、ログイン出来るか粘ってみるかな。
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