こちら異世界転生相談窓口です!

口だけの男

プロローグ

ここは天界……。

下界の人間たちが天国と呼んでいるところである。誰もが知っているだろう。いいことをした人間は天国で幸せな暮らしを。悪いことをした人間は地獄で苦しい思いを。

しかし実態はそんなものではなかった。

基本的には悪いことも、これと言っていいこともしていない人間も天界に送られるので地獄よりも天界の方が猫…もとい鬼の手も借りたいほど忙しいのだ。

最近のご時世は手っ取り早く言えばヘタレが増えたせいで悪いことをする人間はごくわずか。一年間に約10万人位しか地獄に人間は送られて来ないのだ。そのせいで地獄は鬼のリストラが多発、失業鬼が大勢出て責任問題を追及され閻魔大王も辞職間近と言ったところらしい。

その点天界は一年間に約5500万人も人間が送られて来る。1日に約15万人だ。それは鬼の手も借りたくなる。

そして死んだ人間には4つの選択肢が迫られる。

1つ目はそのまま消えて行くという選択肢。

2つ目は天界で馬車馬の如く働かされるかという選択肢。(人員不足のため。)

3つ目は記憶を消して赤ちゃんから人生をやり直す選択肢。

そして4つ目は……「転生」という選択肢。

大抵この選択肢が迫られると人間は1か2は選ばずに3か4を選ぶ。

そして一番人気の選択肢が…「転生」なのだ。



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この小説は超超短編です。

気長にお待ちください(´∀`*)

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