プロローグ

西暦2070年、「超能力」や「頂上現象」と呼ばれたものは科学の発展と、世界中の魔法使いたちが表舞台へと姿を表し始めたことにより「魔法科学」として発展した。

魔法は大気中に散らばっている魔力をエネルギーとして変換することで起こる現象とされている。魔法を使うのにも無論才能は必要とされ、才能豊かな者だけが第一線で活躍できる。しかし、魔法は人間の生活に広く浸透し科学技術の補助により多くの人が簡単な魔法を使いこなしている。

 魔法を使いこなす魔法師の人工が増加するに伴い当たり前のように魔法による犯罪が増加した。日本政府は、各都道府県警に魔法犯罪に対応する部署を設置した。そして、魔法師として活躍する警察官1万人の中から精鋭を集めた特殊部隊が警察庁警備局第3特別公安課機動強襲室である。機動強襲室は首都圏を担当する第1機動強襲室、北海道地方を担当する第2機動強襲室、東北地方を担当する第3機動強襲室、北陸地方を担当する第4機動強襲室、東海地方を担当する第5機動強襲室、近畿地方を担当する第6機動強襲室、中国地方を担当する第7機動強襲室、四国地方を担当する第8機動強襲室、九州地方を担当する第9機動強襲室、そして沖縄地方を担当する第10機動強襲室の10の部署から構成される精鋭部隊だ。機動強襲室は各係で担当の都道府県が決まっており、臨場要請があれば、各県警本部に設置された分室から臨場する。

 県警では手に負えない魔法を使用した事件などへの対処が主な任務で、高位の魔法師を相手取ることが求められている。それが、機動強襲室に属する捜査員だ。。

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