異世界転生に失敗したので大人しくスポーツ選手にでもなって無双します

@kurousagi0418

第1話HELLO NEW WOULD

「すまん、お前の生まれる世界間違えたからちょっと転生させるわ」


なんだろう、神様的なオーラを感じる、、ってか神だろうなこれ


「間違えたってどういう事だよ」


「いやあ、ね?ホントはもうちょっとカオスで魔境な所に生まれる予定だったんだけどさ、座標打ち間違えちゃってさ」


「なに?神様たちって意外とヴァーチャルな世界で生きてらっしゃるの?」


「意外って、下界の様子なんていちいち把握するのコンピュータなしで出来るわけないじゃん」


しっかりしてくれようちの神様…


「あー、ちなみに、転生後の世界で俺ってどのくらいのランク付けになるの?」


俺は生まれつき何か知らんが身体能力が人の域を超えていた、まあ、神の仕業っつーんならそうなんだろうと納得もした


「君にはねえ、今ある能力に加えあっちで最強装備もらって大英雄になってもらう予定なんだよ」


「大英雄って……ラノベじゃあるまいしなあ。異世界転生したらハーレムでキャッキャウフフって言うのもいいけどさ、戦いとか嫌いなんだけど?俺」


「大丈夫だ、戦いにすらならない」


「待て、その最強装備ってステータス補正おかしいヤツじゃねえのかそれ?」


「うーんそうだなあ、状態異常完全無効、物理攻撃9割カット、身につけるだけで傷を癒す、ワープ能力、ステータスオール25倍くらいかな?」


ちょっと待てなんだそのチート装備……しかもそれ、多分防具の話だよな?じゃあ……


「ま、まあいい、ちなみに武器はどうなってる?」


「えーっと、無条件即死、切った相手の傷が塞がらなくなる、切る度に切れ味アップ、ステータスオール30倍、、だな」


「よし、俺その世界絶対行かねえ!」

クソゲー過ぎるわ、んなもん誰が行くかっつーの


「まあ、お前の意思は関係ないんだけどな」


「理不尽すぎる!」


「はい、うるさい。チャッチャと送るからなー

ぴぴるぴるぴる」


「おいバカやめろ、その呪文はダメだ」


「わかったわかった」


【開け、時空の門。汝の枷を今解き放つ】


「お、なんかかっこいい詠唱」


「ドヤァ……」


うぜぇ……


「まあいいや、これくぐると即異世界なんだよな?」


「そうだ、ゆくが良い大英雄となるものよ」


強い光に包まれ目を閉じた。

目を開くとそこには、いつもの天井があった


夢オチかよ……





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