5.理想のバストとは
前章の理由から、今回の実験では、映像化した際にバストサイズが上昇することを前提とした上で結論を導いていきたい。
まず必要なデータは、「女子高校生の平均のカップ数とアンダーサイズ」である。
残念ながら後者に関するデータが得られなかった(同じ年齢層でも身長が違えば平均のアンダーも変化する)ため、仮のサイズとして私のアンダーサイズを使用させていただく。
女子高校生の平均のカップ数は、「バストアップ大学」というサイトにおいて、各都道府県別のデータが公開されているので、これを集計して適切なサイズとする。
このサイトでは、最小値がAカップ、最大値がEカップとされている。よってこの2つがそれぞれ限界値となる。
当然カップ数だけではバストというものは決まらないので、A75~E75の各サイズのおおよそのバストを再現し、主観ではあるものの見た目や形に不自然がないのはどこまでなのか探っていく。
まず、A75のバストであるが、かなり小さく、確かに発展途上といえるサイズであり、「貧乳」とカテゴライズされるのも無理はないだろうと思われる。
女子高校生の平均であるB、Cについては確かに普段見かけるように、文字通り普通の大きさであることを再現でも確認した。
続いてD75のバストについて、このサイズを再現したところ、少々大きいのではないだろうかと感じた。
最後にE75のバストだが、女子高校生のバストとしては滅多に見かけない大きさである。つまりこれより上のサイズは「巨乳」と定義しても差し支えないだろう。
また、1つ下のサイズであるE70についても大きめのバストであるという見解が得られたため、E70以上のバストは「巨乳キャラクター向けの設定とした方がよい」といえる。
これらの実験結果より、アンダーサイズが75であるとしたときに適切なカップ数は「A~Dカップで、Eカップ以上は巨乳キャラクター向け」となる。しかしこれはあくまでも「映像化した際の見た目の大きさ」であるので、これよりも設定上のカップ数は小さくなければならない。
よって、「物語のヒロインにとって最も適切なバストサイズ」は、「AA~Cカップでかつ換算した際の胸の容量がD75を超えない範囲」と考える。
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