みつけてよ。
@yumesakura
夢の彼
久しぶりに彼がでた
よくわからない町に男の人と郵便局を探してる夢。そう。夢
その男の人は幼い頃から私の夢に時々現れる。
もちろん歳をとらない
気になって夢占いで調べたこともあったが夢にでてくる異性は自分の持ってる性的な部分が形となって現れててると書いてあった
だから気にしてなかった
むしろ気にする必要がなかった
だってただの夢だもの
ベットからでたくない。まだ眠い‥
でも今日は20歳の誕生日。お祝いにお母さんがケーキを作るというので一緒に買い出しに行こうと行っていた
重い身体を起こし私は準備をはじめた
*
「うふふ〜♡穂花ももう20歳か〜」
鼻歌を歌いながらお母さんはロウソクを手にとる
「どうする?20本指す?」
私のお母さんは少し天然だ。何故隣に数字のロウソクがあるのに普通のロウソクを20本も買おうとしているのだろう‥
「いらん!てか、ケーキ作れるの?」
「スポンジは買うよ!でも飾り付けはお母さんがしたいの!」
楽強いと言いながらお母さんは結局20本のロウソクを購入した。
買い出しも終わり帰る前トイレに寄った
お母さんは先に車に戻ったが‥ついてきて貰えば良かった
予定日より早く生理がきてしまった‥
あー‥電話でないし‥
携帯にかけてもお母さんはでない‥
どうしょうと思っていた時、隣の個室から水を流す音が聞こえた
やった!誰かいる
「すいません!」
「はい?」
「あの‥いきなり生理になっちゃって‥ナプキンもってませんよね?」
すると個室の上からナプキンを落としてくれた
助かった‥
私は事を終えるとすぐ個室からでてお礼を言った
そこにいたのは50歳くらいのおばさん。
正直まだ生理あるんだ‥って失礼なことを思った
「すいません。助かりました!ありがとうございます!」
「いいのよー。大変だったね。もう一つ持っておき」
もう一つもらってしまった‥
なんて良いおばさんだろう‥
「若いわねー。いくつ?」
おばさんと手を洗いながら会話が弾む
おばさんは灰原さんと言い、横浜から息子と昨日引越してきたらしい。
なぜ越してきたかはさすがに聞けなかったけど灰原さんは自然の多いこっちを気にいったと話した
話していると灰原さんの携帯がなる
「あら、息子からだわ。トイレの外で待たせてるんだった」
ケラケラの笑いながら一緒にでた
するとちょっと遠くから男の人が歩いてきて灰原さんは息子だと、手招きをした
そして私はその瞬間時間が止まった
「トイレて仲良くなったのよ〜」
「‥どうも」
彼だ。紛れもなく‥
夢にでてる通りの顔と声だ。
私は頭をさげるのも忘れ顔を凝視した
「大丈夫?お腹痛い?」
灰原さんの声でハッとし、同時に恐怖感におそわれお辞儀をし、車へ走った
嘘だ。他人の空似‥じゃない!間違えるはずがない
とりあえずちびったよね。ナプキンしてて良かった‥
車に戻るとお母さんがアイスを食べなかがら待っていた
そしてさっきあった出来事を話すと笑って信じてもらえなかった
当然の反応といえばそれまでだが‥
とりあえず私は変に興奮し、友達にメールで男のことを報告した。
すると電話がかかってきた
「私は信じるよ!」
何故か私以上に興奮している
真夏は幼馴染。
私が下手な嘘をつかないってわかってるし、なにより本人がファンタジー的なものが好きだ。
いつか理想の相手と結ばれると心から信じている
なににしろ信じてもらえたのは私的には嬉しかった
こんな不思議な体験最初で最後だろう‥そう思っていた
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