四国に獣医学部を新設する事は十分な正当性がある

加計学園が獣医学部を新設する為に特区認定された事。


加計学園の理事長が安倍首相と親しい間柄である事が問題視されている。


確かに通常、権力者によって何らかの圧力が働き、その様な事に影響を与えたとするならば問題もあるだろう。


しかし、今回の件は特区への認定過程において、民主党も進めていた事でもあるようだよね。


要するに"安倍首相と親しい間柄だったから"ではなく、"認定された学園の理事長がたまたま安倍首相と親しい間柄だった"という事だと思うんだ。


そして安倍首相は政治の継続性で民主党が進めてきた事を引き継いだだけなのだろう。


引き継ぐ形でなければ問題になるであろう事は安倍首相も理解しているはずである。


引き継ぐ形であったからこそ、特区認定に踏み切る事が出来たのではなかろうか。


そしてそれは与野党関係無く加計学園が"四国に獣医学部を新設する事には十分な正当性がある"と判断したという事になるんじゃないの!?


勿論、その事に異論を唱える方もいるだろう。


都市部では獣医師が余っているなんて話もある。


その様な状況でわざわざ獣医学部を新設する必要性は無い、と。


しかし、それは都市部の都合でしかない。


地方は地方で獣医師、そしてその獣医師を育てる環境を必要としているのだ。


そして都市部に人員が集中してしまう事も"地方に育成環境がないから"でもあるだろう。


更には医学に限った事ではないが、学生が知識や経験を得ていく過程において、地域に貢献出来る事も多いと思うんだよね。


色んな意味で地方の教育環境を整備していく事は良い事じゃないの!?


だからこそ、民主党も進めてきたのだろうし、現政権も特区認定に踏み切ったのだろう。


そして本来、この件に限定して考えれば、民進党は与党に協力が出来たはずである。


にも関わらずに民進党は安倍政権を貶める為に立場を入れ替えた。


要するに民進党は政権批判の為に地方を裏切ったんだよね。


少なくとも四国の市民を裏切った事にはなるだろう。


恐らく、特区認定に至る過程において、民主党を頼った市民も数多くいたと思うんだ。


民進党になったからといって、そんな事は反故にしてもいいのか。


その様に民進党が節操の無い事をしているから、野党は市民からの支持を失い、結果的に安倍政権の後押しもしてしまっている様に感じる。


確かに安倍政権にも色々と問題はあるだろう。


しかし、だからこそ、野党にはもっとしっかりして貰わなければならない。


野党がしっかりする事で与党の問題点を浮き彫りにして、市民にその是非を問う事が出来ると思うんだ。


でも、現状は野党がだらしないから、与党の問題点が覆い隠されてしまい、市民はその問題点を認識する事すら出来ずにいる。


それが与党の増長を助長してしまっているんじゃなかろうか。


勿論、野党には権力に屈しない姿勢が必要だとは思うよ。


しかし反権力に囚われるあまりに本質を見失ってしまっては本末転倒。


この件に関しては"四国に獣医学部を新設する事の正当性"を問うべきで、その正当性は十分にあると私は考えます。


安倍首相と加計学園の理事長との関係性だけを抜き取って批判するのは筋違いだと思う。


はっきり言って、難癖を付けている様にしか見えない。


安倍政権も民進(主)党もよく頑張ってくれた、で良かったと思うんだけどねぇ。

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