租税は回避するよりも国に納めて頂けるとありがたい

タックスヘイブンの問題が世界中を騒がせている。


その是非について、様々な意見が飛び交っているが、此処では、あえて触れない様にします。


是であろうが、非であろうが、生じてしまう問題について、私の考えを述べたいと思う。


確かに、国に租税をしたところで、それをきちんと使って貰えない様であれば、回避したくなる気持ちも分からないでもない。


それでも、やはり現状は、一旦、国に納めて頂いて、それを再分配する様な形の方がいいと思う。


現状は回避された分だけ国の税収が減って、その負担が社会的弱者に皺寄せが行ってしまっている。


例え、既得権益で、租税の殆どを無駄遣いされてしまったとしても、一部は社会的弱者まで届きはすると思う。


回避されちゃうと、その一部すら届かなくなってしまう。


勿論、租税するよりも別の手段で社会に貢献する選択肢もあるだろうし、その方が効率は良くする事も出来るのかもしれない。


でも、それもまた、既得権益になりかねないんだよね。


結局、国や行政が既得権益を手にするか、個人や企業が既得権益を手にするか、なんだよね。


そして現状は、それを個人や企業の判断に委ねる事には問題も大きいと思う。


勿論、国や行政に任せている現状についても問題はあるのだが、だからと言って租税を回避すればいいという訳でもないだろう。


あくまでも、国に一旦、租税をした上で、それを適切に使って貰える様に改善をしていくべきではないかと思うのです。


そうする事で確実に助かる方が、それなりにいるのです。


勿論、個人や企業に直接、社会貢献をして貰った方が、より多くの方の助けになるかもしれないし、もっと色々な可能性を探る事も出来るのかもしれない。


しかし民間に余り大きな既得権益を与えてしまうと、暴走を始めた場合が問題だと思うのです。


民主主義国家において、国が暴走しそうになったら、選挙でその暴走を止める事も出来るだろう。


また例え、止めれない場合でも、その責任は国民全体のものになるだろう。


しかし民間の場合は、そうもいかない。

だから一旦、国に租税して頂けるとありがたい。


多額の租税が出来る優秀な方からすれば、国よりも自分の方が上手く出来ると思うのかもしれないが、一旦、堪えて頂いて、国に任せて貰いたく思う。


その上で、国や行政の問題点を改善していければ、より多くの方々の助けになるのではなかろうか。


転載元URL(2016.5.25)

http://next.spotlight-media.jp/article/284442965219806554

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