天体物理学がエネルギー革命の引き金に
現在、我々は様々な問題を抱えています。
その中でもエネルギー問題について、それも現在の事よりも将来的な点で私が思っている事等お話をさせて頂こうと思います。
先ず、日本では東日本大震災以降、原発に対して否定的な意見が少なくありません。
勿論、放射能の恐ろしさを考えると、そう言いたくなる気持ちは理解出来ない訳ではありません。
しかし、原発を止めてしまう事で結果的に温室効果ガスの排出削減が思うようにいかなくなってしまっている現状に疑問を抱かずにはいられなかったりもするのです。
原発の是非については賛否両論、様々な意見があるでしょう。
しかし、人間社会が必要とするエネルギーを石油を中心とした化石燃料に頼らざるを得ない現状に対して、いずれは変化が必要であるという点では、多くの方々と問題を共有出来るものと考えます。
そして、近年はシェールガスやメタンハイドレートのような石油の代わりとなる可能性を秘めた燃料が注目されてきてもいます。
勿論、シェールガスやメタンハイドレートは石油の枯渇という問題は解決してくれるのかもしれません。
しかし、結局は石油もシェールガスもメタンハイドレートも化石燃料である事に変わりはないのです。
せっかく地中に眠ってくれている温室効果ガスを大気中にばらまく事にはなるのです。
それでは温室効果ガスの排出削減という点において、大して違いはないように思うのです。
そうなると、やはり、太陽光や風力という、所謂再生可能エネルギーというものに期待が高まりますが、それですら、現時点では何処まで安全であるのかは、はっきりしないと思うのです。
もし地球がそれらのエネルギーを必要としているのならば、それを人間が横取りしているような状況だとも言えるでしょう。
その太陽光や風力を人間がエネルギーとして利用してしまう事で自然環境に何らかの悪影響があっても不思議ではないと思うのです。
温室効果そのものについても影響はあるのかもしれませんし、他にも地震災害や砂漠化の問題にも影響がある可能性は十分に考えられるでしょう。
そこで私は天体物理学というものに注目しているのです。
一見しただけでは、天体物理学が地球環境に対してどれ程の貢献が出来るのか、理解出来なかったりはするのかもしれません。
確かに私もそれを皆さんに説明する事は出来ません。
しかし、可能性を考えると他のどのジャンルよりも天体物理学に可能性があるように私は思うのです。
例えば、の話を一つさせて頂きますと、少し前にヒッグス粒子というものが話題になりました。
ヒッグス粒子は物質に質量を与える素粒子だと言われています。
そのヒッグス粒子が物質に質量を与えるプロセスを解明する事で、ひょっとしたら、そのプロセスそのものをエネルギーに変換出来るのかもしれない。
なんて思ったりもするのです。
もし、それが可能であるならば、物凄く画期的なものになるように思うのです。
何か物を輸送する際に質量をエネルギーに変換出来たら、変換した分だけ質量が減り、質量が減った分だけ消費するエネルギーを減らす事が出来るのです。
こんな事、本当に出来るのかはわかりませんが、「人間が創造出来る事は人間が必ず実現出来る」という言葉もあります。
確かに私が言った事は創造ではなく、単なる妄想にしか過ぎないのかもしれません。
しかし、私の言った事が妄想に過ぎなかったとしても、将来的に天体物理学がエネルギー革命の引き金になる事は、十分に可能性がある事のように思うのです。
何も燃焼させずにエネルギーを作り出せる。
私はそんなエネルギー革命が起こる事を待ち遠しく思うのです。
転載元URL(2015.10.17)
http://next.spotlight-media.jp/article/204470407849953075
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