第4話
レイナ「ここが、天の国・・・」
ファム「あとは、新入りくんだけだね~♪」
タオ「凄かったなー、空をビューンってよ!」
シェイン「それにしても彦星さんと織姫さんは、天の神さんが作る年に一度の架け橋の上で逢う、という物語ですが、あのカササギさんは一体なぜこの天の川を渡れたんでしょう
か?」
ファム「・・違ったんだよ、昔はね」
レイナ「えっ?」
ファム「何でもな~い♪先を急ぎましょ~」
レイナ「もう何よっ、気になるじゃないっ!」
ファム「いいからいいからっ!今は天の神をやっつけて、この世界を「調律」するのが先決だよっ♪」
ヴィラン「クゥルルルゥッ!!」
タオ「おっと、そうこうしてる間にお出迎えが現れやがったぜっ!」
シェイン「新入りさんが来るまでに片付けておきましょう」
レイナ「眠りネズミ、起きなさい!」
タオ「ドン・キホーテ!!勇士を見せてやろうぜ!」
シェイン「カリーネ、狩人の誇りを見せるのです」
ファム「時計ウサギ~、慌てて転ばないでね~★」
エクス「ねえルナ、キミは彦星様を知ってるみたいだったけど、キミの「運命の書」は彦星様と関わるお話なのかい?」
ルナ「・・・だった、っていうのが多分一番近いかな・・」
エクス「??」
ルナ「わたしたち「カササギ」って、天の神様の使いだったんだ」
エクス「だった?キミの運命の書には、そう書いてあるんだよね?」
ルナ「・・・」
エクス「・・聞いたこと、あるかな?僕達は、生まれた時にストーリーテラーから与えられた「運命の書」を、その物語を始めから終わりまで、永遠に演じ続ける」
ルナ「うん」
エクス「でも、ほら。これは何も書かれていない「運命の書」。僕たちは「空白の書」って読んでる。それを与えられた存在が僕達なんだ」
ルナ「・・お兄ちゃんたちは、何を演じるの?」
エクス「僕達は、どこまで続いているか分からない世界を旅しながら、カオステラーの手で歪んでしまった「想区」を元に戻してる」
ルナ「素敵だね、色々な人と出会えて、色々な景色が見れるんだね」
エクス「でも、想区が調律されれば、出会った人達も僕達のことを忘れちゃうけどね」
ルナ「それでも、お兄ちゃん達の中にはちゃんと残ってる」
エクス「そうだね」
ルナ「・・・・」
エクス「良かったら、見てもいい?キミの運命の書」
ルナ「・・・・お兄ちゃんなら、いいよ」
エクス「こ、これって?!」
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