恵比寿になんてなるものか
如月李緒
プロローグ 運命とは
それは、とある想区のside storyだったはずの物語……
「どうして……」
こんな運命、望んでいない。
「メインの物語から外れていくのに」
いつの間にか、忘れ去られる存在。
「七福神、か。別にそんなものなりたくもない」
それは、運命の書を読んで知った未来。
"
"蛭子"とちがって七福神の"恵比寿"は人気者。みんなが知る神様。
けど、別にそんな名前、要らない。
「あぁ……どうせならアイツみたいに」
神様なんて立場……未来で無くなってしまうのならばあるいは。
……こんな未練なんてもたなかったかもしんねぇな。
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