グリムノーツ「銀河鉄道への夜」

やなちゃん@がんばるんば!

第1話「プロローグ」

あるところに、きらきらと輝く綺麗なお星様がいました。

お星様はきらきらと輝いて、夜道を明るく照らしていました。

ところが、お星様は不注意で夜空の階段をふみはずしたのです。

お星様は真っ逆さまに地上に落ちてしまいました。

夜空へ戻るすべはありません。

夜空に帰りたくて、帰りたくて、お星様はわんわん泣きました。

けれど、遠くに輝く仲間の星たちには、その声は届きません。

そんなお星様に声をかける青年がいました。

「どうして、そんなに泣いているんだい?」

お星様は答えました。

「夜空に帰れないの。仲間たちのところへ帰れないの」

それを聞いた青年はお星様がとてもかわいそうになって、言いました。

「それじゃあ、僕が君を仲間のところへ帰してあげるよ」

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