珠須録記(ずすろくき)1 暗黒の鼓手
るきのるき
1 左手使いの放浪弦手か(乃州)
町はずれには
さらにその先はちょっとした丘と森になっていて、森の中には草が生い茂る、ちょっとした
その土台の上で
女性と言っても年齢は不明だが、
「固いな」と、トクサは言った。
少女のように見える女性は薄青色で半透明の
「すまぬな。
「
「夜中に墓参りとは
「私の名はユクシ。姓は…まだ名乗る必要はないか」と、彼女は言った。
「それにしても見事な腕だな。
「はは。私は小さい、とか、可愛い、とか言われることは多いが、麗しいというのは稀だ。しかし、今宵の練習はもう終わりにしよう」
彼女は大きく伸びをしながら言った。
「お前に興味を持った。左手使いの
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