第74話 何も変わっちゃいない

 やあ、おいらです。


 第2回カクヨムWeb小説コンテストの中間選考で拙作が選ばれたことは前回、自慢げに書きましたが、冷静になったら、自分の考えていた未来と現実が大きく違っていたことに気がつきました。


 それは中間に選ばれたのだから、多くの読者様が拙作を読みに来てくれて、わっしょい、わっしょい、お祭り騒ぎになってお礼をする暇もないという状況になるかと思ったら、あにはからず、ぜーんぜん、お客様は来てくださらず、閑古鳥が泣いております。おいらの心の中では、しらけ鳥が飛んで行きます。南の空へ。惨め、惨め。


 それにしても、たかだか★20前後の拙作がなんで、中間を通ったんでしょう。もっと★を得ながら落選している作者様もいるのです。コンテストのランキングを作っている奇特な人の一覧表を見ると、拙作は40位前後。数合わせのランクインで、最終では全く相手にされない気がひしひしと感じられます。


 話は変わりますが、おいらはあまりユーザーフォローをしていません。はっきり言えば10人です。作者様の中には限度の500人をフォローしている方もいらっしゃいますが、どうなんでしょう? その全員と交流することができるのでしょうか? とても疑問に感じます。おいらは真に信用できる人だけとお付き合いしたい。そういう人がいるならば、フォローの人数を増やしてもいいなと思います。

 でもでもでもね、急速にフォローを増やした作者様の作品評価が上がっていたりするんですよ。そうすると、おいらも方針転換したほうがいいのかな? 500人フォローした方がいいのかな? などと馬鹿げたことを考えたりしちゃいます。


 またまた、話題は変わりますが、今現在、おいらの頭の中には小説のアイデアが一つもありません。からっぽです。本でも読んでアイデアの卵を産み出せばいいのだけれど、その本が読めないんです。どうも病気で脳の本を読む楽しさを構成する部分が壊れてしまっているようなのです。それは、本好きのおいらにとって、とても淋しいことです。でも何故か、小路幸也さんの本だけはスラスラ読めるんです。なんなんだろう? 単純に相性と言っていいのでしょうか? だけど、手持ちの小路幸也さんの本がないんです。おいらは気軽に本屋に行って本を買える身分ではないので、今、禁断症状に苦しんでいます。小路幸也プリーズ!


 話が逸れました。アイデアの枯渇の問題です。ユーザーミーテングのレジュメを読むと、年に二冊は小説を書かないとプロにはなれないようです。おいらはライトノベルは書かないから、一般文芸のアイデアを考えなければいけません。でも、まーったく、浮かびません。アイデアの尻尾をつかむこともできないのです。それは知識の少なさに原因があると思います。おいらの知っていること。野球、相撲、昔のドラマ、アニメ。日本史。書店の仕事。図書館の仕事。破綻した結婚生活。うーん、それぐらいだ。どれも山のように先人が著してますな。斬新なアイデアプリーズ。


 プリーズ、プリーズ行っていたらフリーズしてしまいました。今度、皆様に小説を公開することができるのは一体いつのことでしょう? もしかしたら永遠に、駄文を書くだけの人になるかもしれません。あー恐ろしい。

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