works/4852201425154909751
『双数は対偶にある/The dual is contraposition』
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154909751/episodes/4852201425154909756
前回の流れに沿ってJIS規格の話をすると、妙な話、ロータリィ除雪車は確かにロータリィ除雪車なのだけれど、ロータリはロータリになってしまう。もっと言えば、タクシードライバはタクシードライバで、タクシー乗り場もタクシー乗り場なのに、タクシはタクシなのである。いや、タクシーは慣用に従ってタクシーだったろうか。
本作は見た所、一種、文化の坩堝として書かれたもののようで、プロローグには2つのカットと、1つないし2つ(あるいは3つ)の視点が収められている。あえて完全な規格化を為されていない「彼女」らは、「彼女」という代名詞によって重なり、多層化する。続く全ての「彼女」が重なりあえば、恐らく、何らかの偏りが生まれる。
それこそがこの小説の肝なのだろう。
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