物語の舞台・人物紹介(ゲーム未プレイの方向け)

この小説は、スクウェア・エニックスの人気ゲームアプリ『グリムノーツ』の二次創作作品となります。

同時に、『グリムノーツ×カクヨム「ゲームシナリオ用小説コンテスト」』の応募作品となりますので、ゲームを未プレイの方向けにキャラクター紹介と用語紹介ページを設けました。すでにプレイ済みの方はこのまま第一話をお楽しみください。




■ゲームのプロローグ

 僕らは生まれたとき、一冊の本を与えられる。

 僕らの世界、生きる意味、運命、

 それらすべてが記された戯曲『運命の書』

 全治の存在、ストーリーテラーが記述したその『運命の書』に従い

 僕たちは生まれてから死ぬまで、『運命の書』に記された役を演じ続ける

 それがこの世界のひとびとの生き方


 だからさ、教えてほしいんだ


 空白の頁しかない『運命の書』を与えられた人間は、

 いったいどんな運命を演じて生きていけばいいのだろう?


■用語紹介

◇運命の書

想区の住人が持たされる、自分の一生の運命が記述された本。記述された運命は原典の物語の配役に沿っており、人々はその運命から逃れられず、逃れようという発想すらもたない。


◇空白の書

何も書かれていない運命の書。導きの栞を挟むことで、

他のヒーローと魂を繋げ、その能力を使用できる。


◇ストーリーテラー

想区を生み出し、人々に“運命の書”を与えた全知全能の存在。それぞれの想区は、担当するストーリーテラーによって統治されており、想区の住人の運命は、ストーリーテラーの記述ですべてが決まる。


◇想区

ストーリーテラーが生み出した空間。

想区は古の伝承を元に作られていて、そこに住む人々は、

もとの伝承に存在する人物の役を与えられて一生を送る…

ある人は清く美しいプリンセスの役を、

ある人は気高くも勇ましい英雄の役を、

ある人は恐ろしくもおぞましい悪人の役を…

そうして、もとになった伝承の筋書きをなぞりながら、

想区はストーリーテラーが記述した通りの運命を歩み続ける。


◇ヴィラン

異常をきたしたストーリーテラーによって生み出された化け物。

想区を混沌に導くカオステラーの使徒。


■キャラクター

◇エクス(主人公)

『シンデレラの想区』に暮らす『空白の書』の持ち主の少年。なんの役目も与えられなかったために、周りからはモブだとバカにされてきたが、本人は腐ることなく、素直な性格のまま育ってきた。

幼馴染であるシンデレラに淡い想いを抱いているが王子様と結ばれる彼女の運命も知っているため、思いを告げられずにいた。

あるとき、ヴィランに襲われるレイナを助けたことから、この世界、および『空白の書』の真実を知り、自らの運命を選び取るために、レイナたちの旅に同行することを決める。

なにか起きたとしても誰かを守れるようにと独学で剣術を会得している。想区で出会った人たちの想いにすぐ共感し手を差し伸べる、お人好しな面もある。

『導きの栞』を手にした際に、すべてのヒーローの魂とコネクトできる『ワイルドの紋章』を発現させたのも、誰にでも共感するエクス自身の性格がもとになっている。

想区を旅しながら、さまざまな『主役』たちの想いに触れるうち、自らの戦う意味を見出していく。


◇レイナ

『調律の巫女』と呼ばれる少女。

カオステラーをストーリーテラーへと修復する力を持ち、この力を使って、カオステラーの危機に立ち向かおうとしている。『沈黙の霧』が広がる世界においてもカオステラーの気配を感じとり向かうべき想区を察知することができる。

カオステラーによって自分の住む想区を壊されただ一人生き残ってしまった。もとは城に住む王女だったらしい。以来、カオステラーへの憎しみを抱えながら散っていた民の無念を背負い、王国の再建を目指している。

またカオステラーを拡散しているロキたちの野望を食い止めるために、彼らの動向を追っている。

自分ではリーダーを気取っているが、方向音痴だったり、食べ物につられたり、いろいろ抜けている面も多い。

タオたちからはポンコツ姫とも称される。『導きの栞』、『箱庭の王国』など不思議なアイテムを持っている。


◇タオ

一行の大将を自称する青年。

シェインの『兄貴分』であり、直情的な性格。ロマンという言葉に弱い。レイナとはどちらが一行のリーダーなのかを巡って子供っぽい議論をすることが多い。

もともとは『桃太郎』をモチーフにした想区の住人で、『空白の書』の持ち主であるためなんの役目も担っていなかったが、自分が主役になるという夢を求めて努力し、桃太郎の相棒として活躍するようになった。だがそこで鬼が島の戦いに赴き、本来死ぬ運命になかったはずの桃太郎を失い、自らの目指したものの虚しさを悟る。そこで邂逅した鬼の娘シェインときび団子による『義兄弟の契り』を交わし、何者にも支配されない世界を求めて、外へ飛び出した。

実はシェインと想区を出てから一時期、ある教団に属していた。レイナの旅に同行しているのもそれが関係している。


◇シェイン

タオの『妹分』。

口数は多いほうではなく、あまり感情を表に出さない。が、時折鋭いツッコミを放ったり、核心をついたことを口にしたりする。

また重度の武器マニアかつカスタマイズマニアで、新しいアイテムを拾うたびに目を輝かせる。

ハイスペックな妹分だが、だいたいにおいて自らの意思よりもタオの意思を優先させることが多い。

ある任務のためにタオとともにレイナに付き従っている。



【出典】

◇グリムノーツ

◇グリムノーツ攻略wiki

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