DAY1
2.ネロ・モトゥーシ
「我が名はネロ・モトゥーシである!」
突然、妹がそんなことを言い出した。
というかモトゥーシってなんだ。ネロ帝の名前はネロ・クラウディウスだろうが。
そんなことを思った俺に、妹は突然こんなことをぬかした。
「ん、お主、何者じゃ?」
「
「じゃから、朕はネロじゃて。それより朕の質問に答えよ」
こんなときはいつになっても聞かないのでしょうがなく答える。
ちなみに、瞳とは妹の名前だ。遅くなってごめん。……誰に謝ってんだ俺?
「俺は
「ほう、兄か……」
瞳は何故か今日に限っていつもよりテンションが高い。こうやって本物のように振る舞うのがその証拠だ。
「朕はネロじゃ。どうやらこの世界に迷い込んでしまったらしい」
もう何かめんどくさいので今日の分のアイスを渡す。
「……何じゃ、これ?」
普段の妹ならこれで元に戻るのだが、何故か
まさか、本物とかいうなよ。
―――――
アイスを愛す、と彼女は言ったそうな。
更新遅れてすみません。不定期だから良いよね(逃げ)!
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