第4話 歌姫

時空は変わりこの世界(地球)では東京の武道館でコンサートがおこなわれていた


「キャーキャー」


「姫羅ー素敵ー」


黄色い声援を浴びるのは世界一の歌姫・姫羅


スタイルバツグン黒髪に黒い瞳、色白で髪は腰までありトレンドのストレートヘアーが若者に流行るくらい姫羅ブームが凄かった


「皆〜有難う!!!また応援宜しくね~」


武道館コンサートが終わった姫羅は仲間達とホテルに帰るのだった


「姫羅ちゃ〜ん今日はお疲れ様〜」


「はい、コンサート成功も皆のおかげですお疲れ様でした」


「何言ってるのよ〜姫羅ちゃんが居たから出来た事だよ」


仲間と仲良く打ち上げをする


「ところで姫羅ちゃんビール呑まないの?」


「ごめん昨日から調子が悪くて今日はよすよ」


「じゃ~ジュース?お茶?」


「お茶で」


「でも明日からヨーロッパ旅行なんて羨ましいなぁ〜」


「あははは・・・唯一のストレス発散だから」


「でもさ~こんなに美人なのになぜ恋人作らないの?」


「うん・・・仕事が充実しているからまだまだかな」


「スーパーウーマンだね〜

おまけに美人で歌も世界に通用する程の美声でしょ、それも頭もいいし今や何カ国語話せるの?」


「クスッ、それは褒めすぎだよ〜

今はフランス語を勉強中だよ。」


楽しく打ち上げが終わりホテルの部屋に帰る


「ふぅ〜っ、楽しかったな〜。

明日の為に早く寝なきゃね。」


シャワーに入るためバスルームに向かう姫羅


服を脱ぎバスルームに入り蛇口を回すと水が出ない


「あれ、故障かな・・・?」


姫羅が振り返ると目を疑う光景に遭遇した

バスルームの入口に大きな金の鳥が居た


「・・・・・!?」


姫羅は声も出ず呆然と立ち尽くす


ええぇぇええぇ!!!!!


金の鳥?


私、幻覚見るほど疲れてんの?


酔ったのかな?いや、お酒は呑んでない!!


女神よ・・・


旅立ちの日が来た・・・


姫羅の頭の中に声が響いた


これってテレパシー


思った瞬間目眩がした


「うっ・・・」


倒れる瞬間、姫羅と金の鳥が消えたのだった


あれ・・・


わたし・・・


どうなっちゃうの・・・


でも温かく眠くなる・・・・・・・・・


深い眠りに入る姫羅


今はゆっくりと眠るといい女神よ・・・・・・


翌日ホテルでは警察や報道人たちですごい騒動だった


「昨夜、歌手の姫羅さんが宿泊していたホテルから姿を消し行方不明になりまきた。

何らかの事件に巻き込まれたか所持品は荒らされた跡はなく顔見知りによる犯行の線も上がっていると聞きます」


世界中にニュースがながれるのだった

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