3日目 全裸勇者と幻影の仇討ち

GM:

 では全員、3日目へ「進行」します!


 1D6 ロリア  (コロコロ…) ダイス 4 = 4

 4:山で迷った。【日数】に2を足して【知力】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)「登山」


 1D6 マーシュ  (コロコロ…) ダイス 1 = 1

 1:少し荒れた地形が続く。【日数】から【筋力】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)


 1D6 ワイズマン  (コロコロ…) ダイス 3 = 3

 3:険しい岩山だ。【日数】に1を足して【生命】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)「登山」


 【日数】=2 です。


ロリア:

 【知力】……だと……。

 【ST】8→6になりました!


マーシュ:

 よっしゃあああああ、【筋力】出たああああああ はじめてかもしれない……ウッウッ。

【経験値】16→20、【レベル】6へ!


ワイズマン:

 2+1-1で2点削れて、【ST】7→5になりました。


GM:

 さて、行き先はどうしますか?


――――――――――――――――――――

【3日目】 地形:山岳地帯

 北:???

 中央:中型ダンジョン

 南:???

――――――――――――――――――――


マーシュ:

 このまま中央の「中型ダンジョン」へと「進行」しますかね。


ワイズマン:

 「中央ダンジョン」ですかねえ。【生命探知】もできますし。


ロリア:

 「中型ダンジョン」ですね。「『闇』の罠」がこわい!


*  *  *  *  *  *  *  *  *


● 3日目中央エリア 昼


GM:

 さて、皆さん歩いて3日目の山岳地帯にやってきました!


 中央に進む皆さん。そこには「中型ダンジョン」があるはず……と思いましたが、そこには山が1つあるだけでした。


ロリア:

 どういうことなの……。


ワイズマン:

 ダンジョンかえして。


マーシュ:

 ダンジョンは幻だったのだ……。


ロリア:

 ネムリが嘘ついた!


GM:

 さて、皆さんが山を登った先にあったのは、耳長の里がドラゴンに襲われている光景でした。


マーシュ:

 「なっ……アレは……!」


――――――――――――――――――――

クエスト 『仇の竜』


・公開条件:3日目に到達する  【経験値】10


・イベント

 山を登った先に見えたのは、耳長の里がドラゴンに襲われている光景だった。君の中にあるマリーの魂は、片目がつぶれたそのドラゴンに見覚えがあった。あれはかつて自分の故郷を襲った、血に飢えた竜――【最強のドラゴン】ではないか! なぜあれがここにいるのか、それは分からないが、今度こそ止めなければならない。【最強のドラゴン】1体との戦闘が発生する。【筋力】で目標値12の判定に失敗した場合、【覚醒】を1回分失う。

ジャッジ:仇を前にした気持ちを語る。


・クリア条件: 戦闘に勝利する。

・報酬: 【伝説P】20 + 特徴【最強の】

――――――――――――――――――――


マーシュ:

 「あいつは……! あの時の!!」


ワイズマン:

 なんだ、ただのドラゴンか。


GM:

 なんと、マーシュたちの眼前では耳長の里がドラゴンに襲われています!


 見ていると、すり傷でぼろぼろになった耳長人の少女がやってきて、マーシュに助けを乞います。


マーシュ:

 「君、大丈夫か?!」


GM:

 耳長少女「お願い……家族を助けて! 父も母もあのドラゴンを止めるために行ってしまったの! お願いです! 何でもしますから!」


マーシュ:

 「大丈夫だ、オレがなんとかする。君はここで待っているといい」


ワイズマン:

 「……行くぞ」


GM:

 マーシュの気迫に気付いたのか、片目のつぶれたドラゴンはマーシュを見ます。


 ジャッジ:仇を前にした気持ちを語る。


マーシュ:

 「……探したぞ、散々な……!」と、苦々しい表情で呟きます。


 「こんなところで再会することになろうとはな!! お前だけは……お前だけは絶対に許さん……ッ!!」と、剣を携え、ドラゴンのもとへ走りこみます。


GM:

 「【筋力】で目標値12の判定に失敗した場合、【覚醒】を1回分失う」なんですが【覚醒】はダグドさんちで使っちゃったのでもう取り立てるものがありません。


 ジャッジはOKですが判定不要!

 マーシュさんは【経験値】+10してくださーい。


マーシュ:

 わあい、【経験値】20→30へ、【レベル】は8へ!


ワイズマン:

 【LIFE】47点くらいならなんとでもなります余裕余裕……47かー……。


ロリア:

 47かー。


GM:

 最強のドラゴン「グオオオオオオオ!!」


 【最強のドラゴン】があなたたちの前に立ちふさがります!


――――――――――――――――――――

モンスター【最強のドラゴン】

 【LIFE】35→47 【防御値】11→13 【反撃ダメージ】3+火炎12

 【経験値】9→14 【ドロップ】ランダム宝石表(4/6)

――――――――――――――――――――


GM:

 ワイズマンが即死圏内!


マーシュ:

 だから【中和】欲しかったのにイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!


ワイズマン:

 一撃で倒せばいいんでしょう。


ロリア:

 別に倒してしまっても構わんのだろう?


マーシュ:

 脳筋だー!?


GM:

 では戦闘開始! 


*  *  *  *  *  *  *  *  *


ロリア:

 あれ、【フォートレス】って【火炎】も受け止めます?


GM:

 受け止めます! その場合ロリアが3+火炎13ダメージを3回受けます!


マーシュ:

 ですよねええええ。


ロリア:

 死ぬわ!!!! 一撃で倒せば何も問題ありませんよね!


GM:

 では皆さん攻撃判定をどうぞ! 目標値は13!


マーシュ:

 【防御値】13、13かぁ……(遠い目)。


ワイズマン:

 「消え去れ、獣風情が」 【火炎】分の【ST】1消費で【ST】5→4です。


 2D6+6+2>=13 攻撃判定(【知力】・フォース)! 

  (コロコロ…) ダイス (2+6) + 8 = 16  +3成功!


マーシュ:

 2D6+4+1>=13 攻撃判定(筋力)! 当たれェェェェ!!!! 

  (コロコロ…) ダイス (5+5) + 5 = 15  +2成功!


 マジかよゴッド!


GM:

 当たった! マーシュさん主人公!


マーシュ:

 神様っているんだ……すげえ……。


ワイズマン:

 グレイト!


ロリア:

 2D6+4>=13 攻撃判定(筋力)! 

  (コロコロ…) ダイス (6+2) + 4 = 12  -1失敗!


マーシュ:

 「ロリアァー!」


ロリア:

 むりでした。


 2の方を【覚醒】します!

 1D6 覚醒!  (コロコロ…) ダイス 6 = 6  スペシャル!


ワイズマン:

 おやおやクリティカルヒット。


ロリア:

 あ、ほんとだ。もう片方がもう6だった。


GM:

 成功! ロリアに炎が直撃しそうでしたが、その目が光ったと思うとロリアが超スピードで動きます! 


 ロリア、クリティカルヒット! よってダメージに+2D6、【反撃ダメージ】なし!


ロリア:

 「甘いですよ!」


マーシュ:

 【耳長の細い剣】だからクリティカル時のダメージ補正が+1D6ありますね。


ワイズマン:

 耳長剣のクリティカル時効果が役に立つときが来るなんて……そんなときは一生来ないと思っていました。


マーシュ:

 体育館裏に来てください。


ワイズマン:

 一般論です! 一般論!


GM:

 (クリティカルによるダメージ補正は期待値的にはほぼ0に近いもんなー)


 では、もろもろダメージを算出してください!


マーシュ:

 「オレは……お前を探して……長い時を旅してきた! ここで、村のみんなの……親父とおふくろのカタキは取らせてもらう!!!」


 5D6+8+8+2 【壁壊の聖剣レーヴァテイン】で攻撃! 

  (コロコロ…) ダイス (6+5+5+3+1) + 18 = 38 ダメージ!


ワイズマン:

 1D6+16+6+2 【火炎】ダメージ

  (コロコロ…) ダイス 6 + 24 = 30 ダメージ!


GM:

 マーシュの激しく燃え上がる壁壊の剣がドラゴンを切り裂き、ワイズマンの激しい爆炎がドラゴンを包み込みます!


 すでにドラゴンは倒れようとしていますが、ここでさらにロリアさんの追撃が入ります!


ロリア:

 「はあああああああああ!!!!」


 2D6+1+3+6+2+3D6 【鋭い耳長の細い剣】で攻撃! 

  (コロコロ…) ダイス (4+4) + ダイス (3+5+5) + 12 = 33 ダメージ!


GM:

 ロリアの非情なとどめがドラゴンを襲う! 全員30超のダメージで合わせて101ダメージ!!


マーシュ:

 こなっごなじゃないかなドラゴン……。


ロリア:

 いじめだこれ。


ワイズマン:

 強くなりましたね。みんな。


マーシュ:

 しかし、この火力がなければ死んでたのはこちらなんですよね、ヒュー!


GM:

 101ダメージを受けてオーバーキル!


 【最強のドラゴン】はあっけなく倒されます……ズドォォン。


ロリア:

 最強約2体分。


ワイズマン:

 我々はすでに最強を超越してるんですよ。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


GM:

 では、隠れていた耳長の人達が出てきて皆さんを賞賛しますよ!


 「ああ、ありがとうございます!」 「あなたたちこそ真の勇者です!」


ロリア:

 「いえ、騎士として当然のことをしたまでです」


マーシュ:

 「よかった……助かった人がこんなにも……いや、喜んでばかりはいられない、闇の脅威は……終わっていないのだから」


GM:

 耳長少女「ありがとう……父と母も助かりました、耳長の戦士さま、ありがとうございます……!」


マーシュ:

 「よかったね。おとうさんとも、おかあさんとも……仲良くね」


ワイズマン:

 「くっ……」


GM:

 ふー今日のセッションもめでたく終わりましたね。よかったよかった。


 ってなりそうですがまだ残ってるからー! でもワイズマンにはこれは辛い光景!


ワイズマン:

 他の家族は助けられても、自分の娘は助けられないかもしれません。つらい。


GM:

 耳長の少女と両親は、そろってあなたたちを見送ります……そして闇に呑まれていきます。


ロリア:

 そう書くと救われないな!


GM:

 あれはマーシュの記憶が生みだした幻影だったのかもしれません。


 それでも、救えた満足感で皆さんの心はある程度満たされるはずです。


マーシュ:

 「……自己満足なんだってわかってる。でも……きっと、倒さなきゃ、オレはここから進めなかったんだよな……」


 「オヤジ、カタキはとったぜ……あの時の言葉通り、『最強』になってな!」と拳を握りしめます。


*  *  *  *  *  *  *  *  *


GM:

 ということでドラゴンを倒した分、全員【経験値】+14! んでドロップ!


 1D6<=4 (宝石)  (コロコロ…) ダイス 6 = 6  ドロップ失敗!


ワイズマン:

 残念。


マーシュ:

 【火炎】攻撃で炭になった可能性。


ロリア:

 【経験値】19→33へ、【レベル】8に!


マーシュ:

 【経験値】30→44へ! 【レベル】9に!


ワイズマン:

 こちら、レベルアップで【フォース修得】で【雷光】と【治癒】を修得しました。


GM:

 OK! ロリアさんはここから【大激震】の補正など忘れないでくださいね。


 マーシュさんも【ゼヌーラ】効果でレベルアップごとにダメージが増えますので……あっ全裸!


ワイズマン:

 あ! 完全に忘れてましたが全裸だったよマーシュ! 最低! 


マーシュ:

 最低ってひどい!!!


ロリア:

 そうだよ全裸だよ! ナチュラルに合流して誰も反応してなかったけど!


ワイズマン:

 全裸で乗り込んできて全裸でドラゴンに挑み、倒し、そして全裸で去っていった。


マーシュ:

 【ゼヌーラ】などありふれた出来事ですよね ええ。


GM:

 大丈夫です、耳長の人達はマーシュの想像が生みだした幻影だったので誰も気にしません。


マーシュ:

 幻影って言い切られた!! 幻影って断言された!


GM:

 裸の男にすがりついて普通に助けを求める耳長少女とかやめてくださいよ!!


マーシュ:

 笑うのでやめて!!!!


ロリア:

 ドラゴンだけが本物であった。


ワイズマン:

 ああ、それいいですね。


マーシュ:

 ドラゴンがいたから、かつての自分の村の人の姿が“マーシュにだけ”見えてたとか。


GM:

 いいと思います。諸々考えると現実感がなさすぎるので耳長の人々に関しては幻影でいい気がしてきました。はい。


 ただほんのちょっとマーシュが全裸だったせいでこんなことに……。


マーシュ:

 全裸がジャマでしかたないよおおお!!!


ロリア:

 【ゼヌーラ】はやはり呪い……。


GM:

 いやー【ゼヌーラ】をTRPGで使うとすごいですね。原作はゲーム内だったからまだ許されてた感ある。


マーシュ:

 これで女子のままだったら本当にいろんな意味でヤバかったですね。


ワイズマン:

 そのほうがカクヨムの層には刺さった可能性があるのかもないのかも。


マーシュ:

 女子が全裸とかレーティングがあぶなーい!!!



*  *  *  *  *  *  *  *  *

● 3日目中央エリア 夜明けの進行


GM:

 では、シースが追ってくることのない3日目の平和な草原の夜です。それぞれ夜行動を宣言してください!


ロリア:

 「進行」!


マーシュ:

 自分も「進行」でいいかな。


ワイズマン:

 ではこちらも「進行」で。覚悟完了です。


GM:

 では全員、世界の果てへ「進行」します!


 1D6 ロリア  (コロコロ…) ダイス 6 = 6

 6:広い川を船で渡る。【日数】に2を足して【魅力】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)「水泳」


 1D6 マーシュ  (コロコロ…) ダイス 6 = 6

 6:広い川を船で渡る。【日数】に2を足して【魅力】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)「水泳」


 1D6 ワイズマン  (コロコロ…) ダイス 1 = 1

 1:少し荒れた地形が続く。【日数】から【筋力】を引いただけ【ST】が減少する(最低0)


 【日数】=3ですが、山岳地帯で【ST】消費+2なので、便宜上【日数】=5として計算してください!


ロリア:

 うげぇええ。


マーシュ:

 全裸の男に【魅力】なんて!


ロリア:

 【ST】6→1 になりました。 これやばいのでは。


マーシュ:

 【LIFE】削れるうぅう。【ST】4→0、【LIFE】22→20に。


 あの、その、アイテムなんか恵んでください……うう。


ワイズマン:

 【ST】4→1になりました。ドMの2人は放っておいてもいいとして、アイテム分配しましょうか。


ロリア:

 そうか、【ドMの】の効果はまだ2人共発動してないのか……。


 とりあえずマーシュさんに【癒しのアンプル】1個渡しておきましょう。


マーシュ:

 ありがとうございます、ブワッ。


GM:

 ロリアさんの絶対生きようとする意志を感じる。今見たら渡した分込みで【癒しのアンプル】3つも持ってたし!


マーシュ:

 あと(クリア時の【伝説P】獲得用に)お守りシルバください、ワイズマンさん!!


ロリア:

 何があるかわかりませんから3シルバ渡しておきますか。


ワイズマン:

 じゃあマーシュさんに500シルバを。


マーシュ:

 わあいありがとございます! 503シルバ。やったね。


ワイズマン:

 ロリアさんはこちらの【サボテンの肉】をお食べ!


ロリア:

 しゅわんしゅわん、サボ肉1個食べました。【LIFE】17→20、【ST】1→4。


GM:

 ハキム「ううむ、厳しい旅になっておるな……そしてNPC多すぎてワシの出番忘れておったわい」


マーシュ:

 NPCいま何人いんの……。


GM:

 おじいちゃん、騎士神、ゴーストドッグ。


マーシュ:

 ロリアちゃんの紅一点感! ゴーストドックさんはその、うん、うん。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る