「殺人因果」

煩先生

 

下品な神様が

花嫁と背いて

僕から亡ぼす

全ての高潔は


胸騒ぎの中で

霊水を呷って

苦悩が和らぐ

空しい酩酊は


歪な浮浪者が

愛情も忘れて

路地裏で捌く

罪悪の胎児は


刃物の先端で

生命が震えて

終焉に善がる

美しい地獄は

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「殺人因果」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ