第29話 シャーロット号

 三国の緩衝地帯に存在する城郭都市メルカを出発した自動四輪車と大型自動二輪車――レヴェッカ、ティファニア、フィーリアを乗せた軍用自動四輪駆動車ジープと、ランス、スピアを乗せた〔汎用特殊大型自動二輪車ユナイテッド〕が、街道をオートラクシア方面へ疾走する。


 その先では、道が草原を貫いており――そこに、《トレイター保安官事務所》が誇る潜空艇・シャーロット号が着陸し、船体下方の後部ハッチを開放した。


 速度を落としたジープがスロープを上がって船内へ。それに〔ユナイテッド〕が続く。


 そして、2台を収容したシャーロット号は、後部ハッチを閉めながら速やかに離陸した。




「ジェット気流に乗って上手くすれば到着は明日の昼頃。だから、とりあえず今日使ってもらう部屋に案内するわね」


 ティファニアとフィーリアは、ジープと〔ユナイテッド〕を駐車した格納庫から螺旋階段を上がって行き、ランスとスピアはレヴェッカに促されてエレベーターに乗り込む。すると、レヴェッカは何も操作していないのに勝手に動き出した。


 シャーロット号の形状は、長い楕円形の気嚢の下に船が吊られたレトロな飛行船を彷彿とさせる。だがしかし、その実は気嚢を必要としない潜空艇。


 エレベーターは円筒形で、ゴンドラが上下するのではなく、レヴェッカと肩にスピアを乗せたランスが立っている円形の床だけが浮き上がるように上へ。それは吊られた船の中での移動にとどまらず、突き当りの天井がカメラのシャッターのように開くと何の支えもない空中を垂直に上昇し、同じく開放された隔壁を通過して外からは長い楕円形の気嚢のように見える部分の中へ吸い込まれた。


「うちの所員以外でこっち側にきたのは、ランス君とスピアちゃんが初めてよ」


 レヴェッカはそう言って開いた扉からエレベーターを降り、ついてきて、と内装は未完成と思しき細い通路を先に進んで行く。


「ここを使って」


 この一画は優先して作業を完了させたらしい。金属か磁器か見分ける事ができない不思議な素材でできた小判型のトンネルの中のような無機質な通路、その左右には同じ造りのドアが並んでいて、レヴェッカが足を止めたのはその中の一つの前。


 ランスが促されてドアの前に立つと、自動で開いた。


 中は狭い個室で、小さな嵌め殺しの窓が一つ。机、引き出し、本棚、椅子とセットのロフト式ベッドで奥行きは一杯。その反対側は何の変哲もない壁と思いきや、レヴェッカに促されてノックすると、継ぎ目一つない壁、その出入口寄りの半分がへこみ、横へスライドして収納スペースが現れた。


 とはいえ、荷物は使い古したリュック一つ。そこへ入れるほどのものではないのでそのまま閉じ、リュックはロフト式ベッドの下の机の上に置く。


 そして、到着までこの部屋で待機するつもりでいたランスだったが、


「ねぇ、ランス君。これから艦橋ブリッジに来てくれる? 船長がランス君に会いたがってるのよ。ランス君のおかげで船の修復が大幅に進んだからお礼を言いたいらしいの」


 その必要はありません、と一度は辞退したものの、そう言わずに、と乞われ、固辞するほどの理由がなかったので承諾し、艦橋へ向かう事に。


 ランスはスピアと共にレヴェッカの案内で通路を進み…………吊られている船のほうではなく気嚢部分の前方にある艦橋に辿り着いた。


 自動的に開いたドアからレヴェッカに続いて入る。すると、


「ようこそ、シャーロット号の艦橋ブリッジへ」


 美女と美少女のちょうど間の年頃、大人の色艶と少女の瑞々しさを兼ね備えた麗しき一人の乙女に出迎えられ――ランスはそうと悟らせずに、その肩の上にいるスピアはあからさまに毛を逆立てて、警戒する。


 それは、確かに今、目の前にいる、いるように見える、透き通るように白い肌と金髪碧眼の女性ヒューマンの気配がまるで感じられないからだ。


 竜族ドラゴンであるスピアはその超感覚で何かを感じ取っているようだが、【空識覚】では補足できず、【感覚共有】を試みても人であるランスには分からない。


「スピアちゃん、そんなに警戒しなくても大丈夫よ。彼女はシャーロット。人の姿で投影されたこの飛行船ふねの意思なの」


 レヴェッカにそう紹介された謎の乙女――この船と同じ名前の『シャーロット』はにっこりと微笑み、ランスはどう反応して良いのか分からず無反応。スピアは、きゅい? と小首を傾げた。


「それから――」


 それ以上の説明はなくレヴェッカの紹介は続く。


 通常はそれで理解できるのかもしれない。だが、エゼアルシルト軍幼年学校では特化修練を受けていたため、与えられた知識には偏りがある。それ故に、ランスにはレヴェッカの言っている事も、目の前の存在も、理解できなかった。


 ――何はともあれ。


 艦橋には、正面に並んで2席、側面の左右に1席ずつ、中央に1席の計5席あり、


「あっちがシャルロット。その隣がシャルロッテ」


 正面の2席からそれぞれ立ち上がった、スマートなパンツスーツを身に纏い丁寧に編みこんだ髪を後頭部でまとめている『シャルロット』と、クラシックなメイド服を身に纏い髪をポニーテールにしている『シャルロッテ』は、ゆったりとした古風な装束を身に纏っているシャーロットと容姿がまったく同じ。だが、後に紹介された二名には実体がある。


 しかし、両名とも人間ではない。【空識覚】で探ってみると、かつて遭遇したそのどれよりも精巧かつ比較にならないほど高い技術で製造された自動人形オートマタだという事が分かった。


 ランスが知る限り、これに類似するものは――


「そして、彼が『ゼロス・ガルド』。このシャーロット号の船長よ」


 最後に紹介されたのは、中央のシート――船長席から立ち上がって振り向いた、年の頃は二十歳前後に見える、額と両手の甲にシルバーメタリックの鉱石が融合している鉱物系人種ドヴェルグの青年。肌は浅黒く、黒のインナーとダークグレーのツナギを身に着け、アッシュブロンドの伸び放題といった感じの髪を首の後ろで適当に括り、表情はどこか気だるげな印象を受けるが鋼色の瞳には強い意志の光が宿っている。


所長あれの勢いに負けて断れなかったのか、酒に酔った勢いか、一時の気の迷いかは知らないが、資金提供、感謝している」


 ランスに向かって歩み寄ったゼロスは、ぶっきらぼうに言って右手を差し出し、


「持っていても使い道が分からなかった金です。有益に使って下さい」


 負けず劣らず無愛想に言って、ランスは握手に応じた。


「しばらく任せる」


 ゼロスの言葉に、はい、と頷くシャーロット。


 そして、船長が艦橋を離れようとすると、


「ちょ、ちょっとマスターッ! 私達のこと紹介してくれないのッ!?」


 メイド服姿のシャルロッテが信じられないと言わんばかりに訊く。それに対して、


「必要なら自分でしろ」


 ゼロスはそっけなく言い放ち、


「はーいっ! それでは――」

「――今は必要ないだろ。後にしろ」

「えぇ~――~ッ!?」


 盛大に抗議するシャルロッテを放置して艦橋の出入口へ。


「船を案内する」


 すれ違い様にゼロスはランスに声を掛け、ランスと肩の上のスピアはそれに頷いて返事を待たずに艦橋を出て行った船長に続く。


「ちょっとちょっとっ! 普段から人付き合いは苦手だと公言してはばからない船長様が自ら初対面の客人を案内するなんて、いったいどういう風の吹き回し?」


 ゼロスは、ニヤニヤ笑みを浮かべて問うレヴェッカを見事なまでに無視し、それが所長に対する態度か、という抗議を完膚なきまでに黙殺した。




 本人がそう口にした訳ではないが、どうやら、提供された資金がどう使われたのかを見せる――それが、ゼロスなりの誠意の示し方であり、感謝の表し方らしい。


 ランスは、好奇心旺盛なスピアが独りで駆けて行ってしまいそうだったので抱っこし、ゼロス、レヴェッカと共に船内を巡る。


「会議室だ」


「機関室だ」


「食堂だ」


「厨房だ」


 ゼロスは口下手らしく、そんなふうに一言で終わってしまう説明をレヴェッカが補足する。


 それによると、実のところ、このシャーロット号は全金属飛行船のような外観の潜空艇ではなく――


「魔王国時代に建造された有人格飛行戦闘艦?」


 経験から学習し、分析し、進化する人格を持った艦艇――それに関する知識をランスは持っていなかった。


 しかし、以前、テロ集団によってエゼアルシルト国内に持ち込まれた殺戮兵器、魔王国時代に製造された機械人形と戦った事がある。


 それは人型ではあってもさほど人を模していなかったが、シャルロットとシャルロッテを【空識覚】で探った時に似ていると思ったのは、当たらずとも遠からずといったところだろう。


 ――それはさておき。


 現在の外観は、長い楕円形の気嚢の下に船が吊られたレトロな飛行船を彷彿とさせる。だがしかし、実は気嚢部分に隠されている艦艇こそが真のシャーロット号という事らしい。


 では、何故偽装しているのか?


 それは、真のシャーロット号が有人格飛行で、実質的に空路を支配している天空都市国家グランディアが飛行機械の武装を規約で禁止しているからだろう。


「まぁ、戦闘艦と言っても、他を優先させてて武装は全滅のまま手付かずだし、そもそも偽装したままじゃ使えないのよね」


 それでも、いずれは武装を含めシャーロット号を完全に復元するつもり、との事。


「でしょう?」


 そうレヴェッカに同意を求められたゼロスは、あぁ、とそっけなく、だが、しっかりと頷いた。


 なんでも、有人格飛行戦闘艦は、独立した三つの中核コアで艦艇の運用や戦闘支援などを行なうシステムが搭載されており、船体と2体の自動人形それぞれにコアがある。


 そして、全ては、質の良い素材を求めて山奥で採掘を行なっていた鍛冶師ゼロスが、シャルロットの残骸を発掘した事から始まったらしい。


 興味本位でそれを調べてみると、コアに霊力を供給する装置が破損している事に気付き、ある程度の修復を施してからコアに霊力を充填すると、神器や宝具よりも明確な自我を有する人造精霊シャルロットが目覚めた。そして、既に前所有者マスターの死亡が確認されていたため、シャルロットはゼロスを新たなマスターと認め、修復を要請し、そのために必要な知識と技術を提供した。


 当時のゼロスは、自動人形じぶんの修復を要請されたのだと思って引き受けたのだが、シャルロットは自らの修復が完了すると当然のように姉妹の新たな機体の製造を求め、ほとんど一から製造したも同然だったため、もう1体くらいなら、とそれも了承したのだが、その時は、まさか『姉妹』というのが自動人形シャルロッテを含む有人格飛行戦闘艦シャーロットの事だとは思いもしなかったそうだ。


「でも結局、自分の手で船を造るためにグランディアにやってきて、事実上カネもコネもない民間人が自分の船を持つのは不可能だと知った。そして、それでもどうにかしようと足掻いていた時に私と出会い、仲間になったの。ね?」


 笑みを浮かべているレヴェッカに対して、ゼロスは暗澹たる面持ちで、あぁ、と頷き、


「その時の決断を、もう何度後悔した事か……」

「ちょっとそれどういう事ッ!?」

「あァッ!?」


 分からないとは言わせねぇぞッ!! と言わんばかりに睨まれたレヴェッカは、サッ、と目を逸らして視線を彷徨わせ、ゼロスは濃い疲労を感じさせる深いため息をつき、


「そっちは保安官の特権で俺が船を手に入れるために必要な書類を揃えて資金を提供する。その見返りに、こっちは移動手段を提供する。そんな美味しい話を疑いもせず乗った俺がバカだったんだ……」

「便宜的に書類上の所有者は《トレイター保安官事務所》所長わたしって事になってるけど、ちゃんとその約束を守ったからここにこうしてこの船があるんでしょッ!? それに、資金について文句を言いたいのは私だって同じよッ! 保安官になって、お爺様とフィードゥキア商会のカネとコネと情報網をフルに使ってこの世界から犯罪者を根絶やしにするつもりだったのに、可愛い孫娘のお願いをあっさり断った挙句、ポケットマネーからごくごく常識的な額の寄付しかしてくれないなんて……ッ!」


 ゼロスは、見通し甘過ぎんだろうが……、と呟いてもう一度ため息をつき、


「働かなければ給料が支払われず、かといって、作業の時間を削って働けば働いただけ、どこかの誰かさん達の大雑把な仕事振りに、悪評と賠償金の支払いで借金が増えていく悪夢のような日々……」


 しばらくの間、魚が死んだような目をしてブツブツ呟いていたが、頭を振って気を取り直すと、その日々を改善してくれたランスに改めて感謝の気持ちを伝え、


「これからもよろしく頼む」


 そう言って、ほんの少しだけ頬を緩めた。




 気嚢部分うえから吊られた船したへ。


 下から上へ移動する際には、その間に空間があって船外へ出られる甲板があったのだが、この時にはいつの間にか高速巡航モードに変形していて、船型ゴンドラが上昇し気嚢の下部に嵌まり込んでその空間がなくなっていた。


 最下層の格納庫、貨物室から螺旋階段を上がるとこちらにも船室があり、更にもう一つ上がった所が以前通された事がある居住区画キャビンだったのだが――


「どう? 見違えたでしょう?」


 後からドアを潜ったレヴェッカがそう言って自慢げに胸を張る。


 前に来た時は配管や配線が剥き出しで、床板も最低限の動線にしか張られておらず、照明は一つきり。その下に白いテーブルクロスが敷かれた丸テーブルと折り畳み式のパイプ椅子が置かれ、明かりが届かない場所は闇に覆われていた。


 しかし、今は広々としたフロアのおよそ3分の1が長方形のテーブルとソファーのセットが置かれた応接室のような空間に、残りが、強いこだわりが感じられる木の風合いが生かされたレトロな酒場バーのような空間に変貌を遂げていた。


「いらっしゃいませ! こちらへどうぞ!」


 壁に設置されたランプのような照明ライトが柔らかな光を点し、天井に設置されたシーリングファンが気密性の高い船内の空気を攪拌している。


 奥の棚にまだ酒瓶は並んでいないがバーカウンターがあってその前にはスツールが並び、その後ろには丸テーブルと椅子のセットが二組。他にも、壁にはナイフ用とダーツ用の的があり、ジュークボックスからは流行の曲が流れ……。


 そんな飛行船ふねの中とは思えない光景を眺めていたランスとスピアは、クラシックなメイド服姿のシャルロッテに促されてカウンター席へ。


 ゼロスが一足先に定位置らしい一番端の席に着き、ランスはその隣のスツールに腰を下ろす。それから、抱っこしていたスピアを更に隣の席に下ろそうとしたが、甘えん坊の幼竜ドラゴンはごしゅじんの膝の上が良いらしい。


 船内を案内されている内に夕食の時間になっていたようで、シャルロッテが配膳する間に、応接セットのほうでボードゲームに興じていたティファニアとフィーリアが丸テーブルのほうへ移り、そこにレヴェッカも加わった。


「あのぅ、スピアちゃんの分はどうしましょう?」

「必要ありません」

「そうなんですか?」

「俺と同じものを食べたいだけで量は必要ないので、一緒に食べます」

「じゃあ、ランスくんの分を少し多めにしておきますね!」


 人間としか思えない笑みを残してシャルロッテがカウンターに入り、


「……あ、あのっ、……それって、大丈夫なんですか?」


 男性恐怖症だというフィーリアが声をかけてきた事を意外に思っていると、それを補足するようにティファニアが、


「ドラゴンって、口内に数百種類のバクテリアを飼っててヤバイって聞いた事あるんだけど?」


 確かに、普通ならそうだ。咬まれたら即座に適切な処置を施さないと傷口が腐り、全身にバクテリアが回ってしまえばまず助からない。同じスプーンで食事しようものなら、内臓から腐って血を吐きながら長く苦しんで死ぬ事になるだろう。だが、


「スピアは大丈夫です」


 際限なく喰らい、喰らったものを無害化して吸収し、喰らったものの特性を自分のものとする餓喰吸収能力の副次的な効果によって、スピアの口内では生存できないためほぼ無菌状態。故に、飼い犬や家猫よりも安全なのだ。


 しかも、形態変化で味蕾みらい――舌にある味を感じる細胞の数を増減できるため、捌きたての獲物のまだ湯気が立つ血塗れの内臓を美味しく食べる事もできれば、人と同じ料理をしっかりと味わう事もできる。


「スピア」

「あ~~んっ」


 よくペットに間違われる小飛竜スピアだが、見かけがどんなに可愛くとも人より上位の種族。ランスはそれを弁えているからこそ、同じ皿の料理を食べる時は一口目をスピアに譲る。


「ん~~っ んまいっ」

「うふふっ、どうもありがとうっ」


 シャルロッテは嬉しそうに微笑み、スピアがもっとほしそうにしているので、ランスはスープをスプーンですくい慣れた手付きで小飛竜の口許に運ぶ。その様子を見ようとレヴェッカ、ティファニア、フィーリアが腰を浮かして首を伸ばし、飲み物が入ったコップを倒しそうになって行儀が悪いとシャルロッテに叱られた。


 そんなふうに夕食を楽しみながら穏やかな時を過し……


「――ぶふッ!?」


 突然、ゼロスが吹き出した。


 いったいどうしたのかとゲホゲホ咳き込む船長に視線が集まり……


「お、おいっ! 今なんてったッ!?」


 珍しく取り乱したゼロスに問われたレヴェッカは、きょとんとしてから、


「最高の船に、美味しい食事――」

「――その後だッ!」

「うちの事務所に入りたくなったんじゃない?」

「お前、誘ったって言ってただろッ!?」

「誘ったわよ。でも断られたの。だからまた誘ってるんじゃない」


 ゼロスは絶句した。その様子は、まさに開いた口が塞がらない。


「ん?」と怪訝そうに眉根を寄せ「――あっ! あんたまさか、ランス君が仲間になったんだと思ってたの?」

「~~~~ッ!?」

「なるほど。だからわざわざ案内を買って出たし、私が説明するのを止めなかったのね」

「だってお前……~ッ! じゃあ何でこの船の秘密を……ッ!?」

「大丈夫よ。ランス君は口が堅いから」


 笑ってそう言うレヴェッカを、未知の生命体を発見したような目で見るゼロス。


 ランスは、先程の彼の、これからもよろしく頼む、という発言は、話の流れから寄付の事だと思っていたのだが、どうやら違ったらしい。


「それでどう、ランス君?」

「お断りします」

「――それでも私は諦めないッ!! いずれ必ず仲間になってもらうからねッ!」


 ランスはどう答えれば良いのか分からずスピアと顔を見合わせ、ゼロスは頭を抱えてカウンターに突っ伏した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る