第11話 サルカニ合戦
「やぁカニさん、いいプロテインを持っているね、どうだいボクのアーモンドを交換しないかい?」
猿がカニに話しかけます。
「アーモンドは筋肉の栄養補給にはとてもよいのだぜ」
「ホントかい?」
「そうさ…この種一粒植えれば、秋にはアーモンドで一杯さ」
猿に騙されてカニは交換したアーモンドを庭に植えました。
毎日、毎日、水をマッスル、マッスル注いでいます。
大切に育てたアーモンドはムキッ、ムキッと大きくなって、アーモンドの実がミチッ、ミチッと実りました。
ところがカニは木登りが出来ません。
そこで猿に頼んで採ってもらおうとしたのですが…猿はアーモンドを落としてくれません。
「早く僕にもアーモンドを食べさせておくれよ」
「うるせぇ!これでもくらえ!」
カニめがけて大きなアーモンドを投げつけます。
憐れカニはアーモンドに打ち抜かれDEATHりました。
猿は自慢の筋肉をミチミチ云わせて笑っています。
お腹いっぱいになった猿はカニの家でアーモンドをローストすることにしました。
ミネラルとプロテインをたっぷりとまぶして食べるつもりなのです。
「ファッキンど腐れ野郎だぜ!」
それを知った蜂がクリとリス…じゃなくウスを引き連れてやってきました。
「Hey イエローモンキー!いい気になるなYo」
「お前の方がイエローじゃねぇかYo Bee」
その時、猿の顔めがけて火で炙られたクリがバチーンとHey Yoします。
すかさず蜂が毒針でメ~ンして、家から飛び出した猿にリスじゃなくてウスが、
上からSay Hoしました。
押さえ付けられた猿の毛を悪そなカニ友がワラワラ集まってきて毛をむしり取ります。
剥げた猿の身体に、たっぷりミネラル岩塩を擦り込んでディスりましたとさ。
注…アーモンドはローストしてスタッフが美味しく頂きました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます