4歳児、転生がバレたので家出する - 後に赤い悪魔と呼ばれる予定です
でもん
第1章 4歳児、奴隷になる
プロローグ
「シャー!」
僕の目の前には大人ほどの大きさもある黒い2匹の巨大な蜘蛛。そしてその奥には、さらに巨大な白い蜘蛛が僕らを狙っていた。
まさに絶対絶命の危機だ。
だが逃げ出す訳には行かない。
僕は、頭に昆布を乗せた全裸の幼女を庇うように蜘蛛の前に両手を広げ立ちはだかる。
「大丈夫、僕が……護るから……」
4歳の僕が稼げる時間は、幾ばくのものだろうか。
それでも、男として、やらなければならない時もある。
その時……
「平気」
幼女はそう呟き、僕を押しのけ、蜘蛛の前に出た……
何を……
僕がそう思う間もなく、幼女の身体は光に包まれ……そして、僕の目の前には黒い鞘と、抜身の黒い刀身の剣が転がった。
僕は呆然としながらも、ゆっくりとした動作で、その剣を広い上げ、目の前に立ちはだかる巨大な蜘蛛どもを見つめた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます