黄昏色の巡礼者

歩き方を忘れたページに怒りを書き込みながら

端の方を小さな勇気で殴りつける時間が終わらない

世界は僕をどんな明日に結ぶのだろう

とげの絆にび付く円に

それでもなお 人が魅せられるのは何故だろう


殺された天使の翼から

あの高い空の鍵は夕暮れ色にこぼれ落ちる

そんな景色が胸の中のにが螺旋らせんに貼り付くと

命の隅に座り込む淡い光が




ビルの上から、飛び降りた。

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