第18話 これから、どう生きるか

2021年、夏。真面目に未来を考えないといけないと思った。

昨年6月に、アルコール依存症で余命1年と宣告され、その気になっていた。気取って緩慢な自殺と称しては、ハイボールを飲み続けた。歩けなくなった。便失禁が続いている。1日1食になった。それでも死なない。この調子だと、あと10年生きるかもしれないと思うと怖くなった。ビジョンが何もないからだ。

これから、どう生きるかの前に現状を整理しておこう。抑うつ状態。生活のリズムが狂っている。睡眠障害。アルコール依存。喘息。心臓病。原因不明の周期的にくる体幹機能障害。毎週月曜日にガイドヘルプとバスで通院。家事支援のヘルパーさんは週4回。訪問看護が週2回。障害厚生年金2級。生活保護4年目。金銭管理サポートを利用しており、月、水、金、土と週4回、3000円が振り込まれる。着替えをしない。寝ても起きても一緒だ。お金は半分以上が酒とタバコで消える。文化的支出ゼロ。飲んでいる薬は、精神科だけで、8種類。インヴェガは9mg飲んでいる。レキサルティ、トリンテリックス、リフレックスが柱だ。ただ、買い物に行くだけの行動半径。刺激のない、だらけた日常だ。

とてもではないが、こんな日常には耐えられない。何かをしないとダメだ。

就労継続支援B型や、地域活動支援センターを経験しているが、かなり違う。社会的に認められることをしたいのだ。承認欲求が強いのである。理想は社会哲学の本を出版し、印税収入を得ること。極めて高いハードルだ。

生活保護を脱出すると、金銭管理サポートを受けられなくなる。寛解して、障害者でなくなると、家事支援や移動支援のヘルパーさんが付かなくなる。障害厚生年金も、もらえなくなる。これは困る。寛解では困るのだ。

書くこと。それだけが私の存在証明だ。もっと上を目指せ。腐るな。ブログも真剣に書け。内容を濃くせよ。クオリティを重視せよ。楽しめ。インプットを怠るな。毎日書け。目標を明確にせよ。計画を練り込め。時間はあるぞ。急げ。焦るな。

これから、どう生きるのか。見えてきたな。書き続けることだ。自らの社会哲学を書き続けることだ。精神障害にこだわるな。

ロバート空間・狂月はやり過ぎだろう。白井京月に戻した方が良くないか。いまさらだろうか。

課題は何だ。健康だ。そして、インプットだ。さらに計画だ。

このテンションの高さ、脈略のなさは何だ。やはり、精神疾患か。どうせまた落ちる。そんなもんだ。結局、何も出来ないのだ、と急に鬱になる。

これから、どう生きるかか。思うがままでいけなのか。気ままというのも、ありだと思う。計画は苦しいよ。ただ、何か一発、秘めておきたいな。

どうした。昨日と今日で別人か。続きは、明日だ。

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