第14話 20年間の病相の変化
1999年。典型的な躁状態と重要人物妄想。非定型精神病と診断された。主要な薬は、リスパダールとソラナックス。以降、約2年おきに再発、入院を繰り返すも、入院は1ケ月程度。知能の低下は無く、仕事もでき、2011年の自由定年まで仕事をした。
2011年7月、入院。この頃も知能は正常だった。
問題は、2014年の妄想だ。激しかった。大学の学長になると妄想した。防衛省から25億円の報奨金があ現金輸送車で来ると妄想した。妄想は1ケ月もせずに妄想だったと理解できるようになる。
2015年から貧困になった。自己破産した。仕事は無かった。この頃から病相が大きく変化した。
パソコンで作業中に、突然ヒヒーンと鳴いた。布団の中では、ワンワンと吠えるようになった。知能は著しく低下した。本が読めなくなった。
2018年には、アルコール依存症になった。自我が崩れていった。私が誰なのか、虚ろになった。
生活リズムが無くなった。断続的にしか眠れない。いま、午前2時である。
知能の低下。自我の崩壊。病状の変化なのか、薬の影響なのかは分からない。
悲しい。悲惨である。もう、一般世界へは戻れない。精神障害者世界で生きるしかないのだ。
狂気は減少した。ただ知能は低下し、自我が脆くなった。躁うつ病よりも、統合失調の傾向が強くなった。躁よりも鬱がひどくなった。診断名、統合失調感情障害。
もう、流れにまかせるしかない。何も考えられない。どうした脳よ。
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